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保護犬・保護猫カフェ 川西店

保護犬・保護猫ちゃん達の新しい家族を探しています!

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カイトくん、卒業しました

こんばんは。
一昨日里親様が決まったトイプードルのカイトくんですが、今日無事お迎えに来てもらって卒業しました



カイトがカフェに来たのは昨年の5月23日、8歳でした。

それから8ヵ月余りを、カイトはカフェで過ごしました。

春から夏。

秋を超えて冬。

後輩たちが次々と里親様が決まり、
「○○ちゃん卒業です!」
と拍手で見送られる姿や光景を
カイトは見続けていました。
一番の古株だったかのこちゃんも10月に卒業。

それからは筆頭となり、
カイトが見送った数は71頭になっていました。

ワンちゃんは多くを知っています。
私達が、犬だからたぶん判らないだろうと高をくくりがちですが
本当は思う以上に理解力があります。
また、感じる力を持っています。
だから、他のワンちゃん達が幸せそうに家族と帰っていく姿を
カイトは多分理解していたと思います。

臆病で怖がり。
気が小さいけれど、怒りんぼ。

女のワンちゃんは大好きだけど、男の子はNG。
抱っこされている自分の側を男子が通り過ぎるだけで、唸ってしまう。

近づいて行って一喝されると、腰を抜かさんばかりに驚いてビビッてもう近寄れない。
怖そうな大きなワンちゃんには気配を消してしまう。

それが私が知るカイトの性格です。

また最初は誰にでも抱っこもされていたけれど、ヒート女子へのアタックや男の事のトラブルのたびに
「カイト!」
と注意されたり、抱き上げられたり、ケージや厨房前のエリアに隔離されているうちに

いつしか呼ばれただけで逃げるようになったカイト。

更にマーキングばかり。
ビビりな心の動揺をマーキングで落ち着かせるように、色んな所にし続けました。

それでも・・。
私には愛すべき可愛いワンちゃんでした。
えこひいきと言われればそうなのかもしれませんが、
その臆病でいつも逃げ腰でビビりなカイトが大好きでした。

カフェに来るまでに8年間いた場所はどんなところだったかは知る由もありませんが
長年染みついた何かがそうさせているのかもしれないと思うと
受け止めてあげたい。
そう思って接しているうちに、甘えてくれるようになっていました。

カイトは本当は、ただ甘えたなワンちゃんでした。

そのカイトならではの可愛さに気づいてくださる方もいました。
でも、少し条件にそぐわなかったり、マーキングの多さが気になるとおっしゃられて諦められたり
もう一頭のワンちゃんと一緒に検討されて落選したり。
なかなかご縁は訪れませんでした。

それでも、私はきっと素敵なお家が見つかると信じていました。
何故なら・・。
「長くカフェにいた子は飛び切り素敵なお家が決まる」
と言う、川西にはジンクスがあるからです。


里親様は1月12日に初めてご家族皆さんでカフェに来てくださいました。
数年前に愛犬を亡くされてから、なかなか新しいワンちゃんをお迎えすることに前向きになれなかったとのことでした。
長く時間を過ごしてくださったこの日は、何もおっしゃらずにカフェを後にされました。
その翌週の日曜日に、お母様と一番下のお嬢様とで再度ご来店くださいました。
この日、色々とお話をさせていただきました。
お父様はワンちゃんを一緒に仕事場に連れて行きたい。
だけどお仕事の関係で毛が抜けない子がいいので、トイプードルをお望みとのことでした。

そしてそれからさらに翌週の日曜日。
朝、お電話をくださいました。
「カイトくんが気になっています」
そうおっしゃられて、この日ご家族全員でカイトに会いに来てくださったのです。


チャンス到来でした。
それは、カイトにとってこの上ない環境と温かなご家族だったからです。
私は迷うことなくカイトの全てをお話しました。
一番気になるのは、マーキング。
オスが持つ本来の習性。
一日中繰り返すマーキングの事を隠すわけには行きません。
ご家族は少し戸惑われながらも、それを理解しようと努めてくださいました。

そして何より私が心打たれたのはご主人の一言でした。
また犬を飼いたいと思った時に、今度は保護犬を迎えようと思われたそうです。

「それぞれの過去がある子達。
何かあって当たり前。
良い子だけを迎えたいなら、ペットショップで買っただろう。
でも、理解したいし寄り添いたい。
最初は懐かなくても構わない」
そうおっしゃられたご主人の言葉に、実は胸がいっぱいになっていました。

もう一度家族と相談します。
そう言われて帰られたこの日から4日後。
奥様がカフェに来てくださり、引き取るご意思をお伝えくださいました。

あのご家族皆さんでカイトを見に来てくださった日の帰り、
引き取るかどうかではなくて新しい名前をどうするか。
実はもうそんなお話をされていたそうです。
そしてご主人の職場に、新しくカイトが過ごせるお部屋をリニューアル中だということもお伝えくださいました。

大勢ワンちゃんがいる中の1頭から、ご家族の中でのたった1頭へ。

遅ればせながらのチヤホヤがカイトを待っています。
今日の卒業の日。
来られる予定では無かったボランティアさん達や常連のお客様も何人か駆けつけてくださり、大きな拍手で見送られる賑やかな卒業になりました。

それは後輩の門出を何頭も見守り続けた、カイトにふさわしい卒業の瞬間でした。

里親様。
この度はカイトくんとのご縁を繋いでくださって本当にありがとうございました。

ご家族皆さんでカイトくんを選んでいただいたこと。
カイトくんのことをご理解くださったこと。
ご家族皆さんの優しさすべてに感謝しています。
カイトくんが上手くお家に馴染んでいけるか少し不安もありますが、きっとそれほど時間はかからないと思います。

またぜひ、様子をお知らせいただけると幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。

そして帰られてからすぐいただいたメールには・・・。
初めての電車での移動の様子。

お家に着いて少しおどおどしながらも、拍子抜けするほどまったりとしている様子。

テレビに驚き、目を丸くして見ている様子。

まだ一度もマーキングせずに過ごしている様子。
お嬢様のお膝で寛ぐ様子。

そのまま寝ちゃった様子。
等々たくさんお写真に加えて・・・。
その後は
ご飯をぺろりと食べて
おしっこもしたようです。


そして最後に・・・。
「ボランティアの方々、カイくんに関わってくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです」
「可愛いカイくんが今までご縁が無かったのが不思議ですが、我が家と繋がっていたのならカイくんと出会えて我が家はラッキーですね。残りの犬生、一日でも長く存分に楽しんで欲しいです」
と、こんな嬉しい言葉を添えてくださいました。

新しい名前は・・・。
「カイ」くん
今までカイトと長く呼ばれていたため、響きを残していただきました。

カイトへ。
(敢えてカイトと呼ばせてください)
カフェに来たときに、ガリガリにやせ細った身体が気になって気になって

たくさんご飯をあげたらお腹を壊しちゃったこと。
なかなか体重が増えてこなくて・・・心配だった。
それから確かに犬付き合いはいい方ではなかったけれど
小さくフンフンと鼻を鳴らして威嚇するでもない小さな抗議も可愛くて大好きだったよ。

他のワンちゃんに一喝された時や怖い大きなワンちゃんと遭遇したときは
そーっと私の後ろに隠れていたこと。
更にくりくりの大きなオメメや、名前を呼ぶと近くに寄って来てくれたり

私のエプロンを思い切り長い時間カリカリしてホリホリしてからお膝に乗ってくるところも
愛おし過ぎで大好きでした。


8カ月は決して短い時間ではないけれど
カイトがやっと見つけた飛び切りの幸せに、
心からおめでとうを言わせてね。

カイトありがとう。
そして卒業、本当におめでとう

カイトとご家族皆さんの未来がずっと幸せでありますように・・・

では・・。

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*** COMMENT ***

おめでとう♪

カイト君、素敵な家族と出会えたこと、本当に良かったね!
なんて素直な子なんだろうなーって、そちらへ行った時に感じた第一印象でした。
おうちで過ごしている顔が、すごく和やかで幸せそう♪ホントに良かったね!
久しぶりにかのちゃんのお写真が見れて、倍の幸せ報告記事でした!!

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