アイビスちゃん卒業
[No.1349] 2023/02/25 (Sat) 15:54
こんにちは。
2月23日木曜日にお家が決まったミニチュアダックスフンドのアイビスちゃん。
2月25日土曜日にお迎えに来ていただき、無事卒業しました

アイビスちゃんが川西に来てくれたのは2月14日のバレンタインデーの日でした。

保護されたのはその少し前。
目まぐるしく変わる環境の中、初対面は案の定ブルブルからのスタートになりました。
怖いのと不安とでいっぱいいっぱいなんだけど…。
それでも人は好きなようで、新メンバーが来た日に担当してくれるボランティアさん達の前で、シッポがお腹の方に巻き込んでいたにもかかわらず、巻き込んだままフリフリしてくれました。

頑張るアイビスちゃん。
抱っこするとピタッと身体をくっつけてくれました。

でも、ゴツゴツ骨が手に当たり痩せていてとても小さな身体。

ご飯も落ち着かなくて、最初は全く食べてくれなくて。
最初から贅沢はダメなんだけどね、って思いながらも美味しい缶詰を混ぜて出しあげました。
そうして1日1日過ごすうちに、少ししたら完食してくれるようになってくれたアイビスちゃん。
食べてくれて本当にホッとしました。
そしてカフェに来て3日後の金曜の朝、事件は起ったのです💦
朝、アイビスちゃんのケージの中のフリースに血が結構広範囲に付着…。

え、何?
どこからの血?
もうびっくりして身体をくまなくチェックしたところ…。
右後脚の肉球パッドから血が出ていました。

とりあえずは抗生剤を塗布し、テーピングしましたが、夜の間に取ってしまってまたまた出血。
その後日に日に右脚は治ってきていたのに、新たに左脚の違うところに腫れができていてそこからも出血。その後自壊。
日曜日の夜、急ぎ病院で診てもらったところ、その箇所があまりに腫れすぎているので一旦飲み薬で腫れを引かせてから細胞診をすることになりました。


そもそも、カフェに来た日の夜、ケージで夜通しずっと吠え続けていたアイビスちゃんでしたが、その日の夜カラーをつけるとさらに鳴き続けました。
だからカラーは一晩だけで断念。
それからはテーピングの上から靴下を履いてもらって頑張ってもらいました。

が、どうしても夜中に靴下を脱いで噛む。
そしてまた血だらけになる…。
を繰り返しました。
甘えん坊。
構って欲しい。
そう全力で表現するアイビス。
ゲージでは吠えちゃうし出たがります。

人がいるとご機嫌。

人のお膝では落ち着いて寝てしまう。
そのお膝が安心過ぎて、降ろしても降ろしても自ら戻って行くということを毎日。



肉球を噛むのも、構って欲しいからなのかと思いました。
ただ、肉球は投薬と薬の塗布で徐々に改善していきました。
アイビスちゃんに会いに来てくださったご家族が何組かおられる中、日曜日に少し遠方からご来店くださったご家族がいらっしゃいました。
ご一緒に来てくださったのは、息子さんと息子さんのご友人、先住犬でもうすぐ14歳のダックスのマロくんでした。

マロくんはイケメンブラックタンの男の子。
相性を見たいとおっしゃられて一緒に来てくれました。
アイビスといえばマイペースそのもの。
息子さん達に抱っこされて、背中を丸めてニャンコみたいにずっとお膝を温めていましたので、相性は…お互い特に興味も無い感じ。





相性は、お家に行ってからが本当の意味で2人の始まりにはなります。
里親様のお家には元保護犬ワイヤーダックスの女の子がいらっしゃったそうですが、残念ながら今年亡くなられていました。
マロくんは元気が無くなってしまったそうなので、アイビスの存在がまたマロくんにも生きる活力になってもらえたら…ということもあっての想いもお持ちだったと思います。
ただ…少しお留守がちなお家であったため、もう少しお考えになりたいとおっしゃられてカフェを後にされました。
それはアイビスが甘えん坊でケージが嫌い。お留守の間に寂しくて足をまた噛んでしまうかもしれない。マロくんとの相性もお家でどうなのか。
持ち帰られてお考えになられるためでした。
その後、水曜日もお電話でも色々お話をさせていただきました。
アイビスのことを想っていただくが故、悩まれて悩まれて悩まれて…。

一旦は諦められました。
でも。
翌木曜日の開店間もなくに、マロくんとご一緒にカフェに来てくださったのです。
「どうしてもアイビスちゃんが頭から離れなくて、引き取らせていただきたい」とおっしゃられて。
お車を飛ばして来てくださいました。
私は…アイビスへの強い想いに、実は胸がいっぱいになっていました。
お留守番については、息子さんとご相談くださって在宅ワークを増やしていただくことや、ご自身もお休みを取りながらしっかり見ていきたいと言っていただきました。


保護犬を育てておられたご経験や温かなお人柄の里親様。
何より、こんなにもアイビスのことを考えてくださり、悩まれ、それでもアイビスが好きといって望んでくださるお家に行かせてあげることこそがアイビスの幸せであること。

私にはもう充分過ぎるほどでした。
この日ご契約させていただき、土曜日晴れてお迎えに来てもらって卒業となりました。
里親様へ
この度は素敵なご縁を繋いでいただきましてありがとうございました。

里親様の、アイビスちゃんを想ってくださる優しいお気持ちが伝わり胸がいっぱいになりました。
お家の子にしていただき本当に感謝しています。
甘えん坊さんがお家でどう変わったりするのか、またマロくんとの仲がどうなるのか、楽しみでもあります。
またよろしかったら様子などお知らせいただけましたら幸いです。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
アイちゃんへ

お膝へのよじ登り
そのままずっとお膝にいて
最後は寝てしまう。
降ろしてもすぐまた同じ繰り返し。
アイちゃんは、何人ものお客様のお膝を痺れさせた名人だったね。
でも人のそばにいるときだけ安心やったんよね。
ご飯もオヤツも、抱っこの次で大丈夫です!
そう言ってる気がした。

そんな構っちょな可愛いアイちゃんのことを
お母さんは大好きなんだって言ってくれたよ。
これからはちょっとはお留守番できるようになったり、
マロくんと遊べるようになったり、
少しだけ頑張ってみて欲しいと思います。
アイちゃん、幸せにね。

卒業おめでとう
アイビスちゃんの新しい名前は…。
「凛(りん)ちゃん」になりました。
里親様がお顔が凛としてるとおっしゃられてつけてくださいました。
里親様ありがとうございました。
では。
2月23日木曜日にお家が決まったミニチュアダックスフンドのアイビスちゃん。
2月25日土曜日にお迎えに来ていただき、無事卒業しました


アイビスちゃんが川西に来てくれたのは2月14日のバレンタインデーの日でした。

保護されたのはその少し前。
目まぐるしく変わる環境の中、初対面は案の定ブルブルからのスタートになりました。
怖いのと不安とでいっぱいいっぱいなんだけど…。
それでも人は好きなようで、新メンバーが来た日に担当してくれるボランティアさん達の前で、シッポがお腹の方に巻き込んでいたにもかかわらず、巻き込んだままフリフリしてくれました。

頑張るアイビスちゃん。
抱っこするとピタッと身体をくっつけてくれました。

でも、ゴツゴツ骨が手に当たり痩せていてとても小さな身体。

ご飯も落ち着かなくて、最初は全く食べてくれなくて。
最初から贅沢はダメなんだけどね、って思いながらも美味しい缶詰を混ぜて出しあげました。
そうして1日1日過ごすうちに、少ししたら完食してくれるようになってくれたアイビスちゃん。
食べてくれて本当にホッとしました。
そしてカフェに来て3日後の金曜の朝、事件は起ったのです💦
朝、アイビスちゃんのケージの中のフリースに血が結構広範囲に付着…。

え、何?
どこからの血?
もうびっくりして身体をくまなくチェックしたところ…。
右後脚の肉球パッドから血が出ていました。

とりあえずは抗生剤を塗布し、テーピングしましたが、夜の間に取ってしまってまたまた出血。
その後日に日に右脚は治ってきていたのに、新たに左脚の違うところに腫れができていてそこからも出血。その後自壊。
日曜日の夜、急ぎ病院で診てもらったところ、その箇所があまりに腫れすぎているので一旦飲み薬で腫れを引かせてから細胞診をすることになりました。


そもそも、カフェに来た日の夜、ケージで夜通しずっと吠え続けていたアイビスちゃんでしたが、その日の夜カラーをつけるとさらに鳴き続けました。
だからカラーは一晩だけで断念。
それからはテーピングの上から靴下を履いてもらって頑張ってもらいました。

が、どうしても夜中に靴下を脱いで噛む。
そしてまた血だらけになる…。
を繰り返しました。
甘えん坊。
構って欲しい。
そう全力で表現するアイビス。
ゲージでは吠えちゃうし出たがります。

人がいるとご機嫌。

人のお膝では落ち着いて寝てしまう。
そのお膝が安心過ぎて、降ろしても降ろしても自ら戻って行くということを毎日。



肉球を噛むのも、構って欲しいからなのかと思いました。
ただ、肉球は投薬と薬の塗布で徐々に改善していきました。
アイビスちゃんに会いに来てくださったご家族が何組かおられる中、日曜日に少し遠方からご来店くださったご家族がいらっしゃいました。
ご一緒に来てくださったのは、息子さんと息子さんのご友人、先住犬でもうすぐ14歳のダックスのマロくんでした。

マロくんはイケメンブラックタンの男の子。
相性を見たいとおっしゃられて一緒に来てくれました。
アイビスといえばマイペースそのもの。
息子さん達に抱っこされて、背中を丸めてニャンコみたいにずっとお膝を温めていましたので、相性は…お互い特に興味も無い感じ。





相性は、お家に行ってからが本当の意味で2人の始まりにはなります。
里親様のお家には元保護犬ワイヤーダックスの女の子がいらっしゃったそうですが、残念ながら今年亡くなられていました。
マロくんは元気が無くなってしまったそうなので、アイビスの存在がまたマロくんにも生きる活力になってもらえたら…ということもあっての想いもお持ちだったと思います。
ただ…少しお留守がちなお家であったため、もう少しお考えになりたいとおっしゃられてカフェを後にされました。
それはアイビスが甘えん坊でケージが嫌い。お留守の間に寂しくて足をまた噛んでしまうかもしれない。マロくんとの相性もお家でどうなのか。
持ち帰られてお考えになられるためでした。
その後、水曜日もお電話でも色々お話をさせていただきました。
アイビスのことを想っていただくが故、悩まれて悩まれて悩まれて…。

一旦は諦められました。
でも。
翌木曜日の開店間もなくに、マロくんとご一緒にカフェに来てくださったのです。
「どうしてもアイビスちゃんが頭から離れなくて、引き取らせていただきたい」とおっしゃられて。
お車を飛ばして来てくださいました。
私は…アイビスへの強い想いに、実は胸がいっぱいになっていました。
お留守番については、息子さんとご相談くださって在宅ワークを増やしていただくことや、ご自身もお休みを取りながらしっかり見ていきたいと言っていただきました。


保護犬を育てておられたご経験や温かなお人柄の里親様。
何より、こんなにもアイビスのことを考えてくださり、悩まれ、それでもアイビスが好きといって望んでくださるお家に行かせてあげることこそがアイビスの幸せであること。

私にはもう充分過ぎるほどでした。
この日ご契約させていただき、土曜日晴れてお迎えに来てもらって卒業となりました。
里親様へ
この度は素敵なご縁を繋いでいただきましてありがとうございました。

里親様の、アイビスちゃんを想ってくださる優しいお気持ちが伝わり胸がいっぱいになりました。
お家の子にしていただき本当に感謝しています。
甘えん坊さんがお家でどう変わったりするのか、またマロくんとの仲がどうなるのか、楽しみでもあります。
またよろしかったら様子などお知らせいただけましたら幸いです。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
アイちゃんへ

お膝へのよじ登り
そのままずっとお膝にいて
最後は寝てしまう。
降ろしてもすぐまた同じ繰り返し。
アイちゃんは、何人ものお客様のお膝を痺れさせた名人だったね。
でも人のそばにいるときだけ安心やったんよね。
ご飯もオヤツも、抱っこの次で大丈夫です!
そう言ってる気がした。

そんな構っちょな可愛いアイちゃんのことを
お母さんは大好きなんだって言ってくれたよ。
これからはちょっとはお留守番できるようになったり、
マロくんと遊べるようになったり、
少しだけ頑張ってみて欲しいと思います。
アイちゃん、幸せにね。

卒業おめでとう

アイビスちゃんの新しい名前は…。
「凛(りん)ちゃん」になりました。
里親様がお顔が凛としてるとおっしゃられてつけてくださいました。
里親様ありがとうございました。
では。
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