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保護犬・保護猫カフェ 川西店

保護犬・保護猫ちゃん達の新しい家族を探しています!

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ルリルンちゃんの卒業

おはようございます。
11月23日水曜日、トイプードルのルリルンちゃんに素敵なご縁が繋がり、卒業しました

↑向かって左がルリルンちゃん。右が先住犬の桃香ちゃんです。


ルリルンちゃんがカフェに来てくれたのは、10月11日のこと。
オメメがちょっと離れた、7歳の可愛くて美人さん。

大人しくていじらしいタイプでした。
初日の夕方に連れて行った病院では、ずっと震えが止まらずにいて。
初めての場所で、きっと心細くて怖かったのだと思います。


この日診察をしてもらったルリルン。
ある疾患が見つかってしまいました。
腰に約5㎝の大きな出来物。

最初は脂肪腫かと思っていたのですが、細胞診をしてもらって解ったこと。
それは…その脂肪腫の中に硬いコリコリがあって、それが肥満細胞腫(悪性腫瘍)でした。

更には、脂肪腫のほうにも肥満細胞腫が浸潤していました。


肥満細胞腫は皮膚の表面に出来るものと、皮膚の中にできるものとがあります。
ルリルンのは、皮膚の中にできたもの。
「取れるの? 治るの? 転移は?」
頭が一瞬、真っ白になりました。


でも、まずは手術して取ってあげるしかありません。
先生は一番早い手術日を、すぐさま取ってくださいました。
そしてラブファイブの代表に報告して了承をいただいて、3日後の11月14日に手術してもらいました。

どうか無事手術が終わりますようにとカフェの皆なで元気玉を送り、夜無事手術が終わった事を先生からご連絡いただいた時、まずはホッと胸を撫で下ろしました。

(以降、患部の写真がでてきます。少しグロテスクなため、苦手な方はスルーしてください)

翌日病院に面会に行ったときに見せていただいた手術の写真。
思わず涙が出て来ました。

大きくマージン(範囲)を取って切除したため傷が大きすぎて、背中の他の皮膚を移植してもらっていました。
大きく患部を縫い合わせたその背中。


でも当のルリルンは震えていたけれど、鳴きもせず。
名前を呼んだら、ケージから出ようとしてくれました。


その翌日も会いに行ってきました。
ご飯を食べないからと病院から連絡を受けていたので、カフェで初日に食べてくれたご飯を持っていくと、ルリルンは勢いよく食べてくれました。

安堵と同時に、連れて帰ってあげたい衝動にかられました。
連れて帰れないなら、ずっとそのまま側についていてあげたい…。
でも、漿液が多く出ているため、ドレーンで外に排出しないといけなくて、その漿液が少なくならないと退院は難しい。
だから…。
また来るから頑張ってって伝えて、後ろ髪を引かれるように帰って来ました。

結果、退院は手術から5日後の火曜日。
移植した箇所は、少し壊死している部分がありましたが、それは最初から織り込み済みでした。
でも、痛々しい背中でした。

漿液は少なくなってはいましたが、ドレーンを付けたままでの退院となりました。


傷は最初、本当にどうなることかと思いました。
退院後、移植したところの皮膚が膿み始めてしまい、見ているのも辛いくらいで…。

ただ、先生を信じて一日4回患部を生理食塩水で洗浄し、2回薬を塗布。
どうしても1日の最後の洗浄は夜中になります。
寝ているケージに行って、呼びかけるとすくっと起きて来て、処置しやすいように私の方にお尻を向けてくれたルリルン。
一度も鳴くことも無く、困らせることも無く、じっと…ただじっと頑張ってくれました。

だから、私が頑張れたのはルリルンのお陰。
元気をもらったのは、絶対に私の方でした。

病理結果が出たのは、10月28日。
肥満細胞腫には変わりはありませんでしたが、低悪性度(low grade)。
更に、主要部分は完全切除できているとのことでした。

傷口は、思ったより早く日に日に回復。
10月28日には一部抜糸。

翌週11月1日には完全抜糸。

驚くほどの回復力で、傷口は11月8日にはもうこんなに治って来ていました。

先生も治りが早いと褒めてくださったほどです。

繁殖犬だったルンルン。
何度お産をしてきたのか分からないほどのお乳。

お耳や歯もとても汚れています。


腫瘍切除を最優先しましたが、まだまだ治療は必要な身体です。
お家に迎えてもらうには、やはり里親様の覚悟も必要になる…。
きっと難しいだろうな。
でも絶対に諦めないから。
それは私の密かなる決意表明でした。

そして…。
ドラマのような奇跡が起きてくれました。
今振り返っても、本当に素敵な出会いでした。
里親様は、ルリルンがカフェに来たSNSを見て、10月15日にご家族皆さんで会いに来てくださいました。
その前にも一度カフェに来てくださっていましたが、この日はカフェ新メンバーのルンルンに会いに来てくださったもの。
何故ルンルンに会いにきてくださったのか。
それには訳がありました。
里親様のお家にはトイプードルの樽斗くんがいらっしゃったそうですが、今年1月に15歳と3か月の命を全うして天使になってしまったとのこと。

(里親様のInstagramより)
その樽斗くんにルリルンはとても良く似ていたそうです。
そして、今お家にいるトイプードルの桃香ちゃん(12歳)。

その桃香ちゃんとルリルンはお誕生日が一緒(1月18日)。
運命を感じて、会いに来てくださったそうです。

でもこの日、ルリルンは手術を終えて入院中でした。
会っていただけない上に、厳しい体調のことをお伝えしました。
この時は、まだ病理結果も出ておらず、私自身もまだ不安を隠しきれていなかったと思います。
だけど…。
だけど、里親様は目に涙を溜めながら真剣に私の話を聞いてくださいました。

そして、まだ退院していない翌々日の11月17日。
再度、お越し下さり詳しく話をお聞きになりたいと、カフェを訪れてくださいました。
まだ一度も会っていないルリルンを、心から心配してくださった里親様。
それは、私の経験上初めてのことでした。
運命を感じてくださったからかもしれないし、本当に温かくご理解くださるお気持ちに溢れていたからかもしれません。
でも、引き取ってくださっても、そうでなくても。
ただただ私はこの時、里親様の優しいお気持ちに、本当にただ、胸がいっぱいになっていました。

やっとルリルンに会ってくださったのが10月22日。
ご家族皆さんで抱っこしてくださったり、傷の様子をみてくださったり。

頑張ったルリルンをこれ以上ない優しさで包んでくださいました。
この時、おそらく運命は動き始めていたと思います。

それから10月29日、10月30日にお越し下さり、抱っこしていただいたり、オヤツをあげてくださったり。



11月6日には、やっとルリルンの体調が落ち着いたので、お家の桃香ちゃんとご一緒に来てくださって相性をみてくださいました。

相性は特に問題はなくて、この日に引き取りたいと確定のご意思を伝えてくださいました。
でも、傷が治るまではカフェで治療させていただきたいとお伝えしました。

更には11月12日、11月16日、11月19日も…会いに来てくださって。


11月23日、遂にルリルンをお家の子にしていただきました。

これほどまでに温かいお家があるでしょうか。
最初から、まだ会えない段階でルリルンのことを想い、愛してくださいました。
「たとえ病理結果が悪くても、今後転移の可能性があったとしても、引き取る意思は変わりません」
来られるたびに、そう言い続けてくださって。

それはご主人、奥様、お子様達のご家族皆さんの総意でいらっしゃいました。
そしてルリルンの過去が全て報われた日でもありました。

里親様へ
素敵な出会いをしてくださったこと本当に本当にありがとうございました。

ルリルンを運命の子とおっしゃってくださって、こんなにも愛してくださって。
そんなルリルンを誇らしく思います。
お越しくださるたびに、お話させていだくたびにご家族の優しさが積み重なり、私の心さえ癒してくださっていました。
心から、本当に心から感謝しています。
大人し過ぎて、オヤツの時以外…笑、まだまだ引っ込み思案なルリルンです。

自分の意思を伝えることも出来ない性格です。
日がなフロアのベッドかケージの中。
隅っこも大好きでした。

表情もまだ満面の笑顔は見たことがありません。
およそ感情をどこかに置き忘れてしまったかのような日々。

ですが、いつか「嬉しい」がいっぱい詰まった日々になりますように。
カフェからずっと願っています。
桃香ちゃんもよろしくお願いしますね。
そしてお空の樽斗くん、どうか見守っていてください。
またぜひ、落ち着かれたらカフェにも遊びに来ていただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願い致します。

里親様は帰られてからと、翌日もメールをくださいました。
最初はご飯も食べ無くてお水も飲まない、おシッコもウンチもしない、とご心配な様子でいらっしゃいました。

↑テレビは見てたそうですよ
でも、カフェでもオヤツはとても積極的。
ご飯はとても消極的。
最近でこそ結構食べてくれるようになりましたが、最初は朝まで食べなかったり、食べムラもありましたし、おシッコも貯めてから夜だけしていましたし、ウンチは最初は3日に1度でした。
だから見守ってあげていただけたらとお伝えさせていただきました。
そして翌日、お散歩に連れて行ってもらったらちゃんとウンチもおシッコもしてくれたとのご連絡をいただきました!

桃香ちゃんとの仲も始まったばかり。
「絶対めげないので安心してください」
「2人の気持ちに寄り添いながら、見守って行きます」
「笑顔にさせてあげたいです」
と、心強くも優しいお言葉の数々を綴ってくださいました。

ルリルンへ

ほんとに頑張ったね。
カフェに来てすぐ手術になって、どれほど心細くて怖かったのかと思う。
手術で病院に預けたときに震えていたルリルンを見ていて、
もうこれ以上の試練を与えないでって、必死で神様にお願いしたんね。
でも、ルリルンは強かったと思う。
鳴くこともせずその運命を受け入れて頑張ってくれた。

だからミラクルが起きたんだと思う。
それはね、今までもカフェに来てからもずっと頑張ったルリルンに、神様が最高のご褒美をくれたんだと思うよ。
お家のみんなが、全員一致で決めてもらえたこと、ほんとに誇りに思うよ。
だから…。
ご飯しっかり食べて、お散歩もしてもらって、お家のみんなに可愛がってもらって、ゆっくりのんびり…幸せになってね。

卒業、心からおめでとう

ルリルンちゃんの新しい名前は…。
「チェリーちゃん」🍒になりました。
名付け親は上のお嬢様です💕
初めてお嬢様が募金をしてくださったのは、可愛いチェリー🍒模様のお財布から。
その時に「チェリー🍒」って決めてくださったそうで、実はカフェに通ってくださっていた早い段階からそう呼んでいただいていました。
お嬢様、可愛いお名前をありがとうございました。

では。


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