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保護犬・保護猫カフェ 川西店

保護犬・保護猫ちゃん達の新しい家族を探しています!

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なゆかちゃん卒業。

こんばんは。
昨日お家が決まったロングコートチワワのなゆかちゃん
今日お迎えに来てもらって無事卒業しました



なゆかちゃんはブリーダー崩壊の現場から保護されたワンちゃんです。
おそらく劣悪な環境に身を置いていたと思います。
でも生きていてくれたこと。
生きていればやり直すことができます。
それが救いでした。

保護は2月末頃。
それから1か月の間、鶴橋店にいました。
ダニが身体にたくさんついていたため、駆虫をしてもらっていました。
そして川西に来たのが今週の火曜日でした。

妊娠しているのか、避妊しているのかの有無もわかりません。
そして誕生日が分からないため年齢がわからない。
なゆかが生きて来た証はなにひとつ残っていませんでした。
ただ閉ざされた空間に何年もの間いて、お腹には傷跡。
おそらく子供を産んだ帝王切開の跡だと想像できます。

表情も無くて、動かなくて・・。
初めてなゆかを見た時に、やるせない切なさが胸を締め付けました。

「頑張ったね、偉かったね」
「もう大丈夫だから、ゆっくり過ごそうね」
いいお家を見つけてあげることが、今のなゆかにしてあげれること。
川西に来た夜、なゆかのケージの前でそっと誓いました。

歯の状態は酷く、ほとんどが欠歯。
残る歯も真っ黒でした。

真っ黒な耳垢とマダニに噛まれた咬傷痕が身体に多数。
両後肢は外れて奇形。
腹部は膨満。
脱毛もあちこちにありました。
ただ、なゆかは痩せていませんでした。
どんなものを食べて来たのかは不明。
でも少しほっとしたのも事実でした。

なゆかのカフェデビューの日(水曜日)。
里親様は初めてカフェに来てくださったご家族です。

後ほどお聞きすると、そもそもお母様以外はネコ派・・だったそうで、保護猫の施設などに行かれたこともあったそう。
でもこの日カフェに来てくださったお父様、息子さんはなゆかと出会って、心が変わられていました。
サキツちゃんのご契約の後、お席にお伺いさせていただきました。
その時はお父様と息子さんはご都合があり、先にカフェを出られた後でしたが、お母様曰く、なゆかのことをとても気に入って引き取りたいと言っていた・・そうお話しくださいました。

穏やかで大人しくて抱っこも出来るなゆかちゃん。
可愛い顔をしていて、もちろん譲渡させていただくのはやぶさかではありません。

でもお家に迎えるにはたくさんの事をご理解いただく必要がありました。
分からない年齢、体調。
マダニも完全にいなくなっているとは言い切れず、更に避妊や歯の治療も必要になります。
これから先の体調やリスクもお伝えせねばなりません。
一時の感情とは別に、冷静になっていただく事。
厳しいようですが、それをお話するのが私の役目になります。
お母さまはこの日、そのことに真剣に向き合ってくださいました。

翌木曜日、今度はお母さまとお嬢様とでご来店。
一晩ご家族で話し合われて、再度来てくださいました。
そしてこの日も長い時間を過ごしてくださった里親様。
再度たくさんお話させていただきました。

その後、やはりなゆかちゃんをお迎えしたい・・。
そうお申出くださったのです。
お気持ちに変わりはありませんでした。

私はきっとこのご家族なら、一緒に頑張ってくださると思いました。
明るくて優しい思いやりのご家族。
まるでなゆかと出会うため、神様が導いてくれたようでした。

ご準備を整えられて、翌日の今日お迎えに来てくださった里親様とお嬢様。
目薬を差し方も覚えていただいたりして・・。

お帰りの際にお撮りした写真のなゆかは、前日のなゆかとは違いカフェに来て微笑んでいました。
前日↓

今日↓


里親様へ
この度はなゆかとのご縁を繋いでくださいましてありがとうございました。

なゆかにとって、川西デビューの日に里親様のご家族に出会っていただいたことは本当に奇跡のように思えます。
色々不安もおありかと思いますが、なにもかもが初めてのことばかりのなゆかです。
気長に見守っていただき、ゆっくり家族にしていただければ幸いです。
どうぞなゆかのこと、よろしくお願い致します。
また分からないことがありましたら、ご遠慮なくご相談くださいです。

なゆかへ。

たくさんのお疲れさんを伝えたいです。
今までの事はわからないことだらけで、
過去のことを聞いてあげることは出来ないけれど、
未来の事は伝えてあげることができる。
それはみんなに愛されて過ごせるという事。
素敵なご家族に出会って良かったね・・。
卒業おめでとう
どうか、幸せになってね。

なゆかちゃんの新しい名前は・・・。
「まろちゃん」になりました
里親様、可愛い名前をありがとうございました。



なぜブリーダー崩壊という事が起こるのか・・・。
それは様々な理由があると思います。
でも想像するには、利益のことしか考えず多数の繁殖犬を持つことでその管理がキャパシティを超えてしまって、破綻する事が多くの理由だと私は思います。
ブリーダー崩壊が起こるということは、犬が不衛生で手入れされていない状態になっていて、
最悪のケースは完全に飼育を放棄し、その崩壊現場に到着したとき間に合わずに既に息を引き取っている子、
保護された翌日に力尽きてしまう子達がいるということです。

もちろんこの現状がブリーダーの全てではありません。
適正に飼育して繁殖をしているブリーダーもたくさんあります。
ですが、崩壊は起きてからでは遅いということ。
飢え、渇き、不自由、恐怖、痛みや病気。
暑さと寒さ。
本来の快適さからは程遠いことを強いられていた可能性。
ノミダニ寄生虫が身体を蝕み、食べ物も与えられない現実。
そうならないために、私達の団体はブリーダーから保護する際に行っている頭数や繁殖制限、予防医療の助言を行わせていただいています。
ですが現状として多くの繁殖場がある以上、崩壊が実際に起こりその場面に立ち会うこともあります。

みんな同じ「命」であることに何ら変わりはありません。
命を扱うからこその責任をしっかりと胸に留め、現状を放置することで崩壊や引取り屋などにより悪循環に置かれてしまう危機をなくすために、私達は継続して活動を続けていきたいと思います。
今回保護された多数のワンちゃん達が安心して暮らせますように・・。
ご理解頂ければ幸いです。

では。

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