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保護犬・保護猫カフェ 川西店

保護犬・保護猫ちゃん達の新しい家族を探しています!

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エルブちゃんの卒業

こんにちは。
11月2日、トイプードルのエルブちゃんに素敵なご縁が繋がり、卒業となりました



エルブちゃんが川西に来てくれたのは、2月28日でした。

とても暑かった夏のずっと前。
まだ寒い頃でした。

最初はカフェという場所に慣れず、抱っこされるとなされるがままずっとお膝にいました。
そしてそのお膝で眠ったりしてほとんど動くことはありませんでした。
また人の側で、しかも足元でいる事も多かったです。


今までどんな場所にいて、どんな風に過ごしていたかは私達にはわからないけれど、ただなされるがままじっと動かないのその様子には少し胸が痛んだことを思い出します。
抱っこ犬。
最初はそう思いました。
でも本当は違いました。
少し経ってカフェにも慣れたころ、エルブちゃんはお膝に乗らなくなりました。
秒で降りてくるのです。
それがエルブちゃんの本当の意志。
隅っこでずっと佇んだり、寝たり。

カフェのフロアは狭い空間ではありますが、端っこベンチシートの前でずっと過ごしました。
いえ、八丁くんがカフェに来た3月ころにはトイレ前のベンチの後ろに移動。
ほとんど気配を消して、ひっそり佇んで…。
いくら真ん中に移動させても、すぐそこに舞い戻ってしまう。

お客様やボランティアスタッフさんの視界から見えないところや、玄関前のトイレに自ら戻っていきました。

きっと賑やかなのはあまり好きではないのかもしれないし、抱っこも嫌なのかもしれないなぁ。
なら、大丈夫。
エルブがしたいようにしたらいいよ。
そこがエルブにとって落ち着く場所なら。

私も皆もエルブの意志を尊重してあげようと考えました。

ただ、そんなところにいるとお家が決まるのだろうか?
そんな不安があったことも事実です。
更にエルブは既往症も少なくはありませんでした。
歯石歯肉炎超重度でほぼ欠歯。
両方口鼻瘻で、最初は鼻汁や膿が出ていました。
両眼は初発白内障。
お耳には真っ黒な耳垢。
両足パテラGⅡ。


たくさん頑張ったであろう乳頭は大きくなっていて、小さいけれど乳腺腫瘍が一か所。
いつぞやはワンちゃんを避けるために壁にぶつかってしまって左上犬歯がグラグラに…💦

結局病院で抜いてもらいました。

ご飯も2/3~1/2を残して、そのまま置いておくと朝には食べている…。
というのが約1ヶ月続いていました。
でもその後は即完食。
オヤツも同じく、そのころからしっかり過ぎるくらい食べてくれました。


そしてエルブちゃんはお散歩大好きです。
初日だけ、しかも最初だけちょっとブルブル震えていただけで、遊歩道で降ろしてもらうと楽しそうにルンルンと歩いてくれました。

一緒になったカフェの仲間とも楽しそうに並走。
ちょばちゃんやカリマちゃんが途中止まってしまうと、迎えに行ってあげたり励ましたりしてくれました。
もちろんお散歩大好きな八丁とは歩調も合って、一緒にロングコースからのショートコースを一緒に走ったこともありました。
ボランティアさんが書いてくれたお散歩日記には、「楽しそう」の文字でいっぱい。

エルブの川西での楽しみは、「食べること」と「お散歩」に尽きたと思います。

最近ではオヤツの準備の気配がすると、いち早く察知。
隅っこから出てきて、猫部屋前の侵入防止柵の前で、ブヒッと鼻を鳴らしている光景が日常になっていました(笑)

営業時間は気配を消していたけれど、決して元気がないわけではなかったエルブさん。
朝、ケージから出してもらってから営業開始の12時までは、仲間に遊ぼしたり、おもちゃで遊んだり、と元気いっぱい。

それはきっとエルブスタイルだったのかなって思います。

だけど…。
次々とカフェの仲間にお家が出来て行っても、なかなかお声がかからない…。
時折、隅っこにばかりいるエルブを気にしてくださる方もいらっしゃったけれど、譲渡というところまでは進まず立ち消えてしまう日々。
「せめて抱っこしてもらえたら」
などと思ったことも何度もありました。

でも、きっと出会ってもらえる。
それまでの時間は、ゆっくりカフェで過ごしてもらえたらOK。
長い時間を、想像に難くない場所で過ごしてきたワンちゃん達に必要なのもの。
それは色々な強制から解き放してあげること。
したいようにしてもらうこと。

私はいつもそんな気持ちです。

6月25日には7歳の誕生日を迎えたエルブさん。
ボランティアさんにケーキを買ってもらって、ハッピーバースデーを歌ってみんなでお祝い。

ご飯もオヤツも大好きなので、もちろんケーキもペロリと完食でした

またカフェ卒業生の里親様がトリマーをされていて、トリミングしていただきました。
モジャモジャから一転❗️
キュートで可愛いエルブちゃんに大変身。
before

after

可愛すぎるほどです💕

そして…。
素敵なご縁がエルブにも来てくれました。
それは最初は6月の出来事でした。
一組のご夫婦がカフェに来てくださって、エルブのことを気にしてくださったのです。
ご夫婦は遠方からのご来店で、SNSでエルブのことを見てくださって会いに来てくださったとのことでした。
既往症も少なくなくて、何しろ抱っこも苦手。
そんなエルブのことを可愛いと言ってくださっていました。
でもこの時は決められることをされずにお帰りになられました。

でも、それから4か月後の10月。
お電話をくださって、引き取ってくださることを前提でもう一度カフェにお越しくださったのです。

6月からこの日までの間、実は里親様ご夫婦は長居店からトイプードルののあちゃん(元シャチナちゃん)をお家にお迎えされていました。
のあちゃん

この日一緒に来てくれたのあちゃんは、エルブにとってもよく似た可愛い女の子。
サイズはエルブよりも小さくて、カフェに来てくれた時からずっと楽しそうにフロアを走り回ったり、お客様のお膝に乗ったりとアクティブガールさん。

6月に川西に来られた後、長居店に行かれた時に出会ったのあちゃんがとっても懐いてくれたので、連れて帰ることを決めた。
とお話しくださいました。
でもそれからもずっとエルブのことを気にしてくださっていたとのこと。
そして、のあちゃんがお家に来てだいぶ落ち着いてきたので、エルブをお迎えしようと思ってくださったそうでした。

この日はエルブのトリミングの予約もしてくださったり、お庭のドックランを増設してくださったりして、受入態勢万全でお越しくださったのですが…。

ご契約の段階でのあちゃんがまだ未避妊ということでした。
(ラブファイブでは2頭目をお迎えいただく場合、1頭目の避妊を終えてからお願いしています)
なので、とてもとても残念でしたが、この日もご契約ならず…。

でもご理解くださった里親様ご夫婦。
のあちゃんの避妊手術が終わってからまたエルブちゃんを迎えに来ます。

そう言ってくださった、本当に優しい里親様ご夫婦でいらっしゃいました。

そしてどうしてもお伝えしたいこと。
それはこの日、奥様にもご主人にもエルブは抱っこをしてもらっていました。

最近では隅っこからでてくることもあって、人の側にいることも増えてきていましたが、抱っこはやっぱり苦手…だったのにです。
抱っこされているエルブを見ていて、なんだか本当に胸が温かさでいっぱいになりました。
確約はされなかったけれど、きっともう一度来てくださってエルブのことをお家に迎えてもらいたい。

この日強くそう思っていました。

そして11月2日。
ご夫婦は、のあちゃんの避妊手術を終えられてエルブのことを迎えにきてくださいました。
この日も、やっぱりご主人のお膝に抱っこされていたエルブさん。

ご契約の後、大きな拍手に包まれてエルブは卒業していきました。


里親様へ
本当に素敵なご縁を繋いでくださいましてありがとうございました。

エルブがここにいた8カ月間は、里親様に会うためだった。
と、それ以外考えられない気持ちです。
繋げていただいた赤い糸。
その糸をしっかり結んでくださったことに心から感謝しています。
普段はのんびりな性格だけど、唯一オヤツとご飯はぜったいに譲らないですが(笑)
楽しい日々の中で、のあちゃんと一緒にゆっくり過ごしてもらえたらと願っています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

里親様は何度かお便りをくださいました。
まずは初日からうんちおしっこOK。


ご飯もガツガツ完食してくれたようです(笑)
公園に行った時にお撮りくださったお写真もいただきました。

のあちゃんがボール遊びしている側で、爆睡。
寛ぐ様子はなんともエルブちゃんらしいマイペースさ。
ほのぼのしながら、胸がいっぱいになりました。

エルブちゃんへ

あのね。
エルブちゃんのお母さんは
エルブちゃんのことをずっと気にしてくれていて
迎えに来てくれたんだよ。
カフェに来て、ちょっと時間がかかったかもしれないけれど
素敵なお家が出来てほんとに良かった。
明るいお母さんの元で
まだまだこれからの犬生を
こんどはお部屋の真ん中で
楽しくマイペースでのんびりね。
食べ過ぎには十分注意して
幸せに…。

卒業おめでとう

エルブちゃんの新しい名前は…。
「ゆずちゃん」になりました。
里親様、可愛いお名前をありがとうございました。

では。

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