リンドンちゃん卒業
[No.1352] 2023/03/30 (Thu) 13:14
こんにちは。
3月25日にお家が決まったトイプードルのリンドンちゃん。翌3月26日日曜日にお迎えに来てもらって無事卒業しました

リンドンちゃんがカフェに来てくれたのは2月7日でした。
ご存知の方も多いと思いますが、リンドンちゃんはカフェに来てからのほとんどをフロアケージで過ごしていた女の子です。
だから私の撮り溜めた写真も、ほとんどがケージの中(笑)




こんなに美人なのに、普段はその可愛さをご披露しきれていなかった感も否めないのですが、この度、素敵な素敵な里親様にちゃんとしっかり見つけてもらって、最強のご縁を繋いでいただけました👌
カフェに来た時、最初は痙攣してると思うくらい震えて震えて…。
知らない場所、知らない人、知らないワンコ達。
さぞかし怖かったんだろうな、って思います。

トイプードルはどちらかと言うと人懐こい子が多いのですが、フロアでのリンドンはケージのみが安全地帯。
ちょっと意地悪してケージを閉めてしまうと、その前でずっと行ったり来たりを繰り返しているので、やっぱり開けてあげると、急いで、走って、入って行きました。

抱っこはさせてくれましたので嫌いではないとは思いますが、少し微妙な感じ。
そして…お散歩は全く✖️。
「今日も震えて全然歩かなかったよ」
と、ボランティアさんからは毎日同じ報告が続きました。
カフェのフロアさえほとんど歩かないのだから仕方ないか…。
諦めかけた3月の初旬、少し暖かくなってきた日のこと。
3月3日曜日クン活から始まり、3月8日曜日ケンティが寄り添ってエスコート。
3月9日、初めてショートコース完走。
3月10日、ブリトと競うように早歩き。
ちゃんとアイコンタクトしながらです。
「やったね、リンドン」!


帰ってきてみんなに褒めてもらってからは、日々しっかり歩いてくれるようになりました。
本人至ってポーカーフェイスでしたけど…笑
そして少しづつですが、オヤツの時間にも変化が現れ始めました。
最初は、他のメンバーが必死でもらっているのを尻目に、定位置のケージの中で微動だにせず。
デリバリーにも反応無し。
やがて、持っていってあげると少しずつゆっくり食べ始め、それから持ってきてもらうと結構食べてくれて。
それならと、最後の方はケージを閉めてフロアに出すともらいに行ってくれて。

更には最近ではケージから自分で出てきて、しかも後ろ足で立ってオヤツをもらえるようになっていました。



日々成長でした。
それはたとえ7歳であっても、です。
自分という存在が解放されるまでの時間は、人と同じでそれぞれ違っていて、知らなかったり解らないことが大丈夫に変わるまでの時間だと、私は思っています。
保護犬だから、子犬じゃないから、覚えられない…ということではありません。
個性なんだと思います。
たくさんの個性豊かな子達。
向き合って、見守ってあげること。

そうする事でやがては楽しくなってきてくれるのです。
ただ、リンドンちゃんには少し多めな既往症があります。
まずは保護時は耳ダニ(+)→現在はダニはいません。

右目初発白内障。
乳腺腫瘍が1箇所2㎜程度。
左手パテラGI。
歯石も軽度ですがありました。
そして痩せていました。

今、全然重篤な状態ではありませんが、やはりお伝えしなくてはなりません。
引き合いもちょこちょこありましたが、契約までには至りませんでした。
里親様が(私の記憶では)最初カフェを訪れてくださったのは3月2日でした。
お1人で来てくださって、チワワとダックスmixのワンちゃんを昨年秋に亡くされたとお話くださいました。
優しい優しい雰囲気をお持ちの方でした。
そして今はまだ、新しいワンちゃんを飼えないけれど、亡くなったワンちゃんに少し似ているララッタちゃんを抱っこしてくださっていました。

お帰りの際、何かカフェのお役に立ちたいので、今必要なものを教えて欲しいと支援物資のお申出くださった事をとても鮮明に覚えています。
お話させていただく度に温かい気持ちに包まれてしまうほど、優しくて愛情深い方でいらっしゃいました。
その後、3度目のご来店の際…。
実は可愛いリンドンちゃんのことが気になるとお伝えくださった時は、少しの驚きと同時に、こんな優しいお家にリンドンを迎えてもらえるなら最高だと胸がいっぱいになりました。
なぜなら…。
ケージの中で過ごすリンドンを無理強いして抱っこされるのでは無くて、来られる度にご自身がケージのところに行って撫でてくださっていました。


しかもずっと…寄り添ってくださって。
お伺いしたところお庭の広いお家。
引っ込み思案なリンドンにとっては、里親様のような優しいお家でゆっくり過ごさせていただけるといいな…。
まだ決めていただいた訳でも無いのに、そうなって欲しいと強く思いました。
出来ればご家族にも会っていただきたいとお伝えしたところ、3月12日日曜日にご主人とお嬢様とご一緒にお越しくださいました。
皆さん本当に優しくて。


この日、ご家族はリンドンやその他のワンちゃん達と優しい時間を過ごしてくださいました。
3月15日にお越しくださった時には、ご家族もリンドンをお迎えすることに同意いただいたと言ってくださったので、リンドンの既往症を再度しっかりお伝えし、里親様も譲渡に関しての条件を再度ご確認くださり全てクリアしてくださいました。
ただ…お迎えしていただく事前準備は全て整ってはいたのですが、里親様のご都合でご契約日はその翌週になられるとのこと。
それまでリンドンちゃんが在籍してくれていれば…になります。
里親様も私もドキドキな日々でした。

もちろん、先にリンドンちゃんにお家が決まってしまった時は祝福してあげたいとおっしゃっておられましたが…。
リンドンは待っててくれました(^^)v

カフェに来て1ヶ月と20日。
いえ、その前に過ごしていた場所さえ、全ては里親様と出会うための日々でした。
心から感謝しつつ3月25日土曜日にご契約。
そして翌日ご家族でお迎えに来ていただきました。

お嬢様のお膝におさまったリンドンちゃんはちょっと得意気。

可愛いと終始言っていただきながら、笑顔あふれる感動の卒業となりました。
里親様へ

この度は素敵なご縁を繋いでくださいまして本当にありがとうございました。
しばらくは飼わないとおっしゃっていた里親様の心を動かしたリンドンちゃんとの出会いは、本当に運命の出会いでしたね。
待っててくれて本当に良かったです。
リンドンちゃんすべてを受け入れてくださり寄り添っていただいたこと、心から感謝しています。
お家で過ごすうち、きっと活発になってくれる予感がしています。
ゆっくりのんびり過ごしていただけましたら幸いです。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
里親様は連れて帰ってくださってから、ご連絡をくださいました。
最初は案の定キャリーケースから出てこなかったリンドンちゃん。

そんなリンドンちゃんさえ可愛いと言ってくださっていたのですが…。
その後ケージ内のベッドに移動。

そして翌日にはご飯も完食。
ケージからも出てお家のなかを自由に歩き、

お水も飲んで、ウンチもしてくれたようです!
更に更に…。
水曜日には笑顔のお写真をいただきました。
カフェではポーカーフェイスだったリンドンちゃんの笑顔を、私は初めて見ました。
案ずるより産むが易しとは言いますが、リンドンちゃんの成長に驚くばかりです。
嬉しすぎるその笑顔、見てあげてください!

リンドンちゃんへ

すっごく美人なのに
ずっとベッドに引きこもってばかり。
そんなんじゃお家見つからないよ、
って言ってたけど…。
カフェはザワザワしてたから、
リンドンにとってはちょっとしんどかったんだよね。
でも、ちゃんとリンドンの可愛さに気づいてもらえたね。
リンドンのお母さんはずっとリンドンのこと
「可愛い」「可愛い」
って言い続けてくれたよ。
これからもきっとずっと、ご家族みんながそう言ってくれると思う。
素敵なお家が見つかって良かった。
本当に良かった。
これからの毎日が
たくさんの大好きで溢れますように。

リンドン、卒業、心からおめでとう
リンドンちゃんの名前は…。
そのまま「リンドンちゃん」です。
可愛いからと呼び慣れたお名前を残してくださいました。
里親様ありがとうございました。
では。
3月25日にお家が決まったトイプードルのリンドンちゃん。翌3月26日日曜日にお迎えに来てもらって無事卒業しました


リンドンちゃんがカフェに来てくれたのは2月7日でした。
ご存知の方も多いと思いますが、リンドンちゃんはカフェに来てからのほとんどをフロアケージで過ごしていた女の子です。
だから私の撮り溜めた写真も、ほとんどがケージの中(笑)




こんなに美人なのに、普段はその可愛さをご披露しきれていなかった感も否めないのですが、この度、素敵な素敵な里親様にちゃんとしっかり見つけてもらって、最強のご縁を繋いでいただけました👌
カフェに来た時、最初は痙攣してると思うくらい震えて震えて…。
知らない場所、知らない人、知らないワンコ達。
さぞかし怖かったんだろうな、って思います。

トイプードルはどちらかと言うと人懐こい子が多いのですが、フロアでのリンドンはケージのみが安全地帯。
ちょっと意地悪してケージを閉めてしまうと、その前でずっと行ったり来たりを繰り返しているので、やっぱり開けてあげると、急いで、走って、入って行きました。

抱っこはさせてくれましたので嫌いではないとは思いますが、少し微妙な感じ。
そして…お散歩は全く✖️。
「今日も震えて全然歩かなかったよ」
と、ボランティアさんからは毎日同じ報告が続きました。
カフェのフロアさえほとんど歩かないのだから仕方ないか…。
諦めかけた3月の初旬、少し暖かくなってきた日のこと。
3月3日曜日クン活から始まり、3月8日曜日ケンティが寄り添ってエスコート。
3月9日、初めてショートコース完走。
3月10日、ブリトと競うように早歩き。
ちゃんとアイコンタクトしながらです。
「やったね、リンドン」!


帰ってきてみんなに褒めてもらってからは、日々しっかり歩いてくれるようになりました。
本人至ってポーカーフェイスでしたけど…笑
そして少しづつですが、オヤツの時間にも変化が現れ始めました。
最初は、他のメンバーが必死でもらっているのを尻目に、定位置のケージの中で微動だにせず。
デリバリーにも反応無し。
やがて、持っていってあげると少しずつゆっくり食べ始め、それから持ってきてもらうと結構食べてくれて。
それならと、最後の方はケージを閉めてフロアに出すともらいに行ってくれて。

更には最近ではケージから自分で出てきて、しかも後ろ足で立ってオヤツをもらえるようになっていました。



日々成長でした。
それはたとえ7歳であっても、です。
自分という存在が解放されるまでの時間は、人と同じでそれぞれ違っていて、知らなかったり解らないことが大丈夫に変わるまでの時間だと、私は思っています。
保護犬だから、子犬じゃないから、覚えられない…ということではありません。
個性なんだと思います。
たくさんの個性豊かな子達。
向き合って、見守ってあげること。

そうする事でやがては楽しくなってきてくれるのです。
ただ、リンドンちゃんには少し多めな既往症があります。
まずは保護時は耳ダニ(+)→現在はダニはいません。

右目初発白内障。
乳腺腫瘍が1箇所2㎜程度。
左手パテラGI。
歯石も軽度ですがありました。
そして痩せていました。

今、全然重篤な状態ではありませんが、やはりお伝えしなくてはなりません。
引き合いもちょこちょこありましたが、契約までには至りませんでした。
里親様が(私の記憶では)最初カフェを訪れてくださったのは3月2日でした。
お1人で来てくださって、チワワとダックスmixのワンちゃんを昨年秋に亡くされたとお話くださいました。
優しい優しい雰囲気をお持ちの方でした。
そして今はまだ、新しいワンちゃんを飼えないけれど、亡くなったワンちゃんに少し似ているララッタちゃんを抱っこしてくださっていました。

お帰りの際、何かカフェのお役に立ちたいので、今必要なものを教えて欲しいと支援物資のお申出くださった事をとても鮮明に覚えています。
お話させていただく度に温かい気持ちに包まれてしまうほど、優しくて愛情深い方でいらっしゃいました。
その後、3度目のご来店の際…。
実は可愛いリンドンちゃんのことが気になるとお伝えくださった時は、少しの驚きと同時に、こんな優しいお家にリンドンを迎えてもらえるなら最高だと胸がいっぱいになりました。
なぜなら…。
ケージの中で過ごすリンドンを無理強いして抱っこされるのでは無くて、来られる度にご自身がケージのところに行って撫でてくださっていました。


しかもずっと…寄り添ってくださって。
お伺いしたところお庭の広いお家。
引っ込み思案なリンドンにとっては、里親様のような優しいお家でゆっくり過ごさせていただけるといいな…。
まだ決めていただいた訳でも無いのに、そうなって欲しいと強く思いました。
出来ればご家族にも会っていただきたいとお伝えしたところ、3月12日日曜日にご主人とお嬢様とご一緒にお越しくださいました。
皆さん本当に優しくて。


この日、ご家族はリンドンやその他のワンちゃん達と優しい時間を過ごしてくださいました。
3月15日にお越しくださった時には、ご家族もリンドンをお迎えすることに同意いただいたと言ってくださったので、リンドンの既往症を再度しっかりお伝えし、里親様も譲渡に関しての条件を再度ご確認くださり全てクリアしてくださいました。
ただ…お迎えしていただく事前準備は全て整ってはいたのですが、里親様のご都合でご契約日はその翌週になられるとのこと。
それまでリンドンちゃんが在籍してくれていれば…になります。
里親様も私もドキドキな日々でした。

もちろん、先にリンドンちゃんにお家が決まってしまった時は祝福してあげたいとおっしゃっておられましたが…。
リンドンは待っててくれました(^^)v

カフェに来て1ヶ月と20日。
いえ、その前に過ごしていた場所さえ、全ては里親様と出会うための日々でした。
心から感謝しつつ3月25日土曜日にご契約。
そして翌日ご家族でお迎えに来ていただきました。

お嬢様のお膝におさまったリンドンちゃんはちょっと得意気。

可愛いと終始言っていただきながら、笑顔あふれる感動の卒業となりました。
里親様へ

この度は素敵なご縁を繋いでくださいまして本当にありがとうございました。
しばらくは飼わないとおっしゃっていた里親様の心を動かしたリンドンちゃんとの出会いは、本当に運命の出会いでしたね。
待っててくれて本当に良かったです。
リンドンちゃんすべてを受け入れてくださり寄り添っていただいたこと、心から感謝しています。
お家で過ごすうち、きっと活発になってくれる予感がしています。
ゆっくりのんびり過ごしていただけましたら幸いです。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
里親様は連れて帰ってくださってから、ご連絡をくださいました。
最初は案の定キャリーケースから出てこなかったリンドンちゃん。

そんなリンドンちゃんさえ可愛いと言ってくださっていたのですが…。
その後ケージ内のベッドに移動。

そして翌日にはご飯も完食。
ケージからも出てお家のなかを自由に歩き、

お水も飲んで、ウンチもしてくれたようです!
更に更に…。
水曜日には笑顔のお写真をいただきました。
カフェではポーカーフェイスだったリンドンちゃんの笑顔を、私は初めて見ました。
案ずるより産むが易しとは言いますが、リンドンちゃんの成長に驚くばかりです。
嬉しすぎるその笑顔、見てあげてください!

リンドンちゃんへ

すっごく美人なのに
ずっとベッドに引きこもってばかり。
そんなんじゃお家見つからないよ、
って言ってたけど…。
カフェはザワザワしてたから、
リンドンにとってはちょっとしんどかったんだよね。
でも、ちゃんとリンドンの可愛さに気づいてもらえたね。
リンドンのお母さんはずっとリンドンのこと
「可愛い」「可愛い」
って言い続けてくれたよ。
これからもきっとずっと、ご家族みんながそう言ってくれると思う。
素敵なお家が見つかって良かった。
本当に良かった。
これからの毎日が
たくさんの大好きで溢れますように。

リンドン、卒業、心からおめでとう

リンドンちゃんの名前は…。
そのまま「リンドンちゃん」です。
可愛いからと呼び慣れたお名前を残してくださいました。
里親様ありがとうございました。
では。
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セリーマちゃん卒業
[No.1351] 2023/03/27 (Mon) 05:02
おはようございます。
川西に来たばかりのフレンチブルドッグのセリーマちゃんに、早くも素敵なお家が見つかり3月23日に卒業しました

セリーマちゃんが川西に来てくれたのは3月21日で、カフェデビューは翌日。
カフェ滞在はたった2日です。

フレンチブルドッグのワンちゃんの性格は、おおらかで愛嬌たっぷりと言われていますが、セリーマちゃんもそうでした。
更にとっても人懐こくてお顔も美人さん。
そして4歳で8.3㎏と小柄。

カフェに到着してすぐは震えていたけれど、シャンプーを終えてフロアに出してあげると、あれあれっ…て思うくらいすっと皆んなに馴染んでくれました。
オヤツも先輩に引けを取らないどころか、食いしん坊チームに負けず劣らずの食べっぷり。
写真を撮るために、夜1人きりでフロアに出てもらった時にはお膝を探して、見つけたら一直線。
よじ登って顔をピタッとつけて甘える仕草には、私自身もメロメロになるほどでした。




穏やかでおとなしくて、甘えん坊。
だから、ボランティアさん達にも大人気。
もちろん、お客様にも大人気でした。
お散歩も初日から歩いてくれたし、オヤツ争奪戦には積極的に参加してくれました。


申し分ないセリーマ。
でも、実は心臓に少し気になるところがありました。
少し雑音があったので、エコー検査してもらったところ『肺動脈狭窄症疑い』の所見。

右心室が少しだけ肥大していて、肺動脈への流速が1.8mと少しだけ早いという状態で、今はまだ全く症状が出ていませんが、フレンチブルドッグはこの病気の好発犬種なため、これから定期的に見てもらうことが必要になります。

「心臓」というだけで「怖い」というイメージになりやすいですが、症状が出てくる前に防いであげることも出来る。
しっかりお伝えすることがいかに大切なことだと感じました。
里親様はセリーマちゃんがカフェデビューした2日目の木曜日に会いに来てくださったご夫婦です。
来られる前にお電話をいただいた時は、里親をお考えになる前に、とりあえず会ってみたいとおっしゃられていました。
でも会ってくださってすぐ、ご主人はセリーマちゃんのことをとても気に入ってくださったご様子でした。

里親様のお家には3年前までショコラちゃんというトイプードルの女の子がいたそうですが、残念ながら病気で11歳で虹の橋を渡ってしまわれたそうです。
悲しみの中から3年間はワンちゃんを飼うお気持ちにはなれなかった…。
でも、以前から興味があったフレブルちゃんをSNSで見つけてくださり、とりあえず会いに来てくださったとお話くださいました。
お会いして、お話をたくさんさせていただきました。
ご夫婦ともずっとワンちゃんがおられる家で育っておられ、ご結婚してからもずっとワンちゃんがいた毎日を過ごされていたそうで、ワンちゃん愛がいっぱい。
何より、セリーマちゃんを本当に何度も何度も「可愛い」と言ってくださいました。

優しい素敵なお家…。
きっと幸せにしてくださる…。
お二人で話されている様子を拝見していて、心が温かくなりました。

なので譲渡に関する条件に加えて、体調(心臓の様子も)をお伝えしました。
もしかしたら引き取ってくださるのは厳しいかもしれない…。
少しそう思ったのもつかの間でした。
里親様がご相談して出してくださった結論は…。
「お家の子に決めさせていただきたい」というお言葉でした。
心の中は感謝でいっぱいになりながらご契約させていただき、卒業となりました。
その後お撮りした写真に写るセリーマちゃんは、笑顔。

カフェに来て初めて見せてくれた笑顔でした
里親様へ

この度は素敵なご縁を繋いでくださいまして本当にありがとうございました。
セリーマちゃんを見つけてくださったこと、お家の子にしてくださったことは、セリーマちゃんにとっても里親様にとっても必然の出会いなのではないかと思えて、私は胸がいっぱいになりました。
全てをご理解くださり決めていただき本当にありがとうございました。
たった2日しかカフェでは過ごしていませんのでまだまだその性格などはまだベールに包まれているセリーマちゃんですが、きっと陽気で明るいフレブルの可愛い性格そのものだと思います。
楽しく過ごしていただけましたら幸いです。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
また、よろしかったらぜひ一緒に遊びに来てくださいね。
お待ちしています。
里親様は帰られてからお便りを送ってくださいました。
お車に乗って震えていたのは1分くらいでその後は大丈夫!
お家に着いても臆することなくマイペースで、夜はパパとリビングで寝ていたそうです。
少し食いつきが悪かったご飯ですが、3回に分けて完食。
その後ワンって言いながら走り回っていたそうで、お転婆になる予感です笑

セリちゃんへ

あっという間にお家が決まったね。
ちょっと寂しいけど
パパがセリちゃんにずっと
「お家に来る?」
て話しかけてくれていたのを見てて
何だか胸がいっぱいになった。
一目惚れだったんだって。
だから絶対幸せになれるお家だって思ったよ。
いっぱい甘えさせてもらって
可愛がってもらって
素敵な犬生を過ごしてね!

卒業おめでとう
セリーマちゃんの新しい名前は…。
「ココアちゃん」になりました。
ずっと歴代ワンちゃんがスイーツのお名前だったそうで、今回も甘くて美味しそうなお名前をつけてくださいました。
里親様ありがとうございました。
では。
川西に来たばかりのフレンチブルドッグのセリーマちゃんに、早くも素敵なお家が見つかり3月23日に卒業しました


セリーマちゃんが川西に来てくれたのは3月21日で、カフェデビューは翌日。
カフェ滞在はたった2日です。

フレンチブルドッグのワンちゃんの性格は、おおらかで愛嬌たっぷりと言われていますが、セリーマちゃんもそうでした。
更にとっても人懐こくてお顔も美人さん。
そして4歳で8.3㎏と小柄。

カフェに到着してすぐは震えていたけれど、シャンプーを終えてフロアに出してあげると、あれあれっ…て思うくらいすっと皆んなに馴染んでくれました。
オヤツも先輩に引けを取らないどころか、食いしん坊チームに負けず劣らずの食べっぷり。
写真を撮るために、夜1人きりでフロアに出てもらった時にはお膝を探して、見つけたら一直線。
よじ登って顔をピタッとつけて甘える仕草には、私自身もメロメロになるほどでした。




穏やかでおとなしくて、甘えん坊。
だから、ボランティアさん達にも大人気。
もちろん、お客様にも大人気でした。
お散歩も初日から歩いてくれたし、オヤツ争奪戦には積極的に参加してくれました。


申し分ないセリーマ。
でも、実は心臓に少し気になるところがありました。
少し雑音があったので、エコー検査してもらったところ『肺動脈狭窄症疑い』の所見。

右心室が少しだけ肥大していて、肺動脈への流速が1.8mと少しだけ早いという状態で、今はまだ全く症状が出ていませんが、フレンチブルドッグはこの病気の好発犬種なため、これから定期的に見てもらうことが必要になります。

「心臓」というだけで「怖い」というイメージになりやすいですが、症状が出てくる前に防いであげることも出来る。
しっかりお伝えすることがいかに大切なことだと感じました。
里親様はセリーマちゃんがカフェデビューした2日目の木曜日に会いに来てくださったご夫婦です。
来られる前にお電話をいただいた時は、里親をお考えになる前に、とりあえず会ってみたいとおっしゃられていました。
でも会ってくださってすぐ、ご主人はセリーマちゃんのことをとても気に入ってくださったご様子でした。

里親様のお家には3年前までショコラちゃんというトイプードルの女の子がいたそうですが、残念ながら病気で11歳で虹の橋を渡ってしまわれたそうです。
悲しみの中から3年間はワンちゃんを飼うお気持ちにはなれなかった…。
でも、以前から興味があったフレブルちゃんをSNSで見つけてくださり、とりあえず会いに来てくださったとお話くださいました。
お会いして、お話をたくさんさせていただきました。
ご夫婦ともずっとワンちゃんがおられる家で育っておられ、ご結婚してからもずっとワンちゃんがいた毎日を過ごされていたそうで、ワンちゃん愛がいっぱい。
何より、セリーマちゃんを本当に何度も何度も「可愛い」と言ってくださいました。

優しい素敵なお家…。
きっと幸せにしてくださる…。
お二人で話されている様子を拝見していて、心が温かくなりました。

なので譲渡に関する条件に加えて、体調(心臓の様子も)をお伝えしました。
もしかしたら引き取ってくださるのは厳しいかもしれない…。
少しそう思ったのもつかの間でした。
里親様がご相談して出してくださった結論は…。
「お家の子に決めさせていただきたい」というお言葉でした。
心の中は感謝でいっぱいになりながらご契約させていただき、卒業となりました。
その後お撮りした写真に写るセリーマちゃんは、笑顔。

カフェに来て初めて見せてくれた笑顔でした

里親様へ

この度は素敵なご縁を繋いでくださいまして本当にありがとうございました。
セリーマちゃんを見つけてくださったこと、お家の子にしてくださったことは、セリーマちゃんにとっても里親様にとっても必然の出会いなのではないかと思えて、私は胸がいっぱいになりました。
全てをご理解くださり決めていただき本当にありがとうございました。
たった2日しかカフェでは過ごしていませんのでまだまだその性格などはまだベールに包まれているセリーマちゃんですが、きっと陽気で明るいフレブルの可愛い性格そのものだと思います。
楽しく過ごしていただけましたら幸いです。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
また、よろしかったらぜひ一緒に遊びに来てくださいね。
お待ちしています。
里親様は帰られてからお便りを送ってくださいました。
お車に乗って震えていたのは1分くらいでその後は大丈夫!
お家に着いても臆することなくマイペースで、夜はパパとリビングで寝ていたそうです。
少し食いつきが悪かったご飯ですが、3回に分けて完食。
その後ワンって言いながら走り回っていたそうで、お転婆になる予感です笑

セリちゃんへ

あっという間にお家が決まったね。
ちょっと寂しいけど
パパがセリちゃんにずっと
「お家に来る?」
て話しかけてくれていたのを見てて
何だか胸がいっぱいになった。
一目惚れだったんだって。
だから絶対幸せになれるお家だって思ったよ。
いっぱい甘えさせてもらって
可愛がってもらって
素敵な犬生を過ごしてね!

卒業おめでとう

セリーマちゃんの新しい名前は…。
「ココアちゃん」になりました。
ずっと歴代ワンちゃんがスイーツのお名前だったそうで、今回も甘くて美味しそうなお名前をつけてくださいました。
里親様ありがとうございました。
では。
チューリちゃん卒業
[No.1350] 2023/03/22 (Wed) 05:42
おはようございます。
お久しぶりの更新になりました。
3月17日金曜日、ちびっ子チワワのチューリちゃんに素敵なご縁が繋がり卒業しました

チューリちゃんが川西に来てくれたのは2月7日で、その時カフェの仲間入りはチューリちゃんを入れて4頭(タラコちゃん、オネモちゃん、リンドンちゃん)でした。
その中でもひときわちびっ子で体重はたったの1.9㎏のチューリちゃん。


小さいその身体と、大きなお目目とちらっと出た舌は可愛すぎでしたが、おそらく新しい場所に来たばかりの今日は怖くて仕方ないだろうな…と思い、触るのも恐る恐る…でした。
でも…私の思惑とは違っていました。
チワワ女子あるあるで、物怖じしなくてオヤツに反応。
結構グイグイと寄ってきてくれてオヤツを食べました。


抱っこはさせてくれるけど、触ろうと近づくとキャって逃げるし、嫌なことは嫌って言えるタイプのようでした。
ワンちゃんとの仲は全く大丈夫で、同じベッドやお膝の共有も出来るし、それからの日々は意外にも楽しそうに過ごしてくれていて、テチテチ歩きがトレードマーク。



「チューちゃん!」って呼ぶと、自分の名前だとわかっていてテチテチ寄ってきて手をペロしてくれました。


みんな口をつくのは決まって「可愛い
」という言葉。
ただ、頭を撫でようとすると怖いのかすぐさま逃げてしまいましたけど…。
お散歩はさすがに歩けませんでした。
今年の2月は特に寒かったこともあり、ブルブル震えて一歩も歩けず。
ほぼ毎日ボランティアさんが書いてくれたお散歩日記には、ブルブル震えて歩きませんでしたの文字がずっと並んでいました。
3月に入ってのこと。
きっかけはララッタちゃん。
歩けなくて抱っこ散歩していたら、途中で待っていてくれたララッタちゃん。
降ろしてみたら一緒に歩いたチューリちゃん。
それからは、誰かと一緒だと歩いたり、草むらのクン活を始めたり、マーキングしたり。


気温が暖かくなったからもあると思いますが、少しづつの進歩…。
最後には楽しそうに、短い距離の行ったり来たりを重ねながら歩いてくれました。
オヤツの時間は、最初は様子がわからなくてベテラン勢に押され気味。

前に行けなくて後をウロウロしていたのに、気がついたらしっかり前で後ろ足立ちしてもらう姿を発見!

オヤツが出てくる厨房の手前にある侵入防止柵。
そこにも顔を突っ込んで、一丁前にみんなと一緒にオヤツを待つ姿も見られるようになって…。



カフェに来て1ヶ月少し経った3月10日は7歳のお誕生日。
ボランティアさんからお誕生日ケーキが届き、皆んなでhappy birthdayの歌を歌ってもらってお祝いしました。

チューリちゃん、ケーキ完食です

チューリちゃんはチューリちゃんなりに、一生懸命に、少しづつ、健気に、楽しそうに日々成長していました。
過去はもう過去。
今から、だから。
そう思います。
でもチューリの身体を診てみると、歯はボロボロでした。
歯周病菌に侵され、下顎は融解しほとんど骨がありません。
わずか残った歯も歯石超重度。

それでもしっかり舌を使ってご飯も食べるしお水も飲みます。
お腹には帝王切開の跡に加えて、乳腺腫瘍が2箇所。
1週間に一度ほど下痢。
少し前に病院でエコーを撮ってもらい調べてもらいました。
結果は少し卵巣に腫れがありましたが、他の臓器は大丈夫。

下痢は大腸炎で、お薬で改善してくれました。
これからしっかり身体の状態を見てもらえるお家に託したい。
そう思いました。
確かに疾患は少なくありませんが、お問合せもありました。
でも、可愛すぎるその姿を見るたびお家が決まらないという不思議を感じていましたが、それは、このご家族に決まるからだった。
と…、後から納得の答えが待っていました。
里親様は昨年6月に川西店から、チワワのピントちゃん(現ぴんちゃん)をお家に迎えてくださったご夫婦です。


そしてその時のblogでもご紹介させていただきましたが、その前の2017年2月に当時推定11歳のチワワのチョコちゃんをお家に迎えてくださって、2022年5月にお空に見送ってくださったご夫婦です。
【blogピントちゃん卒業】
その時のことを、私は生涯忘れることは無いと思うほど優しさに溢れるご夫婦で、ずっとずっと胸の中で温かい思い出として存在しています。
この日ぴんちゃんと一緒に、お久しぶりにカフェを訪れてくださったご夫婦。

私はお里帰りをしてくださったと思い、大好きだったぴんちゃんに会えたことを心から嬉しく思っていました。
だけど、チューリちゃんのことを可愛いとおっしゃって温かい眼差しで見つめてくださるご夫婦を拝見していて、もしかして…?
とお声をかけさせていただくと…。


亡くなったチョコちゃんに面影が似ているチューリちゃんをSNSで見つけて、まだお家が決まっていないので見にきてくださったとのこと。
ご夫婦は、今でも初めて飼われたチョコちゃんのことをずっと思い続けてくださっていました。
それは亡くなった今も、変わらずです。

↑昨年5月に虹の橋を渡ったチョコちゃん
もしチューリちゃんを引き取られるとしたら初めての2頭飼いになるので、色々教えて欲しいとおっしゃられました。
ご夫婦は年齢や既往症の多寡で引取られるかどうかを判断される方では無く、ご心配は体調をどうしてあげたらいいのかということと、ぴんちゃんとの距離などを気にされていました。
私はチューリちゃんの性格や既往症をお伝えし、また多頭飼いに必要なことも、ゆっくりお伝えしました。
その事をお2人でしっかりお聞きくださり、質問もしてくださりながら…時間をかけてご相談くださって…。
そしていただいたお答えは、「お家の子にさせていただきたい」ということでした。
ご契約をさせていただき、お車にドライブキャリーが一個しかないため一度お家帰られてぴんちゃんを置いて、またチューリちゃんをお迎えに来ていただいて卒業となりました。
今回も笑顔溢れる、優しい温かな卒業になりました。

里親様へ
また素敵なご縁を繋いでくださいまして、本当に嬉しく思います。

ワンちゃんは自ら飼い主を選ぶ…と何かで読んだことがありますが、もしそれが本当ならチューリちゃんは里親様と出会うために川西に来て、1ヶ月と10日の間、里親様を待っていたということになります。
それは昨年5月にお空に旅立ったチョコちゃんがまた、里親様の背中を押してくれたのかもしれません。
心温まるチョコちゃんとの過去が、現在に繋がり、また未来へと導かれていくような感覚を感じさせていただきながら、今回も感謝でいっぱいです。
体調や既往症。加えて避妊等もこれからですし、ぴんちゃんとの距離感も少しご心配かとは思いますが、焦らずゆっくり家族のお時間を重ねていっていただけましたら幸いです。
ぴんちゃんもチューリちゃんのこと、どうぞよろしくお願いしますね。
里親様は帰られてからお便りを送ってくださいました。
チューリちゃんに用意したケージには入らず、ぴんちゃんのベッドで寛ぐチューリちゃん。

ぴんちゃんといえば、チューリちゃんに用意したベッドに入って寛ぐ。

という逆さま現象…笑
「新しい家族と頑張っていきます」と頼もしいお言葉を綴ってくださいました。
チューちゃんへ

人が好きでワンコも大丈夫。
女子に大人気のケージでぎゅうぎゅう。

お膝でもぎゅうぎゅう。

でも平気なチューちゃんだった笑
もちろんお膝大好き。
みんなと一緒にオヤツ待ちまで出来るようになって。
オヤツ大好きになってくれて。
そうするうちに…。
逞しくなってくれた。
だけどチューリちゃんの存在は
ほんとに癒しだったよ。
ありがとね。
これからはもっと素敵な場所がお家だからね。
先輩のぴんちゃんに色々教えてもらいながら
ゆっくりと過ごして欲しいです。

チューちゃんありがとう。
幸せにね。
卒業おめでとう
チューリちゃんの新しい名前は…。
「ちーちゃん」になりました
響きを残してくださって、更に可愛いお名前に変身です。
里親様ありがとうございました。
では。
お久しぶりの更新になりました。
3月17日金曜日、ちびっ子チワワのチューリちゃんに素敵なご縁が繋がり卒業しました


チューリちゃんが川西に来てくれたのは2月7日で、その時カフェの仲間入りはチューリちゃんを入れて4頭(タラコちゃん、オネモちゃん、リンドンちゃん)でした。
その中でもひときわちびっ子で体重はたったの1.9㎏のチューリちゃん。


小さいその身体と、大きなお目目とちらっと出た舌は可愛すぎでしたが、おそらく新しい場所に来たばかりの今日は怖くて仕方ないだろうな…と思い、触るのも恐る恐る…でした。
でも…私の思惑とは違っていました。
チワワ女子あるあるで、物怖じしなくてオヤツに反応。
結構グイグイと寄ってきてくれてオヤツを食べました。


抱っこはさせてくれるけど、触ろうと近づくとキャって逃げるし、嫌なことは嫌って言えるタイプのようでした。
ワンちゃんとの仲は全く大丈夫で、同じベッドやお膝の共有も出来るし、それからの日々は意外にも楽しそうに過ごしてくれていて、テチテチ歩きがトレードマーク。



「チューちゃん!」って呼ぶと、自分の名前だとわかっていてテチテチ寄ってきて手をペロしてくれました。


みんな口をつくのは決まって「可愛い

ただ、頭を撫でようとすると怖いのかすぐさま逃げてしまいましたけど…。
お散歩はさすがに歩けませんでした。
今年の2月は特に寒かったこともあり、ブルブル震えて一歩も歩けず。
ほぼ毎日ボランティアさんが書いてくれたお散歩日記には、ブルブル震えて歩きませんでしたの文字がずっと並んでいました。
3月に入ってのこと。
きっかけはララッタちゃん。
歩けなくて抱っこ散歩していたら、途中で待っていてくれたララッタちゃん。
降ろしてみたら一緒に歩いたチューリちゃん。
それからは、誰かと一緒だと歩いたり、草むらのクン活を始めたり、マーキングしたり。


気温が暖かくなったからもあると思いますが、少しづつの進歩…。
最後には楽しそうに、短い距離の行ったり来たりを重ねながら歩いてくれました。
オヤツの時間は、最初は様子がわからなくてベテラン勢に押され気味。

前に行けなくて後をウロウロしていたのに、気がついたらしっかり前で後ろ足立ちしてもらう姿を発見!

オヤツが出てくる厨房の手前にある侵入防止柵。
そこにも顔を突っ込んで、一丁前にみんなと一緒にオヤツを待つ姿も見られるようになって…。



カフェに来て1ヶ月少し経った3月10日は7歳のお誕生日。
ボランティアさんからお誕生日ケーキが届き、皆んなでhappy birthdayの歌を歌ってもらってお祝いしました。

チューリちゃん、ケーキ完食です


チューリちゃんはチューリちゃんなりに、一生懸命に、少しづつ、健気に、楽しそうに日々成長していました。
過去はもう過去。
今から、だから。
そう思います。
でもチューリの身体を診てみると、歯はボロボロでした。
歯周病菌に侵され、下顎は融解しほとんど骨がありません。
わずか残った歯も歯石超重度。

それでもしっかり舌を使ってご飯も食べるしお水も飲みます。
お腹には帝王切開の跡に加えて、乳腺腫瘍が2箇所。
1週間に一度ほど下痢。
少し前に病院でエコーを撮ってもらい調べてもらいました。
結果は少し卵巣に腫れがありましたが、他の臓器は大丈夫。

下痢は大腸炎で、お薬で改善してくれました。
これからしっかり身体の状態を見てもらえるお家に託したい。
そう思いました。
確かに疾患は少なくありませんが、お問合せもありました。
でも、可愛すぎるその姿を見るたびお家が決まらないという不思議を感じていましたが、それは、このご家族に決まるからだった。
と…、後から納得の答えが待っていました。
里親様は昨年6月に川西店から、チワワのピントちゃん(現ぴんちゃん)をお家に迎えてくださったご夫婦です。


そしてその時のblogでもご紹介させていただきましたが、その前の2017年2月に当時推定11歳のチワワのチョコちゃんをお家に迎えてくださって、2022年5月にお空に見送ってくださったご夫婦です。
【blogピントちゃん卒業】
その時のことを、私は生涯忘れることは無いと思うほど優しさに溢れるご夫婦で、ずっとずっと胸の中で温かい思い出として存在しています。
この日ぴんちゃんと一緒に、お久しぶりにカフェを訪れてくださったご夫婦。

私はお里帰りをしてくださったと思い、大好きだったぴんちゃんに会えたことを心から嬉しく思っていました。
だけど、チューリちゃんのことを可愛いとおっしゃって温かい眼差しで見つめてくださるご夫婦を拝見していて、もしかして…?
とお声をかけさせていただくと…。


亡くなったチョコちゃんに面影が似ているチューリちゃんをSNSで見つけて、まだお家が決まっていないので見にきてくださったとのこと。
ご夫婦は、今でも初めて飼われたチョコちゃんのことをずっと思い続けてくださっていました。
それは亡くなった今も、変わらずです。

↑昨年5月に虹の橋を渡ったチョコちゃん
もしチューリちゃんを引き取られるとしたら初めての2頭飼いになるので、色々教えて欲しいとおっしゃられました。
ご夫婦は年齢や既往症の多寡で引取られるかどうかを判断される方では無く、ご心配は体調をどうしてあげたらいいのかということと、ぴんちゃんとの距離などを気にされていました。
私はチューリちゃんの性格や既往症をお伝えし、また多頭飼いに必要なことも、ゆっくりお伝えしました。
その事をお2人でしっかりお聞きくださり、質問もしてくださりながら…時間をかけてご相談くださって…。
そしていただいたお答えは、「お家の子にさせていただきたい」ということでした。
ご契約をさせていただき、お車にドライブキャリーが一個しかないため一度お家帰られてぴんちゃんを置いて、またチューリちゃんをお迎えに来ていただいて卒業となりました。
今回も笑顔溢れる、優しい温かな卒業になりました。

里親様へ
また素敵なご縁を繋いでくださいまして、本当に嬉しく思います。

ワンちゃんは自ら飼い主を選ぶ…と何かで読んだことがありますが、もしそれが本当ならチューリちゃんは里親様と出会うために川西に来て、1ヶ月と10日の間、里親様を待っていたということになります。
それは昨年5月にお空に旅立ったチョコちゃんがまた、里親様の背中を押してくれたのかもしれません。
心温まるチョコちゃんとの過去が、現在に繋がり、また未来へと導かれていくような感覚を感じさせていただきながら、今回も感謝でいっぱいです。
体調や既往症。加えて避妊等もこれからですし、ぴんちゃんとの距離感も少しご心配かとは思いますが、焦らずゆっくり家族のお時間を重ねていっていただけましたら幸いです。
ぴんちゃんもチューリちゃんのこと、どうぞよろしくお願いしますね。
里親様は帰られてからお便りを送ってくださいました。
チューリちゃんに用意したケージには入らず、ぴんちゃんのベッドで寛ぐチューリちゃん。

ぴんちゃんといえば、チューリちゃんに用意したベッドに入って寛ぐ。

という逆さま現象…笑
「新しい家族と頑張っていきます」と頼もしいお言葉を綴ってくださいました。
チューちゃんへ

人が好きでワンコも大丈夫。
女子に大人気のケージでぎゅうぎゅう。

お膝でもぎゅうぎゅう。

でも平気なチューちゃんだった笑
もちろんお膝大好き。
みんなと一緒にオヤツ待ちまで出来るようになって。
オヤツ大好きになってくれて。
そうするうちに…。
逞しくなってくれた。
だけどチューリちゃんの存在は
ほんとに癒しだったよ。
ありがとね。
これからはもっと素敵な場所がお家だからね。
先輩のぴんちゃんに色々教えてもらいながら
ゆっくりと過ごして欲しいです。

チューちゃんありがとう。
幸せにね。
卒業おめでとう

チューリちゃんの新しい名前は…。
「ちーちゃん」になりました
響きを残してくださって、更に可愛いお名前に変身です。
里親様ありがとうございました。
では。