2022年を迎えて
[No.1199] 2022/01/01 (Sat) 14:59
こんにちは。
新しい年が明けましたね。

去年はいつにも増して、早く過ぎて行ったように思います。
未だ世界中に蔓延し続けるウイルスの脅威。
いつ終わるとも知れない、その果てしない戦いは続いています。
私事ですが、昨年90歳の母が骨折して入院しました。
その時に病院から言い渡された面会禁止。
会えることをあんなに楽しみにしていたのに、と、90歳の母の孤独を思うと胸がとてもとても痛みました。
人はその立場に立って、そうなって初めて分かることがあります。
情報は得ていても、気持ちを慮っても、理解できると思っていても、
100%とは言い切れないこと。
私はコロナのこの時期に入院された方の孤独を、母を通じて痛感しました。
でも・・。
共感すること。
思いやること。
包むこと。
寄り添うこと。
より一層、深く考えるようになりました。

今年のカフェは、120頭のワンちゃんネコちゃんを新しいお家に迎えていただきました。
(開店から通算689頭になります)
それは本当本当に嬉しいことでした。
多くは繁殖犬として頑張ってきた子達。
ブリーダーが崩壊してしまって、耳ダニや身体のダニ、骨と皮だけ。


体中が酷い状態で保護された子達もいました。
また多頭飼育崩壊で十分に栄養が行き届かずにやせ細って保護された子達。
過去が分からず、年齢も定かではありません。
足が欠損していたり、片方の目が機能していなかったり。






心疾患、腫瘍、寄生虫を持っている子もいました。
飼われていたお家から、理由はあるにせよ放棄されたワンちゃんも少なくありません。
保護犬を引き取り、家族の一員として迎えたいと言ってくださる方が増え、前よりも認知度が上がっていることも事実です。
それは間違いなく嬉しいことです。
ですが、譲渡に関して里親様とお話させていただくときに
「なぜ保護犬を迎えようと思われましたか?」
いつのころからか、そうお聞きすることが増えました。
その理由は・・この子達に寄り添ってあげて欲しい。
そう願うからです。
共感することや思いやってあげて包んであげることの前に、その根底に寄り添うお気持ちが無ければ、保護犬を迎える事は難しいと思うからです。

今あるこの子達の姿は、その過去があるがゆえ。
医療も愛情も環境も万全では無い場所から、本来の飼い方とは違うことを余儀なくされていたり。
飼犬にであったにもかかわらず、一緒にいれなくて放棄されていたり。
カフェに来たばかりのワンちゃんネコちゃんは、本当の性格を見せてくれないことも多いです。
ですが寄り添うことで、共感することで、思いやることで、治療を施すことで、変わります。
そしてその瞬間は喜びでいっぱいになります。
保護犬を迎えるということは、そう言う事なのです。

そのために私達は、心を込めて、そのことを一生懸命お伝えしています。
私がブログを更新する理由も、それらを伝えさせていただけるのならと書き続けています。
そして残念なことに、今年は悲しいお知らせもたくさんありました。
ご連絡いただいただけでも今年は21頭の命がお空に引っ越しをしています。
2015年にカフェを始めた頃は、年齢が高いワンちゃんネコちゃんがたくさん保護されていました。
愛情をたくさんもらって、寿命以上に生きさせていただいたワンちゃんもいます。
引き取っていただいてから、ずっと疾患と闘ってくださった里親様もいらっしゃいます。
その反面、突然何の前触れもなく逝ってしまったワンちゃんもいました。
命には限りがあること。
それは分かっていても、辛くて苦しい思いが消えるわけではありません。
でも・・ワンちゃんやネコちゃんは過去を振り返ったり、未来を思い描いて憂うこともないと言われています。
「今」だけを生きていて、その時間がご機嫌かどうか…という事が全て。
里親様の笑顔が、ワンちゃんネコちゃん達に命を吹き込んでくださったから、幸せな日々が過ごせました。
だから、きっと、幸せに旅立てたと思いますし、そう信じています。
ワンちゃん達の全てを受け入れ、かけがえのない時間を共有していただいた事に、心から感謝しています。
そしてもう一つ、お伝えしたいことがあります。
川西店は私以外は全てボランティアさん達のご協力で成り立っています。
ボランティアさん達の存在が無ければ、カフェを運営することができません。
毎日のお散歩やカフェスタッフをしてくださる方はもちろんのことながら、
カフェ開店当初から続けてくださっている方。
SNSを担当してくださっている方々。
新メンバーの運搬を始めシャンプーや写真撮影をしてくださる方。
トリミング担当をしてくださる方。
カフェの修理、メンテナンス、パソコン機器、卒業写真を担当してくださったり、
名古屋や岐阜からも来てくださる方もいらっしゃいます。
平日も、休日も、年末年始も・・。
ご自身の大切な時間を、カフェの子達のために使っていただいています。
優しさが溢れる方々と一緒にさせていただけることは、おこがましくも何物にも替えがたく思います。














みんなと笑ったり温かな涙を流したり一喜一憂したり。
そんなカフェが私は大好きです。
ラブファイブの皆さん、ミネルバ動物病院の皆さん、里親になってくださった皆さん。
ボランティアの皆さん。
そしてお客様を含むカフェに関わってくださっているすべての方々に心から感謝しながら・・。
より多くの温かい愛情で包まれたお家を見つけるため、ボランティアさん達と一丸で頑張らせていただければと思います。
今年も温かいご支援をいただけましたら幸いです。
2022年1月1日
岩澤晃子
🧡2021年卒業のワンちゃんネコちゃん
























































































































🌙⭐️2021年お空にお引越し組
パグのマルちゃん

ミニチュアダックスの幸(フク)ちゃん

パグのシューくん

スコティッシュフォールドのメアリーちゃん

チワワのマーガリンちゃん

シーズーのミョンちゃん

チワワのさくらちゃん

ミニチュアダックスフンドのシフォンくん

ペキニーズの桃子ちゃん

ミニチュアダックスフンドのシャルちゃん

チワワトイプードルmixの陽向くん

チワワのハルくん

トイプードルのたりんちゃん

スムースコートダックスのりろちゃん

ミニチュアダックスフンドのしらすちゃん

トイプードルのらんちゃん

マルチーズのうめちゃん

ミニチュアダックスフンドのサエちゃん

ポメラニアンの菊ちゃん

ラグドールの千歳ちゃん

トイプードルのみつきちゃん

お疲れさまでした。
安らかに・・。
心からご冥福をお祈りいたします。
新しい年が明けましたね。

去年はいつにも増して、早く過ぎて行ったように思います。
未だ世界中に蔓延し続けるウイルスの脅威。
いつ終わるとも知れない、その果てしない戦いは続いています。
私事ですが、昨年90歳の母が骨折して入院しました。
その時に病院から言い渡された面会禁止。
会えることをあんなに楽しみにしていたのに、と、90歳の母の孤独を思うと胸がとてもとても痛みました。
人はその立場に立って、そうなって初めて分かることがあります。
情報は得ていても、気持ちを慮っても、理解できると思っていても、
100%とは言い切れないこと。
私はコロナのこの時期に入院された方の孤独を、母を通じて痛感しました。
でも・・。
共感すること。
思いやること。
包むこと。
寄り添うこと。
より一層、深く考えるようになりました。

今年のカフェは、120頭のワンちゃんネコちゃんを新しいお家に迎えていただきました。
(開店から通算689頭になります)
それは本当本当に嬉しいことでした。
多くは繁殖犬として頑張ってきた子達。
ブリーダーが崩壊してしまって、耳ダニや身体のダニ、骨と皮だけ。


体中が酷い状態で保護された子達もいました。
また多頭飼育崩壊で十分に栄養が行き届かずにやせ細って保護された子達。
過去が分からず、年齢も定かではありません。
足が欠損していたり、片方の目が機能していなかったり。






心疾患、腫瘍、寄生虫を持っている子もいました。
飼われていたお家から、理由はあるにせよ放棄されたワンちゃんも少なくありません。
保護犬を引き取り、家族の一員として迎えたいと言ってくださる方が増え、前よりも認知度が上がっていることも事実です。
それは間違いなく嬉しいことです。
ですが、譲渡に関して里親様とお話させていただくときに
「なぜ保護犬を迎えようと思われましたか?」
いつのころからか、そうお聞きすることが増えました。
その理由は・・この子達に寄り添ってあげて欲しい。
そう願うからです。
共感することや思いやってあげて包んであげることの前に、その根底に寄り添うお気持ちが無ければ、保護犬を迎える事は難しいと思うからです。

今あるこの子達の姿は、その過去があるがゆえ。
医療も愛情も環境も万全では無い場所から、本来の飼い方とは違うことを余儀なくされていたり。
飼犬にであったにもかかわらず、一緒にいれなくて放棄されていたり。
カフェに来たばかりのワンちゃんネコちゃんは、本当の性格を見せてくれないことも多いです。
ですが寄り添うことで、共感することで、思いやることで、治療を施すことで、変わります。
そしてその瞬間は喜びでいっぱいになります。
保護犬を迎えるということは、そう言う事なのです。

そのために私達は、心を込めて、そのことを一生懸命お伝えしています。
私がブログを更新する理由も、それらを伝えさせていただけるのならと書き続けています。
そして残念なことに、今年は悲しいお知らせもたくさんありました。
ご連絡いただいただけでも今年は21頭の命がお空に引っ越しをしています。
2015年にカフェを始めた頃は、年齢が高いワンちゃんネコちゃんがたくさん保護されていました。
愛情をたくさんもらって、寿命以上に生きさせていただいたワンちゃんもいます。
引き取っていただいてから、ずっと疾患と闘ってくださった里親様もいらっしゃいます。
その反面、突然何の前触れもなく逝ってしまったワンちゃんもいました。
命には限りがあること。
それは分かっていても、辛くて苦しい思いが消えるわけではありません。
でも・・ワンちゃんやネコちゃんは過去を振り返ったり、未来を思い描いて憂うこともないと言われています。
「今」だけを生きていて、その時間がご機嫌かどうか…という事が全て。
里親様の笑顔が、ワンちゃんネコちゃん達に命を吹き込んでくださったから、幸せな日々が過ごせました。
だから、きっと、幸せに旅立てたと思いますし、そう信じています。
ワンちゃん達の全てを受け入れ、かけがえのない時間を共有していただいた事に、心から感謝しています。
そしてもう一つ、お伝えしたいことがあります。
川西店は私以外は全てボランティアさん達のご協力で成り立っています。
ボランティアさん達の存在が無ければ、カフェを運営することができません。
毎日のお散歩やカフェスタッフをしてくださる方はもちろんのことながら、
カフェ開店当初から続けてくださっている方。
SNSを担当してくださっている方々。
新メンバーの運搬を始めシャンプーや写真撮影をしてくださる方。
トリミング担当をしてくださる方。
カフェの修理、メンテナンス、パソコン機器、卒業写真を担当してくださったり、
名古屋や岐阜からも来てくださる方もいらっしゃいます。
平日も、休日も、年末年始も・・。
ご自身の大切な時間を、カフェの子達のために使っていただいています。
優しさが溢れる方々と一緒にさせていただけることは、おこがましくも何物にも替えがたく思います。














みんなと笑ったり温かな涙を流したり一喜一憂したり。
そんなカフェが私は大好きです。
ラブファイブの皆さん、ミネルバ動物病院の皆さん、里親になってくださった皆さん。
ボランティアの皆さん。
そしてお客様を含むカフェに関わってくださっているすべての方々に心から感謝しながら・・。
より多くの温かい愛情で包まれたお家を見つけるため、ボランティアさん達と一丸で頑張らせていただければと思います。
今年も温かいご支援をいただけましたら幸いです。
2022年1月1日
岩澤晃子
🧡2021年卒業のワンちゃんネコちゃん
























































































































🌙⭐️2021年お空にお引越し組
パグのマルちゃん

ミニチュアダックスの幸(フク)ちゃん

パグのシューくん

スコティッシュフォールドのメアリーちゃん

チワワのマーガリンちゃん

シーズーのミョンちゃん

チワワのさくらちゃん

ミニチュアダックスフンドのシフォンくん

ペキニーズの桃子ちゃん

ミニチュアダックスフンドのシャルちゃん

チワワトイプードルmixの陽向くん

チワワのハルくん

トイプードルのたりんちゃん

スムースコートダックスのりろちゃん

ミニチュアダックスフンドのしらすちゃん

トイプードルのらんちゃん

マルチーズのうめちゃん

ミニチュアダックスフンドのサエちゃん

ポメラニアンの菊ちゃん

ラグドールの千歳ちゃん

トイプードルのみつきちゃん

お疲れさまでした。
安らかに・・。
心からご冥福をお祈りいたします。
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