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保護犬・保護猫カフェ 川西店

保護犬・保護猫ちゃん達の新しい家族を探しています!

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とも子ちゃんの卒業

更新が遅くなりました
9月11日土曜日、ミニチュアダックスフンドのとも子ちゃんが卒業しました



9月7日に川西に来てくれたとも子ちゃんはとっても美人な女の子です。
でも初めましてのこの日、ただただ怖くて怖くて震えていました。
今までほぼ7年を過ごしてきた環境はわかりませんが、人に対してもワンちゃんに対しても免疫が全く感じられませんでした。

カフェの隅っこで、見た目にも明らかな震え。
ブルブルと背中が揺れるさまを見ると、切なくて切なくて・・。
同期のそのみちゃん(トイプードル)も全く同じで状態でした。
抱っこをすると、ある程度で震えが治まってくるものです。
でもとも子ちゃんとそのみちゃんは、それでも震え続けました。


ワンちゃんの性格形成は、生まれてからの数か月間である程度決まるそうです。
人間と過ごしていなければ人を怖がり、犬を知らなければ犬を怖がる。
もちろん持って生まれた性格もあるとは思いますが、とも子ちゃんは人の笑う声さえ怖いのだろうか・・。
まるでそんな様子でした。

優しく背中を撫でるようにマッサージをしてあげると、その時震えはマシにはなるのですが、また震え出す・・
を繰り返していました。

優しく接してあげること。
優しく話しかけてあげること。
優しく撫でてあげること。

私達にはただ、慣れてくれるのを待つしかありません。
そっと・・、無理強いするでなく様子を見守っていました。

里親様とお子様達がカフェに来てくださったのはデビューの日の夕刻。
以前ダックスを飼っていらっしゃたとのことで、リュウセイととも子ちゃんに会いにお電話をいただいてから来てくださいました。
すると里親様はとも子ちゃんに目を留められ、抱っこをしてくださいました。
お写真をお撮りしていなかったのですが、それは優しい抱っこ・・。
とも子ちゃんを思いやり、優しく話しかけてくださっていました。
亡くなったワンちゃんはおメメと耳がハンディキャップで機能していなかったそうです。

とも子ちゃんの既往症をお伝えしました。
まずお決まりの歯石歯肉炎重度。
耳にはマラセチア菌。

目は年齢によるものだと思われる虹彩委縮。
そしてとも子ちゃんには乳腺腫瘍がありました。
カフェに来てからの様子と、譲渡に関する条件なども一緒にお伝えしました。

すると里親様は・・。
「頑張ったね」
目に涙をいっぱい溜めて、とも子ちゃんを抱きしめてくださったのです。
思いやり深く、温かで・・。
「温かいなぁ」
言葉では無く、お心の感応が伝わって、私の心が震えました。

でもこの日はもう閉店時間。
一緒に来られたお子様のうち、下の息子さんはチワワがお好きでご意見がまだまとまらない様子でした。
お帰り際に
「家族で相談します」
そうおっしゃられてカフェを後にされました。
帰られた後、里親様の温かい余韻がカフェをほんわかと包んでいました。
とも子ちゃんの性格を考えると、カフェで長い時間を過ごすよりも早くにお家で慣れてくれる方がいい。
決めていただけると嬉しいな・・。
この時そう心の中で強くで念じていました。

その想いが通じました。
土曜日里親様は、今日とも子ちゃんをお迎えにいかせていただきたいとお電話をくださったのです。
もちろんとも子ちゃんの既往症もご理解くださってのお申出。
とても嬉しかったです。
どこでもいいのではなくて、その子に合った場所へ繋げたいという私達の想い。
それが通じたことの安堵と喜びでした。

少しだけですが、カフェに来た翌日からのとも子ちゃんも慣れてくれる兆しがありました。
カフェの隅っこから出て歩こうとしていました。
お客様に抱っこしてもらえるようになりました。

でもそれはまだまだの域。
すぐに隅っこに行ってしまいます。

普通のワンちゃんのように楽しく暮らせるようになるまではきっとたくさんの時間を要します。
それでも、家族と一緒に過ごす時間が楽しいものと感じてくれるようになって欲しいから、それはやっぱりお家で頑張って慣れて欲しい。
里親様のお家にはたくさんの援軍がいらっしゃいます。
それは3人いる息子さん達。
前のワンちゃんのハンディキャップを経験していらっしゃる心強い味方。
寄り添っていただき、とも子ちゃんの心をきっと開いてくれると思います。

お迎えはご家族4人で来てくださいました。
息子さん達でとも子ちゃんを抱っこしてくださって満面の笑顔。


温かくて胸が震える素敵な卒業になりました。


里親様へ
この度はとも子ちゃんとの素敵なご縁を繋いでくださいまして本当にありがとうございました。

里親様の強くて温かで優しいお気持ちが伝わる、嬉しい卒業になりました。
ほんとうに心から感謝しています。
これからはご家族でとも子ちゃん包囲網を作っていただき、一日でも早くお家に慣れてくれる日を心から願っています。
どうぞよろしくお願い致します。

里親様は帰られてから今日まで毎日お便りをくださいました。
ご飯は一日3回、完食。
お散歩は毎日連れて行っていただいているようですが、まだちゃんと歩くというよりは避難(笑)

緊張で初日翌日はおしっこもうんちも出なかったけれど、3日目散歩で初めておしっこ出来たとのことでした
3日目の夜、初めて爆睡したそうです。

「お散歩のフリーズも歩くだけましだと思います。呼んだらこっちを向いてくれるなんて新鮮。目で追うことも新鮮に思います。」
「耳が聞こえて目が見えることって幸せなことだよね、って言っています」
「人も人間も、ないことや足りないものを数えても辛くなります。あるものに感謝していきたいですね」
と痺れるお言葉の数々。
そしてとも子ちゃんはきっと強いワンコ。
未来を変えられると言ってくださいました。

そんなともちゃんへ


慣れていなくて、不器用。
環境に馴染むことよりも、必死で気持ちを抑えて耐えていたとも子ちゃん。
「大丈夫だから」って何回も話しかけたけれど
そりゃすぐには無理だよね。
でもね、これからは違うから。
囲われたケージの中では分からなかった楽しいことがいっぱいあるんだからね。
人間だけど、お兄ちゃんが3人も出来て
みんなともちゃんの味方。

だから、ゆっくりでいいよ。
ともちゃんが思うペースでいいから
楽しい未来を心から願っています。
ともちゃん、卒業おめでとう

とも子ちゃんの名前は・・。
ともちゃんと呼ぶと振り向いてくれるので
「とも子ちゃん」のままにしてくださいました
里親様、ありがとうございました。

では。

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