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保護犬・保護猫カフェ 川西店

保護犬・保護猫ちゃん達の新しい家族を探しています!

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ぼっくん卒業。 めーこちゃん卒業(後日更新)

こんばんは。
今日、ロングコートチワワのぼっくんにご縁が繋がり卒業しました



そしてポメラニアンのめーこちゃんにもご縁が繋がってお家が決まりました。
(めーこちゃんの更新は後日になります)

ぼっくん
ぼっくんが川西に来てくれたのは7月6日の事でした。

8月15日で7歳になるチワワ男子。
愛くるしい顔立ちでジャニーズ系の童顔。
いつもチラリと出ている舌がチャームポイントのこんなに可愛いぼっくんに、1か月近くもお家が決まらないことが私の中では不思議でした。

確かに既往症はあります。
歯石歯肉炎重度。


左目は昔負った深い傷で色素沈着があり、視力はぼんやり程度。

また左下顎付近の皮下にぶよっとした膿疱らしきものあり。
でもこれについては、貯留している液体を細胞診で調べてもらって、唾液細胞であることが判明しています。
おそらく唾液腺や唾液管が損傷をうけた結果、皮下組織に唾液が漏れて溜まっているとのこと。

命に別状はなく、適宜抜くか去勢手術の際に一緒に切除してあげるのが望ましいそうです。

保護犬達が過去に負ったもの。
それははっきりとした記録が残っているわけではありませんが、運命の中を頑張って生きてきた証拠。
私にはそれさえも愛おしくなる要因に思えます。
可愛いという外見だけを見るのではなく、その子の過去までを思いやってくださることが出来るかどうか・・。
だから私はご理解くださって、引き受けてくださる方が現れるまで何度だってしっかりと説明をしてあげたい。
いつもそう考えています。

愛らしいぼっくん。

お膝に手をかけてきてくれたり、名前を呼ぶとテチテチ歩いて寄って来てくれたりしてくれました。


色んなワンちゃんにマウントされることも多くて、フロア内のケージに避難することも多かったけれど、抱っこは大好きでした。
お膝に抱っこされてウトウト・・も多々。

おやつも最初は手から貰えず床に置かないと食べなかったのに、いつのころからか競争に参加して手からもらえるようになって、逞しく成長していったぼっくん。

お散歩は最初から楽しそうにしっかり歩きました。
暑いので帽子をかぶって、首には保冷剤をまいてもらって日陰だけの短い散歩。

それでも外の空気を全身に感じてご機嫌でした。

里親様がカフェに来てくださったのは昨日のことでした。
お嬢様からご予約のお電話をいただき、お母様(里親様)と一緒にカフェに来てくださいました。
お嬢様のお家のポメラニアンのブラン君も一緒でした。


今年2月にチワワのコリン君を17歳で亡くされていた里親様。
初めて飼われたワンちゃんだったコリン君。

亡くされた後、本当に悲しくて体調も崩してしまわれたそうです。
そんな中、SNSでお嬢様が保護犬を探してお母様に見せてあげたりしておられたとのこと。
亡くなったコリン君はブラックタンのチワワ。
ブラックタンなら・・。
少しづつお母様の気持ちも変化しておられたのだと思います。
でも一人ではなかなかカフェに来ることは出来なかったそうで、今回お嬢様が一緒に来てくださいました。

土曜日でしたが、不思議にお客様もまばらな日でした。
なのでお席にお伺いしてたくさんお話をさせていただきました。
コリン君のお話や思い出。
ぼっくんが保護された経緯や譲渡条件。
飼い方や動物病院のことまで、たくさん。


優しい優しいお話しぶりとワンちゃんに対する愛情が本当に素敵な方でした。
お家も一軒家でお庭も広くて、お留守も無し。
ワンちゃんだけの扉も付いているお家。

既往症をお伝えしてもお気持ちに変わりはありませんでした。
この日スタッフ犬として来てくれていたチワワのクーちゃんが、降ろしても降ろしても里親様のお膝によじ登っていたのですが・・(笑)

それでも
「ぼっくん」「ぼっくん」
と名前を呼び、駆けつけたぼっくんをお膝に乗せてくれていたその様子から垣間見える里親様の温かさ。

あぁ、ぼっくんはこのお家を待っていたんだな、と納得したり嬉しかったりでした。

この日は譲渡に必要な書類をお持ちで無かったために、ご契約は翌日の今日になりました。


今日はご主人もご一緒にお迎えにきてくださり、嬉しい幸せな卒業となりました。

里親様へ
この度はぼっくんとのご縁を繋いでくださいまして、本当にありがとうございました。

お嬢様に背中を押され、訪れてくださったカフェ。
一人ではきっと来れなかった。
とおっしゃられていましたが・・。
お嬢様がいてくれたことで繋がらせていただいたことも、私には運命だったと思います。
お嬢様も今回、本当にお世話になりありがとうございました。
優しい優しいお家で過ごすぼっくんを想うと、本当に嬉しいです。
これから少し治療や去勢手術でご苦労をお掛けすると思いますが、どうかよろしくお願いいたします。
そしてまた、お嬢様達とご一緒にぜひカフェに遊びに来ていただければ幸いです。

そして可愛いぼっくんへ


色んなワンちゃんにマウントされてもケンカしたりすることなく
穏やかだったぼっくん。
ぼっくんの可愛さに癒してもらえたのは私の方でした。
川西に来てくれてありがとう。

遂にお家が決まって本当に嬉しいです。
それはきっと運命のお家。
8月15日の誕生日、お家で迎えられて良かったね。
これからは優しい優しい里親様と一緒に素敵で温かな時を刻んでいって欲しい。
ただそれだけを願っています。
卒業、本当におめでとう

ぼっくんの名前は・・・。
ずっと呼ばれていたからと「ぼっくん」のままにしてくださいました
里親様、ありがとうございました。

では。

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