ナイトくん卒業しました
[No.730] 2019/05/30 (Thu) 06:14
こんばんは。
一昨日里親様が見つかり、お迎え待ちだったミニチュアダックスフンドのナイトくんが無事卒業しました

ナイトくんの保護は3月。
川西にやって来たのは4月4日の事でした。
詳しくは不明ですが、元保護犬のナイトは4年間飼犬だったその家から放棄されています。

2度捨てられたナイト。
理由は如何にせよ、また何があったとしても・・。
私には出来ません。
理解も出来ません。
捨てられたワンちゃん達がどんな想いをするのか。
少し想像するだけでもわかるからです。
飼育放棄犬を今までもたくさん預かって来ました。
そのほとんどが同じ行動をします。
まず、よく鳴きます。
閉鎖的なケージを嫌います。
そして、飼主に捨てられたことを理解できず、外が見渡せる場所で飼い主が迎えに来てくれるのを待っています。
例えば、川西店だとトイレの前のガラス張りで表が見える場所。
飼主が迎えに来てくれるのをずっと外を見ながら過ごすことが多いです。
その切なさは、その様子を見たものでないとわかりません。
もし自分が捨てたワンちゃんがそんな想いをしていることだけは覚えていて欲しい。
そしていかなる場合も、捨てようと思う行為を考え直して欲しい。
約4年間で約400頭を預かって気付いたこと・・。
それは、ワンちゃん達は私が想像していたよりもはるかに、頭がいいということでした。

そして飼い主をどんな場合でも信じていることです。
時には叱られて、時には怒鳴られて、それでもなお飼い主が全て。
そのことを飼育放棄犬を預かるたびに感じ、
犬を飼うという事は、最低限その子を最後まで飼いきること。
そうでなければ犬を飼ってはいけない。
そう強く思っています。
私はそう願っています。
でもナイトは強い子でした。
そして性格良く、人が大好きでした。

「天真爛漫」なその性格。
撫でるとお腹を見せてゴロン。
へそ天で甘えてくれました。


楽しそうに尻尾をブンブン振ってフロアを走り回り、どんな人にも近づいて甘えていました。

ワンちゃんとのトラブルも全くなく、マウントされても怒ることを一切しませんでした。


私はナイトのそんな性格に救われていました。
でも本当は、それが苦労を重ねた故にナイトが考えた処世術なのかもしれない。
あまりお利口過ぎるナイトを見ていて、そう考えたりもしました。

11歳。
声帯無し。
歯も1本も無し。
未去勢。

カフェに来たときが、お腹の中に寄生虫がいました。
10日間の隔離からのスタートだったナイト。
フロアに出た時には、どれほど嬉しかったのか1日中走り回っていたほどです。
そんなナイトは、カフェのムードメーカーでした。

ワンちゃんを飼う上で、年齢の壁は確かにあります。
でも、たとえ短くても、幸せにしてあげたい。
そう思ってくださる里親様も絶対いるはず。
そのことを信じて、焦らず待つこと。

それが私の使命です。
里親様は5月25日に初めてカフェに来てくださったご家族です。
ご主人と奥様と、息子さん達。
この日は3件のご契約があり、ゆっくりとお話をさせていただけませんでした。
でも、少しだけお話した内容は・・・。
奥様のお母様が車椅子の生活で少しお元気が無く、ワンちゃんと暮らすことで元気になって欲しいと思っているらっしゃる。
という内容でした。
ご契約が重なり、それ以上はお話をさせていただいていませんでした。
でも日曜日の夕方にお電話をいただき・・。
「ナイトくんをお家に迎えたい」旨お話しくださいました。
そして翌日、カフェに来てくださったのです。
ゆっくりお話をさせていただきました。

土曜日触れ合ってくださったワンちゃんの中で、ご主人がとてもとてもナイトくんを気にってくださったという事でした。
もちろん年齢もご存知でした。
でも歳は全く気にならないとのこと。
帰られてから、ナイトくんの事をずっと話されていたそうです。
いわゆる一目惚れ。
だったそうです。

お母様のこともおありだったかもしれませんが、結果はご主人がナイトを選ばれた。
どの子でも良かったのではなくて、ナイトを望んでくださったのです。
そしてナイトは飼育放棄犬で、声帯も歯も無いことをお伝えすると・・。
奥様は目に涙をいっぱい溜めていらっしゃいました。
きっと大切にしていただける。
絶対に二度と捨てるなどされることはない。
そう思うと私まで目頭が熱くなり、胸がいっぱいになりました。
お家のご環境も申し分なく、一軒家。
ナイトがたくさんの経験と想いを経て、ようやくたどり着いた場所は・・・。

ナイトが「大好き」
といってくださるお家でした。
里親様。
ナイトをお家に迎えてくださいまして、本当にありがとうございました。

たくさんの経験をして来たナイト。
ですが、最後に過ごすお家こそが大切な場所になります。
その場所が里親様のお家で良かった・・・。
そう心から思います。
ナイトがご機嫌で過ごせますように。
ナイトの幸せが、出来るだけ長く続きますように。
カフェの皆で祈っています。

これからもどうぞよろしくお願い致します。
帰れられてから、里親様にメールをいただきました。
「ご飯完食。家中走り回っています」
「ペットシーツでウンチが出来ました」
と、優等生ナイトのご報告のあとに・・・
「大切に育てます」
と言ってくださいました。
とても嬉しいご報告でした。
おやつ大好き、散歩大好き。
天真爛漫なナイトくん。

素敵な里親様に選んでもらって本当に良かったね。
たくさん食べていっぱい甘えて、可愛がってもらって・・・。
幸せにね。
卒業、ほんとにおめでとう
ナイトくんの名前はそのまま・・。
「ナイトくん」です
では。
一昨日里親様が見つかり、お迎え待ちだったミニチュアダックスフンドのナイトくんが無事卒業しました


ナイトくんの保護は3月。
川西にやって来たのは4月4日の事でした。
詳しくは不明ですが、元保護犬のナイトは4年間飼犬だったその家から放棄されています。

2度捨てられたナイト。
理由は如何にせよ、また何があったとしても・・。
私には出来ません。
理解も出来ません。
捨てられたワンちゃん達がどんな想いをするのか。
少し想像するだけでもわかるからです。
飼育放棄犬を今までもたくさん預かって来ました。
そのほとんどが同じ行動をします。
まず、よく鳴きます。
閉鎖的なケージを嫌います。
そして、飼主に捨てられたことを理解できず、外が見渡せる場所で飼い主が迎えに来てくれるのを待っています。
例えば、川西店だとトイレの前のガラス張りで表が見える場所。
飼主が迎えに来てくれるのをずっと外を見ながら過ごすことが多いです。
その切なさは、その様子を見たものでないとわかりません。
もし自分が捨てたワンちゃんがそんな想いをしていることだけは覚えていて欲しい。
そしていかなる場合も、捨てようと思う行為を考え直して欲しい。
約4年間で約400頭を預かって気付いたこと・・。
それは、ワンちゃん達は私が想像していたよりもはるかに、頭がいいということでした。

そして飼い主をどんな場合でも信じていることです。
時には叱られて、時には怒鳴られて、それでもなお飼い主が全て。
そのことを飼育放棄犬を預かるたびに感じ、
犬を飼うという事は、最低限その子を最後まで飼いきること。
そうでなければ犬を飼ってはいけない。
そう強く思っています。
私はそう願っています。
でもナイトは強い子でした。
そして性格良く、人が大好きでした。

「天真爛漫」なその性格。
撫でるとお腹を見せてゴロン。
へそ天で甘えてくれました。


楽しそうに尻尾をブンブン振ってフロアを走り回り、どんな人にも近づいて甘えていました。

ワンちゃんとのトラブルも全くなく、マウントされても怒ることを一切しませんでした。


私はナイトのそんな性格に救われていました。
でも本当は、それが苦労を重ねた故にナイトが考えた処世術なのかもしれない。
あまりお利口過ぎるナイトを見ていて、そう考えたりもしました。

11歳。
声帯無し。
歯も1本も無し。
未去勢。

カフェに来たときが、お腹の中に寄生虫がいました。
10日間の隔離からのスタートだったナイト。
フロアに出た時には、どれほど嬉しかったのか1日中走り回っていたほどです。
そんなナイトは、カフェのムードメーカーでした。

ワンちゃんを飼う上で、年齢の壁は確かにあります。
でも、たとえ短くても、幸せにしてあげたい。
そう思ってくださる里親様も絶対いるはず。
そのことを信じて、焦らず待つこと。

それが私の使命です。
里親様は5月25日に初めてカフェに来てくださったご家族です。
ご主人と奥様と、息子さん達。
この日は3件のご契約があり、ゆっくりとお話をさせていただけませんでした。
でも、少しだけお話した内容は・・・。
奥様のお母様が車椅子の生活で少しお元気が無く、ワンちゃんと暮らすことで元気になって欲しいと思っているらっしゃる。
という内容でした。
ご契約が重なり、それ以上はお話をさせていただいていませんでした。
でも日曜日の夕方にお電話をいただき・・。
「ナイトくんをお家に迎えたい」旨お話しくださいました。
そして翌日、カフェに来てくださったのです。
ゆっくりお話をさせていただきました。

土曜日触れ合ってくださったワンちゃんの中で、ご主人がとてもとてもナイトくんを気にってくださったという事でした。
もちろん年齢もご存知でした。
でも歳は全く気にならないとのこと。
帰られてから、ナイトくんの事をずっと話されていたそうです。
いわゆる一目惚れ。
だったそうです。

お母様のこともおありだったかもしれませんが、結果はご主人がナイトを選ばれた。
どの子でも良かったのではなくて、ナイトを望んでくださったのです。
そしてナイトは飼育放棄犬で、声帯も歯も無いことをお伝えすると・・。
奥様は目に涙をいっぱい溜めていらっしゃいました。
きっと大切にしていただける。
絶対に二度と捨てるなどされることはない。
そう思うと私まで目頭が熱くなり、胸がいっぱいになりました。
お家のご環境も申し分なく、一軒家。
ナイトがたくさんの経験と想いを経て、ようやくたどり着いた場所は・・・。

ナイトが「大好き」
といってくださるお家でした。
里親様。
ナイトをお家に迎えてくださいまして、本当にありがとうございました。

たくさんの経験をして来たナイト。
ですが、最後に過ごすお家こそが大切な場所になります。
その場所が里親様のお家で良かった・・・。
そう心から思います。
ナイトがご機嫌で過ごせますように。
ナイトの幸せが、出来るだけ長く続きますように。
カフェの皆で祈っています。

これからもどうぞよろしくお願い致します。
帰れられてから、里親様にメールをいただきました。
「ご飯完食。家中走り回っています」
「ペットシーツでウンチが出来ました」
と、優等生ナイトのご報告のあとに・・・
「大切に育てます」
と言ってくださいました。
とても嬉しいご報告でした。
おやつ大好き、散歩大好き。
天真爛漫なナイトくん。

素敵な里親様に選んでもらって本当に良かったね。
たくさん食べていっぱい甘えて、可愛がってもらって・・・。
幸せにね。
卒業、ほんとにおめでとう

ナイトくんの名前はそのまま・・。
「ナイトくん」です

では。
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