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保護犬・保護猫カフェ 川西店

保護犬・保護猫ちゃん達の新しい家族を探しています!

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オリーブちゃん卒業しました

こんばんは。
今日、シーズーのオリーブちゃんの里親様が決まり、卒業しました


オリーブちゃんの保護は1月中旬ころのようでした。
他店にいたそうですが、その後避妊手術をしてもらって川西に来たのは3月7日。
出会った時のオリーブは人がとても苦手でした。

寄ってきてくれても1m前まで。
差し出す手を避け、追いかけると逃げ、カフェのトイレの前でじっと様子を伺っていたのを今も思い出します。

名前を呼んでも振り向かず、背中で拒否するその姿。
開店前のおやつの時間や、お客様がふるまってくださるおやつもじっと見ているだけでした。
夜のご飯も最初は人が見ている前では食べず、いなくなると完食していました。
抱っこはできませんでした。
全力で身体をよじって拒否。
すぐにお膝から降りていました。

8歳。
短くはない辿って来たその過去。
何とか取り戻してあげれないかと思いました。
幸いなことに、既往症はあまりありませんでした。
そしてワンちゃんとの争いは全くありません。

どんなワンちゃんとも大丈夫でした。
シーズーに多いマイペースさからか、いつもポツンと一人で過ごしていることも多いでした。

鳴き声も聞いたことがありません。

おやつは手からはダメでしたが、床に置くと食べてくれるようになり、徐々にその後もらいに来れるようになりました。

美味しいことを知ったためか、慣れたためか、実はとっても食いしん坊さんでした
ご飯も私たちが見ている前でも完食。
カフェに来て1週間ほど経っていたと思います。
だけどお散歩はなかなか歩いてくれません。
ボランティアさんの情報ノートに書かれている様子には、「お散歩はほとんど歩きませんでした」の文字が並んでいました。
少しだけ歩くと止まり抱っこ、その後また降ろすと少しだけ歩き、また抱っこの繰り返しが続きました。
でも1か月半が過ぎたのノートには・・。
「市役所前の広場でお散歩スムーズにできました」
「手をたたいて名前を呼んだら尻尾を振って寄って来てくれました」
「コースの半分でしたがゆっくりペースで歩きました」
そう書き込んでもらっていて・・。

ボランティアさんたちの努力が少しづつ実り始めた4月後半。
歩けたことを聞いた私は、本当に嬉しかったです。

ゆっくりはオリーブの個性でした。
ご飯もおやつもお散歩も。
環境の変化に馴染めなかっただけです。
いつも気配を消したようにいるオリーブ。

端っこスタートから、気がつけばフロアの中央で過ごしていたオリーブ。

ワンちゃんが側にいても、側ではしゃいでいても怒ることは全くありませんでした。
ただ、たまに抱っこはできましたが、相変わらずまだ苦手でした。
抱っこ上手やお愛想が得意なワンちゃんは人気。
反して抱っこ苦手のためか、里親様の候補はほとんどありませんでした。

そんな折・・・。
スーパーゴールデンウイークが終わった夜、ミョンちゃんの里親様からミョンちゃんの様子をお知らせくださるメールがありました。
フロアの机の下が定席だったミョンちゃんでしたが、その動画にはアクティブな姿が映っていました。
シッポフリフリのミョンちゃん。

悪さもしているようで、以前ペットシーツをくちゃくちゃにしたりの動画もいただいていました。

そしてそのメールには・・。
もし里親様が決まらなければオリーブちゃんに会いに行きたいとお申し出くださっていました。
ご縁は繋がるところに繋がります。
もし、オリーブちゃんのご縁がミョンちゃんの里親様に繋がっているのであれば・・。
きっとその時まで待っててくれるのだと思いました。

この土日、オリーブを見に来てくださるご家族もありましたが決まることがありませんでした。
そして今日、ミョンちゃんの里親様がご来店。
ミョンちゃんを一緒にお連れくださるご予定だったそうですが、心臓の調子があまり良くなく大事をとってお留守番でした。
里親様のご来店直後・・。
不思議なことに・・あれだけ抱っこが苦手だったオリーブが里親様のお膝に乗っていました。

今日もご一緒に来てくださった里親様のお姉さまのお膝にも、後ほど抱っこされていたオリーブ。

遠くでその様子を見ていた私は、胸がいっぱいになりました。

その後、不器用でマイペースなオリーブを、迷うことなく引き取ることをお決めくださった里親様。
今回も里親様の優しさ溢れるご決断でした。
またオリーブが自分でお家を選んだ瞬間でもありました。

まるで生まれた時から、このお家に行くことが決まっていたような気がしました。
紆余曲折、波乱万丈。
そんなオリーブの過去は今日で終わりました。

今日からは自由。
オリーブも里親様の美容院で看板犬になれる日もそう遠くはないのかな・・・。
そう考えながら、目頭が熱くなりました。

里親様。
今日も遠いところ、オリーブの為にカフェに来てくださいましてありがとうございました。

そして、なかなか決まらないオリーブをお家の子に決めてくださったこと。
本当に感謝しています。
全てゆっくりだと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
また先住犬のコロンちゃん、ミョンちゃんと一緒に元気に過ごしているお写真などお送りいただけると幸いです。
楽しみにお待ちしています。

可愛いオリーブへ。

お家が決まって本当に良かったね。
カフェはストレスだったと思う。
でも頑張った甲斐があったね。
これからはもっとマイペースでも大丈夫だから。
ゆっくり馴染んで幸せに暮らしてね。

卒業、ほんとにおめでとう

オリーブちゃんの名前はそのまま・・。
「オリーブちゃん」です

では。

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