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保護犬・保護猫カフェ 川西店

保護犬・保護猫ちゃん達の新しい家族を探しています!

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アドくん卒業!

こんばんは。
今日、先週来たばかりのカニヘンダックスフンドのアドくんにご縁が繋がり、卒業しました


里親様は昨日の日曜日のお昼過ぎにカフェに来てくださったご家族です。
カフェのご訪問は初めてでしたが、ご家族全員の4人で来てくださっていました。
ワンちゃん好きのご一家・・・。
そんな印象でしたので、お家にワンちゃんがいらっしゃるのだろうとお声を掛けさせていただくと、やはりお家には今2頭、チワワのマロンくんとダックスのトムくんがいるお家でした。

ロアちゃん、クックちゃん、アドくん。
代わる代わる抱っこされていて、長い時間を過ごしてくださっていました。
お話をお聞きすると、お母様はワンちゃんの飼育のベテラン。
何頭も今まで飼って来られていて、最近までもう1頭コーギーがお家にいたそうです。

アドくんはまだ2歳。
元気印のカニヘンダックスくんです。

その時、先日卒業したメロンちゃんが遊びに来てくれていて、アドくんは何故かメロンちゃんにご執心。
離しても離してもメロンちゃんにすり寄るので、メロンちゃん大迷惑。
お終いにはガルルと怒る始末。
なので、ワンちゃん飼育のベテラン感漂うお母様にアドくんを預けていました。
するとアドくんはお母さまの腕の中でじっとしていました。

長い時間、ご家族はカフェにいてワンちゃん達と触れ合ってくださっていました。
夕方、バーナスくんの里親様がお見えになり、ご契約をさせていただいていましたが、
その時ボランティアスタッフが、アドくんの事をお家にお迎えしたいとおっしゃっている旨のメモを手渡してくれました。

バーナスくんのご契約を終え、お席にお伺いしてお話をさせていただきました。
お家は母屋ともう一棟建物があり、お母様とお姉さま、息子さんと奥様でそれぞれお住まいが違うとのこと。
今いる2頭のワンちゃんは母屋で飼っておられて、
この日カフェに来られたのは、息子さんのお家で飼うワンちゃんを探されてカフェに来てくださったのでした。
アドくんはお嬢様がネットで見つけてくださっていて、そもそもアドくんに会いに来てくださったもの。

お家のワンちゃんたちは男子なので、新しく迎えるワンちゃんも男子が良かったそうです。
でも、ロアちゃん、クックちゃんも気になっていたとのことでした。

ワンちゃん飼育ご経験豊富な里親様。
お家も2つあるため、何かあっても大丈夫。
そして、ご家族全員ワンちゃん好きの優しいお家。
この日カフェで過ごしてくださっている雰囲気は、温かく素敵なものでした。

ただ閉店時間になっていましたので、ご無理を言ってご契約を翌日に持ちこしていただきました。
そのため、残念ながら卒業写真にはお母様とお嫁さんだけになってしまいました。

2歳で歯は歯石歯肉炎重度。
耳介の先がちぎれて出血していました。

鼻先も脱毛。
ガリガリに痩せています。
2歳で保護された経緯は不明ですが、本人(犬)はいたってご陽気。

人見知り皆無。
犬見知り皆無。
快食快便の優等生。
出会った初日に懐いてくれました。

繁殖犬として過ごすより、早くに保護されたことは幸運。
アドくんの犬生はこれからです。
たくさん食べて、楽しく遊んで、可愛がってもらって過ごすこと。
本当に良かったです。


里親様。
アドくんをお家に迎えてくださって、本当にありがとうございました。
また、ご契約の際ご無理をご快諾くださりありがとうございました。
温かなお家にアドくんを託すことが出来て、本当に良かったです。

また、ぜひアドくんと一緒に遊びに来ていただければ幸いです。
これからもどうぞよろしくお願い致します。

帰られてからいただいたメールには、先住犬ちゃん達と楽しく遊ぶお写真を添えてくださっていました。

「アドくんは、マロンが気に入ったみたいです。3頭仲良くできそうです」
とのことです

アドくん。
早くにお家が見つかって良かったね。

みんなと仲良く遊んで幸せにね~。

アドくんの名前は・・・。
そのまま「アドくん」です。
そして行先は箕面市です。

では。

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バーナスくんの里親様が決まりました

こんばんは。
今日、アメリカンショートヘアーのバーナスくんの里親様が決まりました


バーナスはやんちゃ小僧のレオくんと同期。
2月16日にカフェにやって来ました。
繁殖引退猫です。


記録によると、千葉県印西での保護。
おそらく関東のペット博に行き、その後大阪に移動してきたと思います。
第一印象は・・・。
大人しくて、自己主張できなくて、不器用。
孤独な男の子でした。

ケージを開け放していてもケージから出れなくて、撫でてあげようと思って手を出したら逃げる。
側を通るだけで、走り去る。

人に慣れず、どちらかと言えば怖がっていたように思います。
あくまで私の想像ですが、ずっとケージ暮らしで外の世界は知らず
今まで楽しい思いなどなにもなかったようなその姿は、切なさを背負っていました。
ネコらしいといえばネコらしいのだと思います。
でも、まるで野良ちゃんと対峙しているような気持ちになりました。
レオくんとは対照的なので、余計にそう思ったのも知れません。

レオが卒業していき、新しく来たつぼみちゃんを見て、突如猛アタック。

一日中、昼夜問わずつぼみちゃんをケージの外で待ち続けました。
でも残念ながら、相手にされないどころか、攻撃される始末。
それでもつぼみちゃんをずっと見つめる姿は切なすぎでした。
つぼみちゃんの次は、つけまちゃん。
更に次のタビちゃんにも、完全無視をされていました。


同室のネコちゃんに拒否られていた姿。
食べるだけが楽しみで背中を丸めてご飯を食べる姿。

ネコ鍋に一日中寝ている姿がなんとも切な過ぎ。

不器用過ぎでした。

それでも、とっても可愛いバーナスです。




同室のネコちゃんが卒業して次のネコちゃんが来るまでの間
1人でお部屋貸し切りになると、のびのびしていました。


そして2か月を過ぎたころ、ボランティアさんと猫じゃらしにも遊ぶようになり、
朝と夜のお部屋解放時の行動範囲も、徐々に増えていきました。




里親様は1ヶ月ほど前にカフェに来てくださいました。
「バーナスくんを見に来ました」
とおっしゃれて・・・。
なかなか里親様が決まらないことをご存知でした。
でも他も探されているとのことで、その時はしばらく触れ合われてカフェを後にされました。

でも・・・確か2週間前の日曜日。
「ネットで見た、つけまちゃんを見送るバーナスの姿が切なくて・・・。」
bakiti001.jpg

そうおっしゃって再度来てくださったのです。

ネコちゃんを飼いたくて、保護猫を探されていた里親様ご夫婦。
その時はもうお気持ちはほぼ決まっておられるおようでした。
ただ、少しアレルギーがあるかもと検査をされた結果が翌火曜日に判明するとのこと。
そして、結果は大丈夫でしたとお電話をくださったのが水曜日の事でした。、

今日、カフェにお見えになり正式にご契約。
バーナスの既往症や体調のことも、ご理解くださいました。
遂にバーナスのお家が決まったのです。

人懐こいネコちゃんが多い中、バーナスはネコらしいネコ。
警戒心が強いことは珍しいことではありません。

ですが、人懐こいネコちゃんが人気なのに比べて、
バーナスのようなネコちゃんは、飼い猫に選んでもらえるハードルが高いのも事実です。

けれど、里親様はお留守もあるので、大人しいネコちゃんを探されていました。
バーナスに出会って、触れ合って、そしてバーナスくんがいいとおっしゃりおうちの子に選んでくださいました。
やっと飼い猫になれるバーナス。
本当に嬉しくて嬉しくて・・感無量です。

そして、「ご主人に少し似ているので・・・。」
そう言ってくださった奥様。
確かに寡黙なご主人に少し似ておられました(笑)


バーナスくんの卒業は、ご都合で来週火曜日の予定です。
そして行先は伊丹市。
新しいお名前も、もうお考えくださっていて・・・。
「よしのりくん」。
愛称「よっしー」になるそうですよ。

では。

ケンくん卒業しました

こんばんは。
今日、ロングコートチワワのケンが卒業しました


里親様は三田市から来てくださったご夫婦です。
昨年6月にダックスフンドを亡くされていて、たぶん今年の初め頃にカフェに来てくださっていました。
お席にお伺いしてお話をさせていただいた事を覚えていたのは・・・。
昨年11月に卒業したトイプードルのアイトくん(前ジェットくん)のご家族の奥様のご両親だったからです。
アイトくんはとてもご家族に可愛がってもらっていると、その時お話しくださっていました。


そして、その時カフェにいたカニヘンダックスのポッキーの事を気にかけられていました。

それから数ヶ月が経ったの先週日曜日に、再びご夫婦でカフェにお越しくださいました。
お聞きすると、ケンのことを気になって訪ねて来てくださったとのことでした。
ケンはお膝が大好きです。
いつもお気に入りのお膝を探していています。
この時、お気に入りのお膝を見つけたケンは、ご主人のお膝にスルスルっと乗っていきました。

ただ・・・。
ケンは噛みます。
川西に来た時、申送りには「唸ります」「噛むこともある」と書かれていました。
確かに来た当初はケージに手をいれると唸って噛んできたりしていました。
でもお膝が大好きなケンは、自らお膝を探し、選び、ベンチに登り、お膝の上に絶妙のバランスでちょこんと乗ります。


それはたったひとつの楽しみのようでした。
それを強制的に降ろそうと手をかけると、激しく唸り、噛みました。
人が好きなのに噛む。
いえ、人が好きだからその場所にいたくて、甘えたくて、それを邪魔されるから噛むのではないかと思いました。

間もなくケージに手を入れても噛まなくなりました。
朝ケージから出してもらえる手。
ご飯をもらえる手。
その手の意味を理解できていました。

でも、お膝の上からケンを下そうとすると、激しく唸り噛みました。

噛んだり唸ったりするには必ず理由が存在していると思います。
過去のトラウマを抱えたまま成長したと思われるケンが自分を主張できる、それはたった一つの抵抗。
何がケンにあったのだろう。
その手はケンにとって、とても嫌なものだったのだろう。
その手を敵視し、噛む以外の方法がケンにはなかったのだろう。
そう感じました。
そして更に、不特定多数のお客様が来る場所、そしてたくさんのワンちゃん達がいる場所は、ケンにとって神経が休まることが無かったのだと思いました。

あどけない顔立ちでとっても可愛いケン。

特に目は本当に可愛いです。
お膝にのっていてくつろぐケンをみていると、激しく唸って噛む姿は想像できません。
ケンを見に来てくださる方もいましたが、そのギャップが信じられなくて、
また余りの激しさになかなか里親様のお申し出までには至りませんでした。
でもスタッフを含め、たくさんの方がそんなケンを気にしてくださっていたことも、また事実です。

ですがその日、そんなケンの事や既往症などをご説明しても、里親様は動じることはありませんでした。
そんなケンを見ても、そんなケンだからこそなおさら優しく愛おし気にケンと触れ合ってくださいました。

またご主人のお膝にいたケンも、不思議なことに隣のお席から手をだされた奥様にあまり唸ったりすることはありませんでした。

その日はお決めにならずにカフェを後にされた里親様でしたが・・・。
昨日お電話をくださり、ケンをお家にお迎えしたいとお申し出くださったのです。
今日、お決めくださった理由を改めてお聞きすると・・・。
「お家に来て穏やかに暮らして欲しい」
ただ一言そう言ってくださいました。

結石がぎっしり膀胱に溜まっていて危険な状態だったケン。

片方が腫れていた睾丸。
背中に2つ腫瘍のようなものがありました。

だからカフェに来て3日目に手術。


また毛は首から下を短くバリカンで刈られていて、頭だけがロングコート。

心臓にも疾患(雑音GⅡ)があり、
構ってもらえなかった過去は一目瞭然でした。

でもケンはやっと運命のご家族に巡り合いました。
それは待ち望んだ穏やかな暮らし。
これからは里親様のお家でゆっくり人生を取り戻していって欲しいと思います。


ケンケン。
もうこれからは唸たり噛んだりする必要がないからね。
たった5歳でたくさん苦労を経験してきたけれど、
これからは優しい優しいご夫婦の元で、ゆっくりゆっくり人生を取り戻してね。
本当におめでとう
噛み噛みしたけれど、大好きだったよ~(笑)


里親様。
ケンの事をご理解くださり、お家に迎えてくださいまして、本当にありがとうございました。
噛んでも全然大丈夫です。
そう言ってくださったことが、どれほど心強かったことかわかりません。
ケンを思ってくださる深いお気持ちに心から感謝しています。
また、アイトくんと一緒に遊びに来てくださいね。
お待ちしています

そして帰られてからいただいたメールには・・・。
「おしっこもうんちもシートでできて優等生です。お散歩も楽しそうです。でも私たちが一番楽しいかも・・」
そうご報告くださいました。


そう言ってくださって、私のほうこそ何より嬉しく思います。
ありがとうございます。
おしっこもうんちはカフェではシートで出来なかったのに・・・。
ケン、やりましたネ(笑)

そしてケンに新しくつけてくださった名前は・・・。
「ハル」くん

穏やかに過ごしてもらえるようにと、沢山の候補の中から穏やかな響きの名前を付けてくださったそうです!


では。

とりちゃん、無事卒業しました。

こんばんは。
昨日里親様が決まったトイプードルのとりちゃん。
夕方無事退院しました。
そして夜、里親様がお迎えに来てくださり、卒業しました


とりちゃんの保護犬人生は千葉県の印西市から始まり、ペット博を経験し、大阪へ移動。
その後川西までたどり着き、川西で過ごした4ヵ月。
声帯が無く、鳴く声は他のワンちゃんの声にかき消され、自分を主張することもなくただ過ごす毎日。
悲鳴をあげていた身体はもう限界。
それがとりちゃんの現実でした。


でも・・・。
ここでとりちゃんは里親様に見つけてもらいました。
家族に巡り合えました。

カフェの片隅で自ら主張することも無く、どちらかと言えば孤独だったとりちゃん。
そのとりちゃんを密かに気にかけてくれていた里親様。
見た目ではわからない内臓疾患を手作りご飯で治してあげれるなら、と
勉強をしていてくれました。

身体はまだ万全な状態ではありません。
でも、その傷ついた身体を気遣い、労り、大切に思ってもらえる家族に出会えたとりちゃん。

待ってて良かったね。
頑張って良かったね。
巡り合えて良かったね。

ご家族に愛され、可愛がってもらって、新しく生きなおして欲しい。

そう強く思います。

静かな環境のお家で、傷が癒えるまでゆっくり過ごしてもらいたい。
そうおっしゃられて、退院の日に連れて帰ってくださった里親様。
どう感謝の気持ちをお伝えしていいのかわからないほどです。
本当にありがとうございました。
これからもまだまだ治療は続いて行くと思いますが、
どうぞよろしくお願い致します。

そして、元気になったらまたカフェにとりちゃんと来てくださいね。
今度はとりちゃん、スタッフ犬でデビューですね。
楽しみにお待ちしています。

下記のお写真は、里親様が帰られてからくださったものです。
広いケージは、約一畳分。
ここでとりちゃん、療養します




とりちゃんの新しい名前は・・・。
里親様のお名前を一字取って
「リンちゃん」 と名付けてくださいました。
また誕生日がないリンちゃんに作ってくださった誕生日は、里親様の誕生日と同じ日。
里親様のように、力強く生きれますように。


そしてリンちゃんの行先は神戸市です。
メリケンパークでお散歩できるそうですよ。
神戸っ子になったリンちゃん。
おしゃれなリンちゃんの誕生です
心から・・・幸せに・・・。
おめでとう。

では、また。

新メンバーが来ました(ワン106期生)

こんばんは。
今夜、 ワンちゃん (106期生) 2頭が新しくカフェに仲間入りしました~
早速ご紹介しますね~

ワンちゃんの部
ヨウカンちゃん ミニチュアピンシャー ♀  2013年3月9日生まれ(5歳) 3.7㎏
色:ブラックタン

小顔な小さめミニピンちゃん。
でもボディはちょっとぽっちゃりさん。


性格はとっても甘えたさんで、動くと後ろをついてきてくれます。
席に座ると足元でお尻密着でまったり。
抱っこも大好きで、お膝カリカリしてくれます。

そして早くも、抱っこで寝ていました(笑)
人懐こいヨウカンちゃん。
大きいくりくりの目がチャームポイント

おもちゃも大好きなようです。
愛されキャラのヨウカンちゃん。

可愛いですよ

アドくん カニヘンダックスフンド ♂   2015年9月24日生まれ(2歳) 4.1㎏
色:イエロー

カニヘンダックスのアドくん。
体長は長めですが、スレンダーなイケメンくんです。

性格はとてもフレンドリー。
まるで飼い犬くんのように、初対面でも後追いしてくれました。

そしてシッポは常に左右にフリフリ
フロアでは縦横無尽に走り回り、行動派。

真ん丸オメメも愛らしく、甘える仕草もたまりません。
まだまだ若い2歳のアドくん。


抱っこ超大好きですよ

新しワンコちゃんが2頭増えて、カフェでは9頭のワンちゃんと1頭のネコちゃんが皆様をお待ちしています。
「カフェ募集メンバー」

保護犬・保護猫の里親ご希望の方、または飼おうかどうか迷っている方は、お気軽にスタッフまたはボランティアにお声をかけてください。
気になった子とゆっくりふれ合えるように、ご配慮させていただきます。
またワンちゃん達は既往症もありますので、詳しくご説明をさせていただきます。
(土日祝は13:00~16:00の間は混み合っていることが多いですので、里親ご希望の方はそれ以外の時間、または平日ががお勧めです)

そしてネコちゃん部屋ですが、ネコちゃん達は警戒心が強い生き物です。
そのため色々なお客様と触れ合うことにストレスを感じるなどの問題が生じています。
現在猫部屋里親希望の方のみの入室とさせて頂いております。
ご期待に沿えず申し訳ございませんが、触れ合い目的のお店ではないため、どうかご理解いただけますと幸いです。
里親希望の方、保護猫をお家にお迎えすることを少しでもお考えの方は、お気軽に近くのスタッフにお声掛けください。
よろしくお願い致します。

では。

タビくん卒業!とりちゃんの里親様決定!

こんばんは。
今日は嬉しいご報告が2件あります
飼育放棄(飼い主死亡)で保護された雑種猫のタビくんに素敵な里親様が見つかり、卒業しました
そして、昨日緊急手術をしたトイプードルのとりちゃんに、最強の里親様が見つかりました

タビくん

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多頭飼いで飼い主死亡のために保護されたタビ。
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タビは推定2005年生まれで、川西で預かったネコちゃんのなかでは最高齢です。
長い間お家の中で飼われていた場合、他の場所に慣れるにはたくさんの時間を要します。
隅っこからのスタートを覚悟していました。
この場所に慣れるまでどれくらいかかるのかも、想像できませんでした。

とにかく、今、私にできることをやってあげよう。
ただそう思いました。

ところが、タビくんは予想に反してとってもおとなしいネコちゃんでした。
抱っこOK。
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抱っこすると、じっとお膝で身動きせずいてくれるのです。
性格温厚。
鳴くこともなくひたすらじっとしていました。
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でもネコちゃんルームでは、最初私たちに背を向けて壁に向かって座り続けました。
おとなしい性格の中に全てを飲み込み、運命を受け入れているようなその背中。
切ない背中でした。
胸が苦しくなり、キャットタワーの真ん中にある箱の中へ入れてあげたりしました。
程なく、キャットタワーの上に昇り、そこで過ごすようになったタビ。
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ほっとしたものです。
日中はそこで過ごし、夜遅くなると降りてきてフロアに出たりもしました。
思わず抱っこすると、身体を預けてくれました。
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孤独の中にも人懐こいタビは、不思議なネコちゃんでした。

年齢の壁はあると思います。
でも、タビにはきっと一緒に最期を過ごせるお家が見つかるように思いました。
何故なら、抱っこ出来ることはネコちゃんにとっては最大の長所であるからです。
その思いが今日現実となりました。

里親様は、実は昨年7月にトイプードルのミルクちゃんの里親になってくださったご夫婦です。
それからは時折ミルクちゃんと一緒に、よくカフェに遊びに来てくださっていました。
ご主人は大の猫好きでいらっしゃいます。
ネコちゃんを飼いたいけれど、奥様はネコを飼われた経験がなく、OKが出ないとのことでした。
ですが、4月初旬、久しぶりにカフェに遊びに来てくださった里親様ご夫婦。
ネコちゃんを飼い方等について奥様とゆっくりお話をさせていただきました。
でもその時はまだ、ネコちゃんを飼うことは迷っていらっしゃるように思いました。

それから約1か月が過ぎた先週の水曜日に、カフェにお見えになった里親様ご夫婦。
ご主人はタビちゃんに会いに来てくださったとのことでした。
その日、再度奥様とたくさんたくさんお話をさせていただきました。
ネコちゃんとワンちゃんの共存についてもお話させていただきました。
共存は不可能でありません。
ただ、お互いの性格によると思いますし、環境も関係します。
タビは大丈夫なネコちゃんだと思いましたので、そのことをお伝えしました。
でもタビの年齢の事もあり、迷われながらカフェを後にした奥様。
今回、見送られるとのことでした。

ですが昨日カフェにお見えになり・・・。
あれからタビちゃんの事が気になって仕方なかった。
タビちゃんの残りの人生を引き受けてあげたい。
そうお申し出くださったのです。
その理由は・・・。
ご主人は以前ご実家で一緒に暮らしていたネコちゃんがいたけれど、お家を離れたため最後まで過ごしてあげれなかった。
そのネコちゃんはちょうどタビちゃんと同じくらいの年齢。
だから、タビちゃんを迎えてあげて、後何年一緒にいれるかわからないけれど幸せだったと思ってもらえるように楽しく過ごしてあげたい。
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そう言ってくださったのです。
奥様もそれに寄り添ってくださいました。
とにかく、タビちゃんが可愛いと言ってくださいました。

一旦昨日は帰られ、ご準備を整えてくださり、今日ご契約と同時に卒業となりました。
約13歳で行き場を失ったタビは、再びお家の子になりました。
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驚くことに、カフェに来て2週間しか経っていませんでした。

里親様。
元飼い主から保護元を経て、ラブファイブに保護され川西で出会ってくださった奇跡。
タビちゃんを見つけてくださってありがとうございました。
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そして、お家にお迎えしてくださいましてありがとうございました。
心から感謝しています。
これからのタビちゃんをどうぞよろしくお願い致します

そして夜、里親様がメールをくださいました。
帰りの車の中で吐いてしまったそうですが、お家に帰って落ち着くと、ご飯も完食。
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チュールもぺろりと食べたそうです。
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それ以外はベッドの下からのスタートだそうです。
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タビは2階でワンちゃん達は1階。
2階のご主人のお部屋で、しばらくは2人だけの世界にしてあげるそうですよ。
「タビとこれからたくさんの思い出を作って、笑って暮らしたいと思います」
沢山のお言葉の最後にそう書いてくださいました。

タビくん。
良かったね。
色々あったけれど、幸せに暮らしてね。
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本当におめでとう

タビくんの名前はそのまま・・・。
タビくんです
そして行先は川西市です。

またもやバーナスくん、ちょっと寂しそう・・・(笑)
tabi019.jpg


とりちゃん

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昨日、子宮蓄膿症と乳腺腫瘍で緊急手術をしたばかりのとりちゃんに里親様が見つかりました

とりちゃんは1月18日にカフェに来た時から、たくさんの病気を背負っていましたが・・・。
見た目は元気でした。
ご飯もおやつも大好き。
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いつも一人ぽつんと過ごすことが多かったですが、抱っこも好きで、可愛いトイプー女子でした。

頻繁におしっこをしていたので、病院を受診したところ膀胱炎。
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投薬で改善したものの、やはり普通よりおしっこの回数は多いものでした。
あらゆる検査をしたけれど、原因は特定できず、肝臓の数値はけた違いに多いものでした。
なので肝臓の投薬開始。
多少の改善は見られたものの、まだまだ基準外でした。
特定するには避妊時に肝生検をして、調べるしかないとのことでした。

4月に陰部から出血。
エコー検査をしてもらったところ子宮が傷んでいて、胆のうも粘液嚢腫。
膀胱炎も再発していました。
でもとりあえずはヒートと思われたため、手術は見送り様子を見ていました。

でも先週の日曜日再出血。
下痢もひどいものでしたので、昨日再受診。
エコー検査の結果、子宮蓄膿症に罹患していました。
この数日の間に進んだものと思われ、膿が膀胱の下まで溜まっていました。
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更に取りちゃんには乳腺腫瘍は左右乳腺に数か所(6~7個)あります。
その一つは約5センチ大でした。
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左足はパテラGⅣでいつもびっこを引いていました。
声帯もカットされています。
歯も前歯2本、奥歯2本しか残っていません。
正にボロボロの状態でした。

そんなとりちゃんに里親様がみつかりました
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里親様は今年からボランティアに来てくださっている方です。
とりちゃんを見に来てくださる方も少なく、また病気をたくさん抱えているため、里親様候補は全くと言っていいほどいない。
いつも孤独なとりちゃんを気にしてくださっていました。

里親様のお家にはチワワのラブちゃんがいます。
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ボランティアに来られるときはいつもラブちゃんも一緒でした。
さりげなく相性も確かめてくださっていて、実は先月体調を崩した時から、里親様になることを考え始めてくださっていたそうです。
とりちゃんのボロボロの身体を、食生活から改善してあげたい。
腎臓、肝臓、胆のうと内臓疾患を改善する食べ物を勉強してくださっていたそうです。
もちろん手作りご飯で・・・。
そう考えておられたそうです。

今回の手術はそのお気持ちを固めることになったとのこと。
大きく切開したお腹。
片側だけしか切除できなかった乳腺。
その姿を写真で見られた里親様は、退院後落ち着いた環境でゆっくり静養させてあげたい。
病理結果がどうであれ構わない。
残りの片側乳腺の手術、歯の治療も含め、とりちゃんのすべてを受け入れ、命を受け入れてくださったのです。
とりちゃんにとってこれほど最強の里親様はいない・・・。
そう思います。

頑張ったとりちゃん。
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今日面会時に、呼びかけに目を開けただけだったけれど、
明日退院したら、本当にゆっくりと過ごして欲しい。
心からそう思いました。

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とりちゃんの卒業は明日の夕方、退院後になります。


では。

Moonちゃんとパウちゃん卒業しました

こんばんは。
今日、カフェデビュー初日の狆Moonちゃんと、トイプードルのパウちゃんにご縁が繋がり、卒業しました

Moonちゃん
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Moonちゃんは昨日深夜のブログでご紹介したばかりの川西新メンバーです。
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昨日は遅くまで写真撮影にお付き合いしてもらっていました。
天真爛漫そのものの性格は、狆らしさそのもの。
明るくて、人が大好き。
同期のミナミちゃんとはしゃいで楽しく遊ぶ姿は、微笑ましいものでした。
そしてあどけない顔立ちと大きなオメメ。
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鼻ぺちゃさん独特の可愛さに加えて、表情の豊かさもMoonちゃんの魅力の一つでした。

里親様が明石市からお越しくださったご家族です。
愛犬のパグちゃんを亡くしておられました。
悲しみや淋しさの後、保護犬カフェ長居店FBでたまたま見かけたMoonちゃん。
面影・・・特に目元が無くなったパグちゃんに似ていたので、気になって毎日長居店のFBを楽しみに見られていたそうです。
Moonちゃん4月初めに保護されてから長居店でご縁を待っていましたが、今回川西に異動してきました。
そのことをお知りになった里親様は、「川西?」と思い、急ぎ検索すると・・・。
長居よりは近い、と思い、お嬢様と2人で訪ねてくださったものです。

見せていただいたお写真の中のパグちゃんとMoonちゃん。
本当に目元がそっくりでした。
どちらも可愛いワンちゃん。
運命を感じて会いに来てくださったことに納得する私でした。

でも・・・。
保護犬という存在とその現実。
Moonちゃんに今ある既往症。
ただ受けれるしかなかったいままでの運命など。
ご理解いただかなければいけない事がたくさんあります。
特にMoonちゃんには心臓疾患があります。
ですが・・・。
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そのことをお伝えした後も、里親様は優しい眼差しでした。
愛おしそうに抱っこしてくださったその表情は温かい温かい笑顔でした。

長い時間お過ごしくださった後、
わざわざ厨房にいる私にお声を掛けて下さり、
「連れて帰りたいと思います」
そうお申し出くださいました。

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今日は少し離れた場所(端っこ)で一人過ごしていたMoonちゃんは、
お家が決まってからは端っこではなく、フロアの真ん中ではしゃいでいて・・・。
きっとMoonちゃんには分かっていたのでしょうね。

似ていた目元も、偶然FBで見つけてくださったことも運命なのだとしたら
長居から川西へ移動したことで、会いに来てくださったのも運命。
川西店デビュー初日にお越しくださったからこそ里親様へと繋がったご縁も
また運命なのだと思います。
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長居店から預かったMoonちゃんの命のバトンを、しっかりと里親様へ渡させていただけて
本当に良かったです。

里親様。
明石市からわざわざMoonちゃんに会いに来てくださいましてありがとうございました。
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里親様が纏っていらっしゃった温かな雰囲気に魅かれてしまい、
こんな素敵なご家族にMoonちゃんを託せたらいいなぁ・・・。
正直、そう思っていました。
なので、決めてくださった時は嬉しかったです。
本当にありがとうございました。
これからも、どうぞよろしくお願い致します。

Moonちゃん
大変短い時間ではありましたが(笑)
楽しいひと時をありがとうでした。
素敵なお家が決まって本当に良かったね。
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いっぱい可愛がってもらって、幸せになって欲しいと
心から願ってるからね。
おめでとう

Moonちゃんの新しい名前は・・・。
「りんちゃん」。
可愛い名前を付けてもらいましたよ


パウちゃん
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パウちゃんはGW前の4月26日に川西にやって来ました。
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推定5歳。
誕生日は分かりません。

小顔でスレンダー。
可愛くて可憐なそのルックスは少女のよう。
そして人が本当に大好きでした。
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甘え上手でお膝大好き。
お客様に近寄り、甘えて抱っこしてもらうことも多く、
いつも誰かのお膝にちょこんと乗り、得意げでした。
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川西に来て間もなく、ボランティアさんにトリミングしてもらって更に可憐で可愛くなりました。

いつ決まってもおかしくないとは思う反面・・・。
体調は万全ではありませんでした。
子宮にトラブルがあったようで避妊をしてもらっていましたが、腫瘍があったとのこと。
気になり行った血液検査の結果も芳しくありませんでした。
繁殖犬の女子は、過酷な環境を生きています。
このことをお伝えすることが、私の役目になります。

里親様は今日初めてカフェにお見えになったご家族です。
大阪市東淀川区からお越しくださいました。
昨年10月にトイプードルを亡くされていて、またワンちゃんを飼いたい。
そう思い、知人のご紹介でカフェを訪ねてくださったそうです。
そしてパウちゃんに出会ってくださいました。

お申し出をくださったときはMoonちゃんのご契約中でしたので、少しお待ちいただき
その後お席にお伺いして、再度既往症などをお伝えしました。
そのことに真剣に耳を傾けてくださった里親様ご一家。
定期的な健康診断の必要性もご理解くださいました。
それでも、おうちの子にと選んでくださったことは、何より嬉しい瞬間でした。
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特にお嬢様はパウちゃんをとても気に入っておられて、
本当に大事そうに抱っこしておられました。
またご同席いただいた契約も、ひとつひとつ頷きながら聞き入ってくださっていました。

パウちゃんにお家が出来ました。
出産を繰り返していた過去はもう終わり。
お膝を探さなくてもいい生活。
ストレスのない暮らし。
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これからは愛情をかけてもらえる人がいる幸せを満喫してほしい・・・。
心から願っています。

帰られてからいただいたメールには・・・。
「パウは今日から家族の一員です。4人で楽しい生活を送っていきます」
そう綴ってくださいました。

里親様。
パウちゃんの里親様になってくださいまして、本当にありがとうございました。
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お嬢様の嬉しそうなお顔が目に焼き付いて離れません。
きっとこれからはよき妹としてご家族に馴染み、かけがえのない存在になってもらえることを願っています。
また、ぜひ皆さんでカフェに遊びにきてくださいね。
お待ちしています。

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パウちゃんの名前は・・・。
そのまま「パウちゃん」です。

ではまた。

新メンバーが来ました(ワン105期生)

こんばんは。
今夜、 ワンちゃん (105期生) 2頭が新しくカフェに仲間入りしました~
早速ご紹介しますね~


ワンちゃんの部
Moonちゃん  狆 ♀  2013年10月30日生まれ(4歳) 4.0㎏
色:白黒
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天真爛漫度100%のMoonちゃん。
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愛嬌たっぷりの性格で、誰にでも明るくご挨拶。
初めての川西でも、楽しそうに過ごしてくれました。
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そして甘えん坊ちゃんで抱っこも大好きなようです。
お顔は飛び切りのあどけなさ。
オメメくりくりで鼻ぺちゃもたまりません。
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おやつ大好き、人も大好き、犬も大好きなまだ4歳のMoonちゃん。
とにかく必見です
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ミナミちゃん ウエストハイランドホワイトテリア ♀ 2012年10月18日生まれ(5歳)  7.0㎏
色:ホワイト
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元気なウエスティ女子。
好奇心旺盛な性格で何もかもが興味津々。
人懐こくて、人が大好きです。
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抱っこ抱っこでシッポブンブンしながらお膝カリカリ。
おもちゃも大好きで、夢中で遊ぶ姿はまるで子犬のよう。
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満面の笑みは、本当に可愛いです。
ワンちゃんも大好きなミナミちゃんは、見ているだけで楽しいですよ
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新しワンコちゃんが2頭増えて、カフェでは9頭のワンちゃんと2頭のネコちゃんが皆様をお待ちしています。
「カフェ募集メンバー」

保護犬・保護猫の里親ご希望の方、または飼おうかどうか迷っている方は、お気軽にスタッフまたはボランティアにお声をかけてください。
気になった子とゆっくりふれ合えるように、ご配慮させていただきます。
またワンちゃん達は既往症もありますので、詳しくご説明をさせていただきます。
(土日祝は13:00~16:00の間は混み合っていることが多いですので、里親ご希望の方はそれ以外の時間、または平日ががお勧めです)

そしてネコちゃん部屋ですが、ネコちゃん達は警戒心が強い生き物です。
そのため色々なお客様と触れ合うことにストレスを感じるなどの問題が生じています。
現在猫部屋里親希望の方のみの入室とさせて頂いております。
ご期待に沿えず申し訳ございませんが、触れ合い目的のお店ではないため、どうかご理解いただけますと幸いです。
里親希望の方、保護猫をお家にお迎えすることを少しでもお考えの方は、お気軽に近くのスタッフにお声掛けください。
よろしくお願い致します。

では。

聖子ちゃんの里親様が決まり、卒業しました

こんばんは。
昨日のふーちゃん(現風ちゃん)に続いて、今日はミニチュアダックスの聖子ちゃんにご縁が繋がり、卒業しました


聖子ちゃんが川西にやって来たのは4月26日でした。

その日、診察の為に訪れた病院でのこと。
キャリーの中でガサガサ、ワンワン。
賑やかに思えるその中に潜む緊張した様子。

今までいた環境から一変したことに落ち着かず鳴き続けていました。
めったにしないのですが、同期のワンちゃんたちが診察を受ける間、キャリーから出して抱っこしてあげていました。
痩せたその身体は軽く、3.6㎏。
抱っこするとおとなしくなりました。

カフェに戻り、シャンプーをしてご飯を食べて・・・SNSに流すための写真を撮る。
ワンちゃんをカフェに預かった日にいつもする一連の流れ。

でもその日、聖子ちゃんはご飯を食べませんでした。
ケージに戻すと鳴き続けていました。

そんな聖ちゃんでしたが・・・。
カフェデビューをすると驚いたことに、ネコが大好きでした。
特にバーナスくんにご執心。

ベンチシートの端っこで伸び上がって、ネコ部屋を覗き込む姿はみんなを和ませてくれました。


気が付けば、数日が過ぎた頃にはご飯もすぐに完食できるようになり、ケージでも全く鳴くことは無くなりました。

ワンちゃん達は自分で自分の未来を決めることは出来ません。
ましてや保護犬は過去が分かりません。
何を食べ、どんなところにいて、どんな暮らしをしていたのか。
人間によって決められてきた運命。
その中で、学び、我慢を覚え、また慣れて来たんだと思います。

でもこれからの未来は選んであげたい。
生きる上でで最も大切な要素であるはずのこと。
でも今まで欠落していただろうこと。
そして私が里親様を決めさせていただくときに一番大切にしていること。
それは
愛してもらうこと・・・。

一見賑やかな聖子ちゃん。
でも沢山の不安を抱かえていたように思えた聖子ちゃんでした。
誰にでも寄っていくわけでなく、誰にでも抱っこできるということもなかったように思います。

でも話しかけると、くりくりの目でじっと見つめてくれました。


里親様は昨日カフェにお電話をくださいました。
お住まいは福知山市。
カフェからは遠い場所です。
先月、愛犬(ダックス)を15歳で亡くし、お心は淋しさでいっぱいだったそうです。
HPで聖子ちゃんを見つけて、とにかく会いたいと思いお電話をくださったとのことでした。
お電話でたくさんお話をさせていたきました。
そしてそのあと、明日聖子ちゃんに会いに行きたいとお申し出くださいました。
その時からもう、お心は決まっていたのだと思います。

今日お見えになり、聖子ちゃんを見つけられた時の奥様のお顔は満面の笑顔。
そして優しさで溢れていました。
お隣に座られていたご主人も同じく優しい笑顔でした。
既往症をご説明させていただきながら、保護犬達への想いも同時にお伝えしたのですが
メモを取られながら、その一つ一つに力強く頷いてくださいました。
今日初めて会った聖子ちゃんを、一生懸命大切に思ってくださるお気持ちが真っすぐに伝わってきました。
愛してもらえる未来がそこにありました。

聖子ちゃんに素敵なお家が出来ました。
抱っこしてくださったご主人をぺろりと舐めた聖子ちゃん。
それはOKのサインだったのかもしれません。


聖子ちゃん。
良かったね。
大切にしてもらえるお家が出来たね。
カフェからは少し遠いけれど、きっとまた遊びに連れてもらえると思うよ。
一杯甘えて、一杯可愛がってもらって、たくさん食べて、幸せにね。
おめでとう

里親様。

遠いところ、聖子ちゃんを見つけて来てくださりカフェにきていただきまして、本当にありがとうございました。
「聖子ちゃんしか見えていなかった」
そう言ってくださったことが、本当に嬉しかったです。
またぜひ、カフェに遊びに来てくださいね。
お待ちしています

そして聖子ちゃんの新しい名前は・・・。
「アイちゃん」
文字通り、愛溢れるお名前を付けてくださいましたよ。


では。

ふーちゃんが卒業しました

こんばんは。
今日、ミニチュアピンシャーのふーちゃんの里親様が決まり、卒業しました。


里親様は和歌山市から来てくださったご家族です。
今週月曜日にお電話をくださっていました。
お家にはミニチュアピンシャーが3頭いて、9歳の凛ちゃん以外は10歳以上の高齢犬。
凛ちゃんはまだまだ遊びたい元気印。
なので、一緒に遊べるワンちゃんを探しておられたところ、FBでふーちゃんを見つけてくださったとのことでした。

だた、カフェに来ていただけるのが土曜日。
それまで里親様が決まる可能性もあります。
でも、きっとご縁があるなら待っててくれるのではないか・・・。
そう思い、お待ちしていました。

そして昨日再度お電話をいただき、まだ決まっていないことをお伝えし、今日9歳の凛ちゃんと一緒にカフェに来てくれました。

最初は興奮気味だった凛ちゃんでしたが、少し落ち着いてきた時にふーちゃんとマッチング。
少しドキドキしながら見守りましたが・・・。
特に威嚇や喧嘩もなく問題もなくクリア。
ちょっと拍子抜けするくらいでした。


ふーちゃんは4月26日にカフェに来ました。

最初は怖がりサン。
初めてのカフェでは緊張気味で、ブルブル震えていたほどです。

幼い顔立ちとちっちゃな身体は2.4キロと極小。
手足も細くて折れそうなくらいでした。

でもミニピンは活発なはず。
そう思っているうちに、しばらくしたら元気になり賑やかにもなってくれました。
でも、その後すぐにGWに突入したため、毎日大勢のお客様。
その環境はまるで馴染めず、お客様のお膝もすぐに降りてしまいます。

落ち着いた平日なら、ふーちゃんの良さを分かってもらえるのになぁ・・・。
本当は抱っこも大好きな可愛い甘えたさんなんだけどなぁ・・・。

そう思っていたところにお電話をいただいたのでした。

里親様はミニチュアピンシャーが大好きで、今まで飼われたワンちゃんはすべてミニチュアピンシャーだそうです。
ご経験。
その事実は私にとってとても安心できるものでした。
運動量も豊富で賑やか。
その事をご理解くださっている方に託せることは本当に安心でした。
そして、本当に里親様は素敵なお人柄でした。
ご説明させていただいたふーちゃんの既往症や性格、そして私たちの想いに対してもご理解をしてくださり、
ひとつひとつ真剣に耳を傾けてくださった誠実なお気持ち。
この方なら・・・。
そう感じさせていただくのに、長くはかかりませんでした。

それから不思議なことに・・・。
今お家にいる先住犬の3頭のミニチュアピンシャーは11月生まれだそうですが、
なんとふーちゃんも11月生まれ。
出会わせていただいたご縁。
ふーちゃんが幸せになれる場所。
それは紛れもなくこのお家なのだと思いました。


里親様。
ふーちゃんを見つけてくださいまして、ありがとうございました。
そして、遠く和歌山市からカフェに来てくださいまして、ありがとうございました。
ふーちゃんに未来を繋いでくださいまして、ありがとうございました。

11月生まれで繋がったご縁が本当に不思議に思いますが、きっと運命。
凛ちゃんと仲良くしてもらって、楽しく暮らしてもらえれば・・・。
そう願っています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

帰られてからいただいたお便りには、
「車中、凛と寄り添って寝ていました」
とのこと。
本当に嬉しいお便りでした


そして里親様につけていただいた新しい名前は・・・。
風(ふう)ちゃんです

風ちゃん、良かったね~。
皆と仲良くしてもらって幸せにね。

おめでとう

では。