保護犬・保護猫カフェⓇ 川西店

保護犬・保護猫ちゃん達の新しい家族を探しています!

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ポッキーちゃんとヒメちゃん、同じお家に決まりました

こんばんは。
今日、カニヘンダックスフンドのポッキーちゃんと、狆のヒメちゃんの里親様が決まりました
2頭の行先は同じお家です。

少し前からお考えだったようですが、今日ご家族でご相談の結果、2頭を一緒に引き取ることをお申し出くださいました。
私にとって、言葉ではとてもいい表せないくらい胸一杯の喜びの日になりました。

どちらも繁殖犬出身です。
ポッキーがカフェに来たのは、昨年の9月21日。

ヒメは先週の木曜日です。

年はポッキーは9歳。7月には10歳になります。
ヒメは5歳。8月に6歳になります。
けれど、2頭は年齢やカフェ滞在期間だけでは語れないハンディキャップを背負っています。

ポッキーは美人さん。
目がくりくりで、どちらかと言えば穏やか。
お膝が大好き。

人を選ばず、お膝に乗せてもらうとずっと大人しく寝ています。
昨年9月にカフェに来て以来里親様を待ち続けてましたが・・・。

繁殖を続けていた身体はすでに悲鳴を上げていました。
何度も出産を繰り返しているうちに、傷んでいた子宮。
食いしん坊のポッキーの元気が無くなり、ご飯やおやつに見向きもしなくなりました。
慌てて連れて行った病院で診てもらうと、子宮蓄膿症に罹患していて、即手術。

発見が遅れれば命を落としていたと思います。
その時、もしできるならば同時に3cm大になっていた乳腺腫瘍を摘出して欲しいとお願いしました。
ポッキーの身体にはその3cm大の乳腺腫瘍が2つあったのです。
歯も傷んでいましたが、その時は子宮摘出と乳腺腫瘍の摘出だけで精一杯。
祈るような気持ちでポッキーを病院に預けたことを今でも思い出します。


何があっても、それは私の責任。
それを承知で行った手術。
緊急にならないと、なかなかしてあげれない手術。
もっと早く気づいてあげれていれば・・・。
その葛藤の繰り返しです。

無事手術が終了し、退院して来たポッキー。
予後は食事も取れる様になり、安堵していました。

ですが、乳腺腫瘍病理検査の結果は、残念ながら「低悪性度の乳腺腺がん」でした。

里親様ご希望の方には、そのことを必ずお伝えしています。
9歳の年齢もあり、ポッキーの里親様はなかなか現れませんでした。
希望はいつも持ち続けていました。
でもポッキーの場合、このことを十分にご理解くださり、何があっても絶対に大丈夫と言いきってくださる方に託したい。
私の揺るぎない強い思いでした。

予後は1か月に1度、必ず病院を受診しレントゲンを撮り、転移の有無を調べています。
早期発見できれば対処も出来る。
それをちゃんとしてくださり、1日でも長く幸せにしてくださる方。
9年間も待ち続けた幸せを、ちゃんと引き受けてくださる方。
残された日々を共に過ごしてくださる方。
です。

また、狆のヒメちゃんは5歳。
先週の木曜日の夜、カフェにメンバー入りしました。

ヒメちゃんの目はほとんど見えていません。
詳しい検査の結果は、右目緑内障。左目網膜剥離でした。
ほとんど見えない目ではありましたが、わずかな光を頼りに一生懸命嗅覚を使っていました。
最初はあちこちぶつかっていたけれど、2日目からはまるで見えているかのように行動していました。
しかしいずれは失明してしまう可能性が高く、また、緑内障は痛みがあるとのことでした。
だから、眼圧を下げる目薬が欠かせません。
食欲が旺盛にもかかわらず身体はやせ細り、本来はフサフサであるはずの毛も短く刈られています。
見た目はみすぼらしいヒメでした。

でも、あどけない可愛い顔は健在でした。

おもちゃで一人遊びも出来るし、抱っこするとペロペロ舐めてくれたりする、愛らしいワンちゃんです。


でもどちらも、誰でも引き受けてもらえるワンちゃんではない。
そのことは十分承知していました。
それでも、それこそが私の役目。
この場所がワンちゃんたちの最後の砦だからです。

里親様はそのことをすべて理解してくださっていました。
何故なら、里親様は川西店のボランティアさんだからです。
開店以来カフェの常連さんで、職場を変わられたことがきっかけで昨年からボランティアをしてくださっていました。
いつも淡々とお世話をこなすその姿の奥に、保護犬への温かい思いをお持ちでした。
昨年子宮蓄膿症を患い、緊急手術をしたチワワのランランちゃん。
様子がおかしいと気づいてくれて、私にそのことを教えてくださった方です。
日々保護犬達と向き合い、忙しくても必ず来てくれていました。
「癒されに来てるから、気にしないでくださいね」
恐縮する私に、いつもそう言ってくれました。
またご自身のお家でも、飼っておられたワンちゃんを昨年12月に11歳で亡くされていました。
病気だったそうです。

ボランティアを通して感じた信頼。
保護犬たちへの想い。
そして経験。
だからこそ、ポッキーとヒメを迎えてくださる決断をしてくださったのだと思います。
改めてお伝えした2頭の病状も、しっかりした口調で
「大丈夫です」
と言ってくださいました。
今日ご契約のために一緒に来てくださったお母様も、全く同じ想いでした。


何より、ポッキーがとても懐いていました。
朝、犬舎からワンちゃんたちをフロアに出すと、毎回ポッキーは里親様に向かって走っていきます。
それもぴょんぴょん跳ねて、シッポを千切れるくらい振りながら・・・。

そのことが全てを物語っていると思います。

同じお家に行ける、ポッキーとヒメ。
特にポッキーは里親様が大好きです。
本当はポッキーが里親様を選んだのかもしれません。

ご家族で可愛がってもらって、仲良く暮らして欲しい・・・。
そう心から願っています。

本当におめでとう

ポッキーちゃんとヒメちゃんの卒業は後日になります。
そして行先は川西市です。

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