fc2ブログ

保護犬・保護猫カフェ 川西店

保護犬・保護猫ちゃん達の新しい家族を探しています!

05月« 2023年06月 /  123456789101112131415161718192021222324252627282930»07月
BLOGTOP » CATEGORY … 未分類

ラプチャーちゃんの卒業

おはようございます。
更新が遅れてしまい、申し訳ありません
5月28日日曜日、トイプードルのラプチャーちゃんに素敵なご縁が繋がり卒業しました



ラプチャーちゃんは5月2日のGWにカフェに来てくれました。

最初から場所見知りはなくて、ほんとに人が大好きな女の子。
初対面なのに、抱っこ抱っこ。
愛くるしい目でちゃんと人の目を見て、前足を膝にかけてカリカリして甘えてくれました。

座っていたら、ササっと寄ってきて抱っこ抱っこ。

ひとたび抱っこすると、何があっても自分からは降りません。
そのまんま過ごし、いつのまにか寝てしまいました。


だから…。
「うちのエース」
と呼んでいました(笑)

保護犬達は人が苦手だったり、抱っこが苦手だったり、ワンちゃんが苦手だったりすることも多いです。
もちろん、カフェで過ごす姿がその子の全てではありません。
お家に行って、ご家族の愛情に触れ、性格も行動も変わります。
最初は震えていても、慣れてくるとマイペースに変身。
カフェでは大好きだった抱っこも、気が向いた時だけになる…なんてことも多々。
またその逆もありです。

それぞれの性格があって、それがまた面白いところでもあります。

カフェにはふれあいで来てくださるお客様も多いのですが、今いるワンちゃんはなかなか抱っこさせてくれるワンちゃんが少ない中で、ラプちゃんは安定の「抱っこ好き」。
しかも…あんなに大好きなおやつさえ、抱っこされているときは気づかないこともあるくらいでした。
どんなお膝でも大丈夫。

抱っこしてもらうと、お客様の足が痺れるまでずっとそのまま過ごしてくれて、本当に接客が上手。
それがラプちゃんを「エース」と呼んでいたゆえんです

でもラプちゃんはただの甘えん坊だけではありません。
トイプードルちゃんは、ほかのワンちゃんに比べて確かに甘えん坊さんが多いです。
人目をはばからず、何としても甘えたい…。
そのせいか、独占欲も強い感じです(あくまで私見ですが…)。
ワンワン鳴いちゃうこともあって、可愛いけれど用事があると、ちょっと待ってほしいと思うこともあったりします。
でもラプちゃんは聞き分けがよくて、ちょっとベッドで寝ててねって降ろすと、素直にベッドで過ごしてくれました。

更には、ご飯もしっかり食べてくれて、お散歩も初日からOK。
構って欲しい時は、お腹をみせてクネクネ。

可愛くて、食いしん坊で、懐こくて、お利口。
日頃はまったりお膝で過ごしているけれど、おやつの時間はがぜん最前列でハッスルさん。

同一犬とは思えないアクティブなところも、併せ持っていました。

年齢7歳。
歯石は重度で、お耳も乾燥した真っ黒な耳垢がこびりついていました。

パテラは右GⅡ、左GⅠ。
陰部からの出血がありましたのでエコーで調べてもらったところ、おそらくヒートとのこと。
他には今のところ疾患の兆しは見受けられませんでした。

そしてカフェに来て約1ヶ月。
だんだん慣れてきてくれた5月27日土曜日のことです。
お電話をいただいた後、ご来店してくださった一組のご家族がいらっしゃいました。
ご主人と息子さん。
そしてミックス犬のソラくん(8ヶ月齢)でした。

保護犬のことをお知りになって、ソラくんと一緒に過ごせるワンちゃんを探しにカフェにお越しくださったとのことでした。
でもソラくんとの相性が大切、と思われて一緒に連れてきてくださったそうで、私もやはり同じ気持ちでした。
若いだけあって、ソラくんはとっても元気印&興味津々。
フロアを楽しそうに歩いたり、ワンちゃんに近づいたり…。
マイペースにとってもご機嫌で過ごしてくれていました。

一方おご主人のお膝には、ラプちゃんがONしていました。

だんだん力を抜いて、気が付くと目を閉じて寝ているラプちゃん。
ラプちゃんに会いに来てくださったわけではないけれど、抱っこ大好きなラプちゃんのこと…。
ご主人はそんなラプちゃんをとても可愛いと思ってくださいました。
でもソラくんとの相性は…?
一緒に抱っこしてみられましたが、概ね問題ない感じでした。

譲渡に関する必要事項などお話もたくさんさせていただきましたが、この日は奥様がお越しくださっていませんでしたので、次回ぜひお会いできたらとお伝えしていました。

でも…。
カフェに来てくださって2時間くらいが経過したころ、ご主人は奥様にお電話をしてくださって、さらに1時間後に奥様がカフェに駆けつけてくださったのです。
奥様ともお話をさせていただき、またラプチャーちゃんとも触れ合っていただき、もう一度別室でソラくんとラプちゃんとの相性も見させていただきました。

結果、やはり相性特に問題なしでしたので、引き取るご意思をお伝えくださいました。


やっと見つけてもらいました。
頑張り続けてきた過去が報われました。
温かいご家族と一緒に、温かい未来ができました。
この日、閉店までの時間が迫っていたため、翌日再度お越しいただきご契約。

その後、優しい拍手に見送られてラプチャーは抱っこされて卒業していきました。


里親様へ

この度はラプちゃんとのご縁を繋いでくださいましてありがとうございました。
きっと大切にしてくださる…。
お話をさせていただきながら、何度も感じさせていただきました。
条件などの必要事項を快くご理解くださり本当に感謝しています。
お利口なラプちゃんですが、お家生活の経験はゼロです。
ソラくんと一緒に…幸せな時を重ねていってもらえたらと、心から願っています。
そしてまた、ぜひカフェに遊びに来ていただけたら嬉しいです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

里親様は帰られてからお写真を送ってくださいました。

帰りのお車の中と、帰られてからと。
なんだかとっても寛いでいるようにも思うお写真でした

ラプちゃんへ

いつもお膝カリカリして抱っこ抱っこって言ってくれたよね。
だけど…忙しくてかまってあげれないときも多くて
ごめんね。
でもね、性格も器量もほんとに可愛くて大好きだったよ。
新しいお家はラプちゃんにとって
すごく優しい場所だからね。

ソラくんと仲良くして
大好きなお散歩もいっぱい連れて行ってもらって
楽しい未来を願います。
卒業おめでとう
幸せに…

ラプチャーちゃんの新しい名前は…。
「めいちゃん」になりました。
ご家族皆さんでお考えくださって付けていただきました。
里親様、可愛いお名前をありがとうございました。

では。

スポンサーサイト



しょころちゃん卒業

おはようございます。
5月20日土曜日、ロングコートチワワのしょころちゃんに素敵なご縁が繋がり、卒業しました



元気なしょころちゃん。
カフェに来てくれたのは卒業の約10日前、5月9日です。

最近ではお客様が来られるたびにワンワン鳴いたり、人によっては好き嫌いがあるらしく、激しく吠えて、たまにお口が出るなんてこともある女の子。


一方、自分が大丈夫と思う人には自らお膝にそそくさとよじ登っていきます。

おやつも大好きで、先輩方に交じって後ろ足で立つほどの積極性もあって。
いつのまにが先頭でもらっておられました。

意思表示がわかりやすく、これぞまさに「チワワ女子あるある」。
カフェでは一番の後輩だけれど、態度は一番大きいと思ったのはきっと私だけではなかったと思います(笑)

激しく吠えられてしまう方は、なぜか優しくて穏やかなボランティアさん達ばかりでした。
日が変わって違う日に来られても同じ態度。
やっぱり覚えていました。
「…???」
しょころちゃんの吠えスイッチが全く分からない。

だけど…吠えたてられた方には申し訳ないですが、私は小さな身体で必死なところさえもなんだか可愛く思えてしまって、時折ぷぷっ!( ̄m ̄〃)って笑っていました。
(吠えられた方、すみません)

現在だけ見ると強気バリバリのしょころちゃんですが、実はカフェに到着した時はすごく緊張していました。
キャリーケースから出してもらう時、差し伸べる手をすごく怖がっていたのです。

「大丈夫やからね」って声をかけてもらって、タオルでくるんでそ~っと出してもらって、その後優しくシャンプーしてもらったしょころちゃん。
しょころ
今でも前から掴んだり、お洋服を前から着せようとすると激しい抵抗にあいます。

長く過ごしてきた環境から一変した今。
順応するまでの時間が必要なのは、人もワンコも同じです。
甘えん坊で構ってほしいしょころちゃんですが、彼女が過ごしてきた経験はわからない。

だからしょころが大丈夫な場所を選んであげることが一番。
でも絶対出会ってもらえると信じていました。

お家が決まるまでの約10日間はお気に入りのボランティアさんに抱っこされたり、お客様に抱っこされたり、フロアケージでのんびりしたり、な毎日。

カフェに来た翌日がしょころちゃんの6歳のお誕生日🎉
お客様とボランティアさん達にハッピーバースデーを歌ってもらったり、お客様に可愛いハンドメイドのお洋服をプレゼントしてもらったりしてお祝いしました。

お客様が来られるとワンコラ言うたり、おやつの時間はお姫様のようにデリバリーしてもらったり、結構短時間でとってもカフェに馴染んでくれていました。

里親様がカフェに来てくださったのは、5月15日の月曜日のことでした。
開店間もなくご夫婦でお越しくださいました。
最初はワンちゃんをご希望だとはおっしゃいませんでしたが、しょころちゃんを抱っこしていただいたところ、それからお帰りになるまでの約3時間ほど、しょころちゃんはご主人と奥様のお膝を温め続けました。

カフェに来られるまでは、いtったいどんなところなのか、どんなワンちゃんがいるのか、わからずにお越しくださったのだと思います。
でも、この日しょころちゃんは出会うべくして出会っていただいたのだのでした。
私も後程知ることになりました。
それは…。

最初はワンちゃんを飼おうと思いながらもとりあえずカフェに来ていただいたけれど、ずっとお膝に抱っこさせてくれるしょころちゃんが可愛く思ってくださったご夫婦。
譲渡に関する条件や必要事項をお尋ねくださったのでお話をさせていただきました。
この日は書類が整っておられなくて、長い時間を過ごしてくださった後カフェを後にされました。

でも…。
この時私は温かい気持ちに包まれていました。
それは奥様のお言葉でした。

しょこらさんは結構な音量でワンワンと威勢よく、鳴くときは鳴くワンちゃんです。
そのことが少し気になった私は、「結構鳴きますが、鳴いても大丈夫ですか?」
と、始めてこられた日奥様にお聞きしました。
奥様は…。
「ワンちゃんは鳴くものですから、全然大丈夫ですよ」
と頼もしくも優しいお答えを返してくださったのです。
そのお言葉が私の心に染みわたって、なんだかちょっと泣きそうでした。
もちろんご主人様も本当に優しくていらっしゃったこと。
私の懸念は見事に杞憂に終わり、胸がいっぱいになりました。

その後、ご縁が繋がるときはこうもスムーズに事が運ぶものなのだと改めて思いました。
しっかり向き合ってくださって、定休日の火曜日を経た水曜日にカフェに来て確認をしてくださって、木曜日には揃えてくださったのです。


もちろん、ほかのお家に決まることなく土曜日まで待ってくれたしょころちゃんは、土曜日、ご夫婦とご主人のお母様もご一緒に来てくださってご契約させていただき、その後卒業となりました。



里親様へ
この度は優しいご縁を繋いでくださいまして、本当にありがとうございました。

しょころちゃんの過去に加えて、今のワンワンと元気すぎるところも愛してくださり、お家にお迎えしていただいたことを心から感謝しています。
私が最初に出会ったときに思い描いた理想のお家に決めていただけたなぁ、って思って本当に嬉しいです。
さて、おうち生活は初めてになるしょころちゃんですので、どう変わっていくのかは未知ですが、それも楽しんでいただきながら過ごしていただけましたら幸いです。
避妊手術など最初は少しご苦労をおかけするとになりますが、どうぞよろしくお願い致します。
そしてまたいつか、カフェに遊びに来ていただけましたら嬉しいです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

里親様は帰られた夕刻、お便りをくださいました。
道中やお家に着いてからもおとなしく、鳴くことはなかったそうです。
おしっこ、お水OK。

ご飯も勢いよく完食したことで、お写真も添えてくださいました。

しょこちゃんへ

素敵な素敵なお家が決まってよかったね。
可愛いしょこちゃんのこと、お母さんは「一目惚れ」だったんだって。
すごいやん…って思うよ。
頑張ったしょこちゃんだからきっと
神様は幸せに出会わせてくれたんだって思う。
しょこちゃんこれからの犬生は、
しょこちゃんらしく
のびのびと暮らしてもらえたら嬉しいです。

朝、ケージから出してあげる時にいつも
お腹出してくれて可愛いかったよ~。

卒業おめでとう

しょころちゃんの新しい名前は…。
「しょこらちゃん」になりました。
響きを残してくださって、呼びやすい可愛いお名前に変身です。
里親様、ありがとうございました。

では。

モモヨちゃん卒業

おはようございます。。
5月5日子供の日に、ポメラニアンのモモヨちゃんのお家が決まり、卒業しました



モモヨちゃんは4月25日にカフェに来てくれました。

被毛はフワフワ。
お目目はくりくり。
出会った瞬間から、元気&ご機嫌さん。

場所見知りなど全く無縁の、人が大好きさん。

本部から川西に来てすぐ、シャンプーをしてもらった時も笑顔。

それからミネルバ動物病院に行って、診察台に乗せられても満面の笑顔。

(普通は怖くて震えたりしがみついたりが常です)
カフェに帰ってきて、それから夜に写真撮影でのフロアも、もちろん笑顔。
シッポはずっと上がったままで、ずっとノンストップで歩き回って…。

構ってほしいし、遊んでほしい。
抱っこもしてほしい。

だから「モモちゃ~ん」て呼ぶと、嬉々として走ってきてハイタッチしてくれる姿は本当に愛らしくて可愛過ぎました

更に、モモヨはワンちゃんも大好きでした。
みんなに仕掛ける「遊ぼ」のポーズの「プレイングバウ」。
でも残念ながら、カフェではあまり相手をしてくれるワンちゃんいません。
キャンキャン鳴きながら構ってほしいとアピールしても、無視されてしまう光景を何度も見かけるたびに
「誰か一緒に遊んであげて」って、何度も思いました。
カフェに遊びに来てくれるワンちゃんにも誘いに行って、ちょっとだけでも遊んでもらうとほんとに楽しそうでした。


私もボランティアさん達も、時間があるときにはもちろん遊んであげましたが、時間も限られていました。
だから…。
モモヨちゃんには構ってもらえるお家がいいな。
遊んでくれる人かワンちゃんがいるお家がいいな。
モモヨちゃんが楽しいと思うお家で過ごしてもらいたいと願っていました。

そんなモモヨちゃんに素敵なご家族が出会ってくださいました。
最初にカフェに来てくださったのはGW前半の4月30日でした。
この日のカフェは混みあっていましたが、ご両親とお子様2人、そしてお母様とご一緒に5人でご来店。
ワンちゃんと触れ合っていただきました。
お席にお伺いすると、その時の気分ですぐにお膝から降りてしまうことも多いモモヨちゃんですが、お嬢様のお膝にモモヨちゃんが抱っこされていていました。

ワンちゃんを飼いたいなって思っておられて、モモヨちゃんに会いに来てくださったそうですが、保護犬を引き取られるのは初めでいらっしゃったと記憶しています。

なので、モモヨちゃんの既往症や譲渡に関する必要事項をお伝えさせていただきました。
その間、お子様たちはモモヨちゃんをとっても可愛いと言い続けてくださっていましたが、この日はカフェを後にされていました。

でも5月5日、今度はご家族4人で再度カフェにお越しくださいました。
飼うなら保護犬でポメラニアンを飼いたいと考えておられたとのこと。
そしていろんなポメラニアンを見に行かれた中で、モモヨちゃんをご家族皆さんで気にってくださってご相談して決めてくださったとのことでした。

でも、こんなに可愛いモモヨちゃんです。
ご相談されている間に、先に決まってしまう可能性は多々ありました。
だけど、決まらずに待ってていてくれたこと。
それこそが運命だと思います。
先日お話をさせていただいていましたので、譲渡に関する必要事項も大丈夫。

この日ご契約いただき、そのまま卒業となりました。

里親様へ
モモヨちゃんに出会ってくださり、ご縁を繋いでくださいまして本当にありがとうございました。

お子様がいて遊んでくれるお家。
それは私が望んだ、モモヨちゃんにとってぴったりなお家です。
そんなお家に決めていただけて本当に嬉しいです。
お子様たちと一緒に、楽しい時間を重ねていただけましたら幸いです。
避妊手術など、最初は少しご苦労をおかけすることになりますが、ぜひよろしくお願い致します。
そしてまた、落ち着かれたらぜひカフェにも遊びに来ていただけましたら嬉しいです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

里親様は帰られてから翌日お便りをくださいました。
(※お写真はありません)
帰られた日は、おしっこもうんちもしなかったり、夜ご飯も少しだけしか食べなかったそうですが…。
翌朝見てみたら、完食だったそうです
カフェでも、2~3日は残しながら翌朝までに完食していて、その後は即完食できていましたのできっと大丈夫。
すでに自由にゴロゴロしたり歩き回ったりしているそうで、姿が見えなくなるとキャンキャンと呼んでいるそうですよ。
お散歩にも行ってくださったそうです。
(カフェでの時と同じく、のんびりお散歩だったみたいです(笑))

モモちゃんへ

モモちゃんの名前を呼んでも、違うワンちゃんの名前を呼んでも
すぐに来てくれたよね(笑)
それからの~「ハイタッチ」は可愛すぎでした。
また構ってほしくてずっと鳴いて呼んでくれたり
お手手をペロペロしたり。

夕方やっと電池切れ。

すべてがほんとにほんとに可愛かった。
これからは、ご家族皆さんに遊んでもらって構ってもらって
幸せに暮らしてね。
無邪気な可愛さをほんとうにありがとう。

そして卒業おめでとう

モモヨちゃんの新しい名前は…。
「夏渚(ナナ)ちゃん」になりました。
可愛いお名前に変身ですね。
里親様、ありがとうございました。

では。

ヒサキちゃんの卒業

おはようございます。
4月30日にお家が決まったトイプードルのヒサキちゃん
定休日を経て、5月3日にご家族皆さんでお迎えにきてもらって卒業となりました



お目目がくりくり。まるでお人形のように可愛い可愛いヒサキちゃん。

でも、川西に来てくれた4月11日は怖くて怖くてしかたがありませんでした。
まず差し出す手が怖くて、抱っこしようとすると手を噛んでしまいそうな勢い…。
それからひたすら逃げて…なかなか触らせてくれません。

そして隅っこ。

初日のシャンプー台からは飛び降りようとしてしまい、思わずつかんだ手をガブッ
(ボランティアさんすみませんでした)

お洋服を着せるときやおむつを替えるときは、ちょっと大変
逃げまどうヒサキちゃんを隅っこに追い詰めて抱っこしていました。
でも、優しくそっとが基本。
「大丈夫、大丈夫よ~」
と魔法の言葉をかけながら、ゆっくり馴染んでもらえればと思いました。


だから…。
お客様に抱っこしていただくのは、慣れてからにしてあげよう。
もしかして噛んでしまうかもしれないし…。
ボランティアさんの皆さんにそう伝達し、カフェデビューの初日は抱っこNGでスタート。
隅っこのエルブちゃんの後ろで隠れるように過ごしていました。

でも…。
スタッフさんに抱っこしてもらったら、ずっとそのままお膝に滞留。

実はもしかして抱っこが好きなのかもしれないと思って、翌々日から恐る恐る常連のお客様で抱っこも慣れておられる方に、思い切ってヒサキちゃんを預けてみました。
結果は…。
大丈夫でした。

捕まえるまではちょっと一苦労だけれど、抱っこされたら意外にもとっても「抱っこ犬」。
ずっと、お客様の足が痺れるまでそのままお膝でいてくれました。

怖がりさんのワンちゃんに今迄もたくさん出会ってきました。
なかなか馴染めず、隅っこに引きこもったり、触らせてくれなかったり。
ご飯さえ何日も食べてくれなかったことなんて、ざらにあります。
朝、ケージから出るのを拒んで抵抗したり噛んでしまったり。
最後まで触らせてくれなかったワンちゃんもいました。
もともとの性格もあると思いますが、劇的に変化した環境に戸惑っているからだと思います。
だけど、人間だって同じで慣れるまでの時間はそれぞれ違います。
ただ見守ること。
私達はいつもワンちゃんの気持ちに寄り添ってあげたいと思っています。

さて、抱っこに成功したヒサキちゃんは、それから短期間でめざましい進歩を見せてくれました。
1つ目はご飯。
初めは美味しいウエットを混ぜてもほぼ残してしまったのに、翌日から半分食べて残してもその1時間後には完食。
5日後には即完食してくれました。

2つ目はオヤツ。
最初はお口の前まで持っていってあげても食べれなかったのに、次の日には下に置いてあげるとゆっくり食べてくれました。

ぼやぼやしてると他のワンちゃんにすぐに盗られてまうので、ボランティアさんに守ってもらいながらでした。
でも、これも5日後くらいだったと思いますが、手から食べてくれるようになり、

みんなに混じってもらいに行けるようになり、


なんと一週間後あたりからは2本足で「ちょうだい」の催促。最前線でもらっていました。


しかも侵入防止柵の前でオヤツ待ちも笑

カフェに来て1週間後にはもう完璧でした。

3つ目は…同じ隅っこでもエルブちゃんより前。

お散歩はまだ歩けませんでしたが、抱っこしてもらってもブルブルしていたのに、10日後には少し匂いを嗅げるようになっていました。
賢さと順応力の高さに目を見張り、良い意味で予想を裏切ってくれたヒサキちゃん。
初日に怖くてお口が出てしまったことなんて忘れてしまいそうになるくらいの進歩を見せてくれました。

里親様は2020年9月にカフェからトイプードルのメイちゃんをお家に迎えてくださったご家族です。

少し遠方からメイちゃんを見つけて会いに来てくださった里親様は、少なくない既往症や怖がりな性格をご理解くださって、その一週間後にメイちゃんをお家に迎えてくださった優しい優しいご家族です。
お家に慣れてくれるまで体調を崩したりと、結構な時間がかかったメイちゃんでしたが、ゆっくりと寄り添ってくださった温かいお気持ちが溢れる皆さん。
お便りも何度もいただいていました。
そして…初めてカフェにお里帰りしてくださったのが4月30日のことでした。
久しぶりにメイちゃん実物を拝見したのですが、見事に可愛いワンちゃんに変身を遂げてくれていました。

物おじせずにフロアを歩いたり、ワンちゃん達とご挨拶をしたりなメイちゃんと里親様にお会い出来たのが嬉しくて、私は大興奮(笑)
近況などをお話してくださったり、お洋服を試着してくださったりと楽しい時間を過ごしてくださっていました。

でも、お里帰りをしてくださったのと同時に、実は…。
ヒサキちゃんに会いに来てくださったとお伝えくださいました。
メイちゃんをお家に迎えてくださって2年半が過ぎ、2頭目をお考えくださっていたとのこと。
ヒサキちゃんとメイちゃんは、色は違えど見た目も性格もよく似ていました。

里親様は怖がりだったメイちゃんに寄り添ってくださって、立派に育ててくださっていますので大丈夫だとは思いましたが、念のためヒサキちゃんの性格を詳しくお伝えしたところ…。
「メイちゃんもそうだったので、全然大丈夫です」
と、迷いないお答えでした。

ただワンちゃんを飼われているご経験は豊富でいらっしゃいましたが、2頭飼いは初めておられたので、気を付けていただきたいところ、既往症などをお伝えさせていただきました。

カフェに来て約3週間。
ああ、そうだったのか、とこの時電流のようなものが体をめぐりました。
それは、メイちゃんのお家ほどヒサキちゃんにぴったりなお家は無いと思ったからです。
ヒサキちゃんが3週間待っていたのは、メイちゃんのお家。
きっとそれは、カフェに来た時からの既定路線だったように思えました。


この日ご契約をさせていただき、カフェ定休日を経た5月3日。

4月30日にメイちゃんに買ってくださったお洋服と同じお揃いのお洋服をヒサキちゃんにも買ってくださって、大拍手の中を卒業しました

里親様へ

再び素敵なご縁を繋いでくださいまして、本当にありがとうございました。
まさか2頭目をお迎えしてくださると、最初は思ってもいませんでした。
でも、ヒサキちゃんにこれほどまでピッタリなお家があるのかと思うくらい嬉しくてしかたありません。
ご縁が繋がるまで、ヒサキちゃんはもしかしてゆっくりカフェで心のリハビリをしながら待っていたような気がしています(笑)
最初は慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、順応性の高さはカフェで証明済みです。
楽しみにしていてくださいね。
引き続き、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
それから、メイ姉ちゃん。
ヒサキちゃんをよろしくお願いしますね。

里親様は帰られてから、毎日お便りを送ってくださいました。
初日の夜は、ご飯の支度をしていたらメイちゃんと一緒にキッチンで待っていたようだけれど食べずじまい。
確かに緊張は半端ないとのことでしたが、おしっこはしてくれたようです。

翌朝、やはりキッチンにはメイちゃんと一緒に覗きに来てたそうですが食べず。
でもその夜、ご飯見事に完食!
3日目は朝ごはんも晩ごはんも完食!
更にはこの日、お庭でおしっこも初ウンチも◎。
みんなの見ている前で、堂々と…だそうですよ(笑)


しかもこの日の朝のキッチンは、メイちゃんより前に出てヒサキちゃんが待機(笑)

お庭でものびのびしてる様子のお写真をいただきました。


やっぱり慣れるのが早かったね…。
私の予想を裏切らないヒサキちゃんの様子でした、
でもほんとに安心させていただきました。
里親様お便りありがとうございました。

ヒサキちゃんへ

カフェに馴染んでもらえるのか、
お家が見つかるのか、
って、最初は心配になるほど怖がってたよね。
でもヒサキちゃんは優秀だった。
全然大丈夫だった。
それもきっと優しさが最強のお家に見つけてもらったからこそだと思う。
安心のお家が見つかって、ほんとにほっとしたよ。
これからはメイ姉さんに色々教えてもらいながら
楽しくご機嫌にね。

卒業おめでとう

ヒサキちゃんの新しい名前は…。
「サラちゃん」になりました。
里親様、可愛いお名前をありがとうございました。

では。

ジョータくんの卒業

おはようございます。。
4月22日にお家が決まったトイプードルのジョータくん
翌23日にお迎えに来てもらって無事卒業となりました



ジョータくんは4月18日に川西に来てくれたばかり…。
年齢1歳半のまだまだやんちゃでお子ちゃまな男の子でした。

若い年齢での保護でしたが、先月に右後肢のレッグペルテスの手術をしてもらっての保護になり、先週に卒業したトイプードルのトキノリくん(現ココアくん)と同じ状態で川西に来てくれたようでした。


レッグペルテス病という病気は前回トキノリくんの卒業ブログに詳しく書かせていただきましたが、はっきりとした原因は不明。
太ももの骨である大腿骨の骨頭部分が壊死してしまう病気で、数カ月~1歳前後の若い小型犬に多い病気です。
よって発症すると徐々に進行して、痛みのために足を地面に着けて歩くことができなくなります。
治療は外科手術により壊死・崩壊した部分を手術で取り除くことになりますが、それまで使っていなかった右足の筋肉はほぼ無いためとても細く、ジョータの場合はカフェに来てくれたときは、まだ歩く時も右後肢が挙上しケンケン歩きでした。

ただ、そんなこと全然気にすることもなくて、初日のフロアを走り回りとってもご機嫌&楽しそう。
見た目もまだまだあどけないルックスで、体重も2.2㎏。

本人にとって全くハンディキャップという意識なく、それどころか痛みがなくて走り回れることが嬉しくてしかたない様子でした。
更に、ちょっといたずらして追いかけたり、捕まえようとするとすぐにひっくり返ってお腹をみせる技を持っていて怒れなくて…。

結局お腹をこちょこちょして終わり。
オヤツも好きでおもちゃも遊べて、遊び疲れると電池切れで寝てしまうところとか…。


ジョータのやんちゃと可愛さとあどけなさのバランスは、人を虜にする天才でした。

でも…ひとつだけちょっと困ったちゃんでした。
おむつを着けるときや、抱き上げた時…。
キャキャキャキャ~と、ちょっと癇癪を起したようにひどく興奮状態になります。
最初はまだ足に痛みが残っているせいかと思いましたが、どうやらそうでもなさそう。
もしかしたら、自分の意に沿わないと怒っちゃうのかも…と様子を見ながら過ごしていました。


里親様は土曜日の開店間もなくカフェに来てくださったご夫婦です。
初めてのご来店でしたが、ジョータくんに会いに来てくださいましたので、お席にお伺いし体調や足のことなどをしっかりお話をさせていただきました。
お家は小さなお子様はいらっしゃらない7人家族。
そしてトイプードルの女の子(モコちゃん14歳)がおられるとのことでした。
ジョータは最初は抱っこさせてくれていたのですが、だんだん抱っこはその時の気分ですぐに降りるようになっていて…。

だけど不思議と奥様に抱っこしていただくと、ちょこんとそのまま落ち着きました。

優しいお二人でいらっしゃいました。
この日、何度か癇癪を起しているところもご覧いただきましたが、優しい笑顔でジョータくんを終始見つめて見つめてくださってくださっていました。
ただ、お家にはモコちゃんがいらっしゃいます。
本来相性は時間をかけてお家で見ていただくことが基本になりますが、もしカフェに連れてきていただけるのでしたら事前に見ていただいたほうが安心です。
そのことをお伝えさせていたいたところ…。
この日一度お帰りになられましたが、後ほどお電話をくださって16時ころモコちゃんとご一緒にカフェに来てくださいました。

モコちゃんは14歳に見えないほど元気で若々しいワンちゃんでしたが、とっても怖がりさん。

最初はずっとブルブル震えていました。
ご主人がモコちゃんを抱っこして、奥様がジョータを抱っこ。
しばらくそうしていると、ジョータくんが先に匂いを嗅いで…。

そして最後はご主人が2頭一緒に抱っこ。

お互いの様子は特に問題なく概ね大丈夫。
この日のうちにご契約をさせていただき…。

そして翌日にお迎えに来てくださって卒業となりました。


里親様へ
この度は素敵なご縁を繋いでくださいましてありがとうございました。

お言葉の一つ一つに優しさが詰まっておられて、きっと何があっても見守ってくださると感じさせていただきました。
優しいご縁に本当に感謝しています。
これからはモコちゃんと一緒に、優しい時間を重ねていって欲しいと願っています。
またぜひ様子をお知らせいただいたり、遊びに来ていただけましたら幸いです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

里親様は帰られてから早速お散歩に行かれた様子とお家でのお写真を送ってくださいました。
モコちゃんともお友達のワンちゃんとも仲良くできたそうで、まずまずのスタート(笑)

帰ってから一度も癇癪を起していない…とのことでしたε-(´∀`*)ホッ

ジョーくんへ

最初はきっとまだ右足は痛かったんだよね。
でもたった4日間のカフェ滞在の間
毎日フロアを走り回ったり
オモチャで遊んだり
ひっくり返ってお腹見せたり
オヤツ食べたり
お散歩も歩いたりしてるうちに
だんだん足を床に着けて歩けるようになった。
自然にリハビリできていてほっとしたよ。

これからはもっといっぱいお散歩してもらって
ご家族皆さんに遊んでもらって
楽しくて愉快を過ごしてね。

本当に無邪気なジョータくん
卒業おめでとう

ジョータくんの新しい名前は…。
「承太郎くん」になりました。
ご主人が名付けてくださったそうですよ。
里親様、名前の響きを残してくださり、カッコいいお名前に変身していただいてありがとうございました。

では。