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保護犬・保護猫カフェ 川西店

保護犬・保護猫ちゃん達の新しい家族を探しています!

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ハイミーちゃんの卒業

おはようございます。
2023年11月16日、ポメラニアンのハイミーちゃんに素敵なご縁が繋がり、卒業しました



「ハイミー!」って名前を呼ぶと、必ず振り向いてくれて、シャシャ~って駆け寄って来てくれたハイミーちゃん。
そしてその時は必ず「満面の笑」。

その笑顔を見たくて、何度名前を呼んだことかわかりません。
自分の名前を認識していて、呼ばれたら笑顔で飛んできてくれました。
薔薇の花がパっと咲いたようなその笑顔に何度癒されたことか。
ハイミーちゃんは周りや私の心を癒してくれる本当に愛おしい存在でした。

保護は6月中旬頃で川西に来てくれたのは6月27日のことです。


その日に行った動物病院で診てもらった体調は…。
まず、歯石歯肉炎超重度でしかも下顎は斜めに傾いていました。


おそらく、歯を支えている筋肉(腱?)が伸びてしまっているか切れてしまっているか、の診断。
更にはガーガーと喉が音を立てていました。
レントゲンで確認してもらったところ、喉ではなくて胸部に入ったところで期間が細くなっている軽い気管虚脱。

お耳はもともと耳ダニがいたようですが、カフェに来た時には耳ダニはいなくなっていたけれど、マラセチア菌がいました。

パテラも左GⅡ。
お腹には帝王切開の跡と思われる手術痕。

頑張って来たんやね。
偉かったね。
と…何度も声を掛けました。
でも当の本人はいたってご機嫌さん。

人もワンコも大好きでした。

誰のお膝にも乗ってくれましたが、実はナデナデされるのが大好きさん。
ボランティアスタッフさんやご来店くださったお客様に「撫ででください」と言わんばかりに背を向けて。

そして撫でてもらったら目を細めてご満悦なご様子でした(笑)。
誰にでも愛想たっぷり。
抱っこが難しいワンちゃんが多かった時期には、たくさんお客様が来られる土日も一人でお客様担当をしてくれたことも多々。

お子様にも人気絶大で、ハイミーちゃん目当てに会いに来てくださるお客様もいらっしゃるほどでした。

またワンちゃん達とも上手に遊び、おもちゃでも上手に遊んでいて、言わばトラブル無しの「優等生」。

特に7月にカフェに来たツヨトくんとは仲良し。
毎日たいていワンプロで遊んでいました。

そう、ハイミーはカフェが楽しくて仕方がないと思うくらい、楽しそうに過ごしてくれました。

フォルムは真ん丸のころっころ。
少しだけダイエットを獣医師さんに勧められたのは、気管虚脱がある喉の周りに少し脂肪がついていたからでした。
でも実際は…。
カフェに来てからしばらくの間、ご飯の食べがよくありませんでした。
それはお口の状態が悪くて食べないというよりは、今まで食べてきたフードと違うからなような気がしました。
歯が悪い子の多くは柔らかい食べ物を好みます。
でもこれ以上歯石が付かないようにとドライフードをご提供させていただくのですが、それがなかなか難しい。
ドライフードにウエットを混ぜ混ぜしても、好みもあるので試行錯誤が始まります。

ドライを変えて、ウエットもたくさん試してみて、それでも残してしまう毎日が続き…。
それから残しても夜中に完食してくれるようになり、即完食してくれたのは8月17日から。

2ヵ月かかったけれど、即完食してくれたのが本当に嬉しかったことを思い出します。

喉に関しては、お薬を飲むほどの咳はなかったものの、興奮したらガーガーと喉が音をたててしまうので先生と相談してサプリからスタートしました。
でも夏のお散歩は高温で発作を誘発リスクが高く、呼吸困難になる場合があるため行きませんでした。
皆がお散歩に行く朝の時間は、ハイミーはカフェでお留守番。
お散歩デビューは涼しくなった10月2日で、最初はクン活中心にゆっくり歩きからでした。
なんでも楽しいと思えるのでしょう。

とにかくいろんなことに興味津々で、匂いを嗅いだり足をケリケリしたり。
11月からはルンルンとショートコースを完走するようになっていました。

知らないことや慣れないこともあっただろうに、ハイミーはいつだってポジティブシンキング。
私自身も見習うことも多くて、ちょっと辛い時もハイミーと過ごすとハイミーは私にいっぱい元気をくれました。
こんなに愛らしくて、人気もあった。
でも、不思議になかなかご縁は繋がらなかったのです。

だけど…。
たった一つだけ繋がるご縁は、もともと運命で決まっていたから。
それ以外考えられない「お家」が決まったのです。

里親様は2021年1月13日に川西店から卒業したロングコートチワワのチップーくん(その後福くんに改名)の里親様です。
福くんは8歳。
心臓に疾患を持っていて、トリミングすると呼吸が止まってしまうというメモとともにカフェに来てくれていました。
でも、それをお伝えしても福くんの里親様はお家の子に選んでくださった本当に優しくて温かな方。
引取って下さってからは、ご自身がされているトリミングサロンの看板犬として頑張ってくれていました。

そして昨年8月終わり頃、カフェのハイミーちゃんが気になっていますとお便りをいただきました。
だけど福くんはワンちゃんのことはあまり好きではないかもしれないからと、相性を見るためにカフェに連れて来てくださった。
それが9月1日のことでした。

ハイミーちゃんはどんなワンちゃんでも大丈夫。

福くんも特に嫌がる様子もなく、それどころかカフェにいた時やお家でもあまり行動派ではないのに、この日は歩き回ったり、のんびり寝そべったりと、自由にカフェを満喫してくれていたようでした。

相性はきっと大丈夫。
そう思ったのですが…。
福くんは心臓疾患があるので去勢手術は麻酔リスクが多く、していませんでした。
去勢が出来ていないと、未避妊女子を譲渡することが出来ない。
それはまた子供ができてしまう可能性があるからです。
もう二度と繁殖はさせないようにと決めた、それはカフェのルールでした。

せっかく遠いところ来てくださったのに、快いお返事が出来なくて…。
本当に申し訳ないとお伝えしました。
でも里親様は…。
福くんがカフェで怖がらずにマイペースに過ごしてくれた姿が見れたことに
「連れて来てよかった」
と、優しい言葉を私にかけてくださったのです。
そして
「これからも福くん一頭にたくさん愛情を注いであげます」
とも言ってくださって。
福くんをお譲りしたことは間違いではなかった。
こんなに温かで優しい方に託せて良かった。
そう思ったと同時に、優しい里親様の元で出来るだけ長い時間を過ごしてもらえたらと改めて思ってのお見送りでした。

でも…。
福くんは翌日から体調を崩してしまいました。
そして9月28日。
信じられないことに、天使になってしまったのです。
あまりに突然のお別れに、里親様はもちろんのことながら私も心が付いていけませんでした。
あんなに元気に過ごしてくれていたのに、いったい何が?
と思ったけれど、下痢嘔吐の後に病院での診断は腎不全。
心臓との治療は真逆。
厳しい状況が続き、3日間昏睡状態の後、眠るように旅立ったそうです。
無理して遠いところカフェに連れて行ってしまったのがいけなかったのかもしれない。
そう、里親様は最初ご自身を攻められました。

でも私は後に、こう考えました。
自分自身の命がもし短いのであれば、この子がいいとお母さんが思ったハイミーに、福くん自身がご縁を繋いでくれたのではないか、と。
福くんを連れて川西まで来られたこと。
それはまさに…。
福くんからハイミーちゃんへと渡された、命のバトンのように思えました。

深い悲しみの中に沈みかけていた里親様が、また前を向くくとが出来たのはきっと…。
福くんが生きている間、最後に繋いでくれたハイミーちゃんとのご縁。
それは福くんからお母さんへの
「差配」=「ありがとう」
だったように思います。

しかも…福くんの四十九日を終えるまでハイミーはカフェで待っててくれたんです。
この事実はその「証」。
運命はもう決まっていた。
そう思える優しくて、ちょっぴり切なくて、そして温かで、心痺れるご縁。


まぎれもなく福くんが繋いでくれたバトンだと、私は思います。

11月16日。
お母様とお迎えに来てくださってた日、お見送りのハイミーファンのお客様に作っていただいた華やかなピンクのお洋服に身を包み、ボランティアスタッフに見送られて卒業していったハイミーちゃん。

その顔は、やはり…最高に可愛い笑顔でした。

里親様へ

悲しみを乗り越えてくださって、ハイミーちゃんを迎えたいとおっしゃられた時の喜びを今でも思い出します。
なんの躊躇もなく、いえ心から、里親様の元へ託させていただけて本当に嬉しく思います。
お便りのやり取りの中で、里親様の優しさや温かさ、愛情深さを何度も感じさせていた来ました。
何より、サロンをされているトリマーさんでいらっしゃいます。
カフェにいるときに毛玉が出来てしまい、短くカットしてもらったトリマーさんには…まめにブラッシングしてあげて欲しいと言われていましたが、なかなか出来なくて反省しきり。
でもこれからは専属トリマーさんでいらっしゃるのと、サロンの看板犬としてはきっと優秀スタッフ犬として頑張ってくれると思います。
福ちゃんと一緒に、福ちゃんの分まで、幸せな毎日を心から願っています。
また時折、ファンがいる川西にも遊びに来ていただけたら嬉しいです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

里親様は何度もお便りをくださって、サロンの看板犬の様子をお伝えくださっていました。
「福ちゃんとのお別れは今も寂しいですが、でもだからこそ毎日元気なことが当たり前ではなく、1日1日を大切にしたいです」
と綴ってくださいました。
そして1月にハイミーちゃんの避妊と歯科処置も終えてくださり、2月5日に里帰りをしてくださいました。
その時の様子です。

変わらず本当に尊い笑顔をみせてくれて、仲良しのツヨトくんとも遊んで、あっという間に時間が過ぎたことは言うまでもありませんでした。


ハイミーへ

天性の癒し犬。
私はずっと、今でも、そう思っているよ。
どんな時でも笑顔で呼びかけに答えてくれたもんね。

きっと辛いこともあったかもしれない。
お母さんとしてたくさん頑張ったかもしれない。
でもこんなにも人が好きでいてくれたこと。
ほんとに良かった。
そしてその笑顔が、ハイミーに素敵なお家を運んできてくれたのかなって思ってる。

私達カフェの皆んなはたくさんハイミーちゃんに癒されたから
これからは里親様のお家でそのパワーを発揮してほしいです。
サロンでの接客はきっと
ハイミーにとって天職よね。
みんなに愛されて、
お家でもご家族に愛されて、
幸せな毎日を。
遠い川西から、ハイミーの健康と幸せを
ずっと祈っています。

ハイミー、卒業本当におめでとう

そして心からありがとう。

ハイミーちゃんの新しい名前は…。
「幸(ゆき)ちゃん」になりました。
亡くなった福くんと合わせると「幸福」になります
里親様、素敵なお名前をありがとうございました。

では。

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イヨナちゃんの卒業

おはようございます。
ロングコートチワワのイヨナちゃんが2023年11月11日、素敵なご縁が繋がり卒業しました



イヨナちゃんがカフェに来てくれたのは、9月12日のことでした。

現在は寒いので忘れがちですが、昨年はいつまでも暑い日が続いていた暑い暑い夏。
9月はまだ30度前後を推移していました。
でもハジける笑顔で暑さも吹き飛ばすくらいとっても元気でした。

最初に会ったイヨナちゃんの背中を見て、どうにも言いようのない気持ちになりました。
それは、背中の被毛がバリカンで刈られてしまっていたからです。

それは保護された7月後半から既にそうなっていて、ダブルコートだから生えるのが遅かったりするせいで川西に来てくれるまでの2ヵ月でもあまり長さは変わっていないようでした。
理由はわからなくて。
でもお洋服を着せてあげたら全然わからないので、気長にいこうか。
イヨナちゃんとそう話しました。

お目目がくりくりの美人さん。
身体はちょっと大きめの5.5㎏。

人は大丈夫。

犬は…自分から匂いを嗅ぎにはいけます。

でも自分近づいたワンちゃんではなくて、ご挨拶に来てくれたり匂いを嗅ぎにきてくれるワンちゃんには厳しめ。
ガウって威嚇してしまうちょっと残念なところもありました

実際、たまたま近くに居合わせたワンちゃんの鼻がイヨナちゃんの顔に行っちゃうと「ワンっ」て威嚇。
イヨナちゃんに会いに来てくださったご希望のお客様が連れてこられたワンちゃんに厳しめの対応。
遊びにきてくれた元気印のワンちゃんの鼻先を「カプッ」したこともあったりして…
(すべて怪我にはならずに事なきを得ています)
カフェ仲間の子達は、「イヨナちゃんに近づくと怖い」ということを学習してくれたので、とりあえずは平穏無事に過ぎていきました。

イヨナちゃんは一言でいうと、マイペース。
日がな猫部屋前のフロアに寝そべって、のんびり過ごしてくれました。

抱っこも好きで、お客様のお膝もOK。

いつもは寝ていても、オヤツの時間は最前線まで移動。

ご飯はちょっとだけウエットを混ぜてあげたら、しっかり毎日完食。
お散歩も初日からしっかり歩き、ウンチはもっぱら外派なので元気なウンチをお散歩で毎日。

ただ最後の5日間は外では震えていたと、ボランティアさんの日誌書かれていました。

それでも食欲はあって、晩ごはんは変わらず完食してくれて。
カフェにいてくれた2ヵ月の間でヒートにはなったけれど、便も緩くならず、体調を崩すことなく元気に過ごしてくれました。

お家に迎えてくださる方の家には、ワンちゃんがいない方がいいよね、っていうのがみんな意見ではありました。
でも不思議に…ツヨトくんには全く怒らずにいてくれたので、もしかしてチワワ男子となら上手くいくかも、っていう意見もあったりしました。


日を追うごとにボランティアスタッフさんにもだんだん懐いてくれて、「イヨちゃん」っていっぱい呼んで可愛がってもらっていました。


彼女にはワンコに近づかれると嫌な何かがあったかもしれないし、色んな想いがあるかもしれない。
一つのことだけを見てその子を理解したと思うのではなくて、過ごす過程の中で想いを汲み取れたら…という気持ちで接しています。
それは一時の状態だけがワンちゃんの全てではないと思うからです。

嫌だと思うことを無理強いしない。
それは本当は躾という意味では間違っているのかもしれません。
だけど、カフェはお家に帰るまでのリハビリの場所。
新しい場所で環境に慣れさせてあげること。

更には、一頭一頭が持つ気持ちに寄り添い、その子その子に合ったお家を見つけてあげたい。
そう思っていて…。
イヨちゃんは出来れば先住犬がいないお家の方がいいのかな、って思いました。

そしてイヨちゃんにそんなお家が出来たのです。
最初里親様のご家族がカフェに来られたのは11月4日。
ご両親とお嬢様お2人で、少し遠方からカフェに来てくださいました。
この日お席にお伺いしてお話を少しだけさせていただいたところ、ワンちゃんを飼ったことが無いとお伝えくださいました。

でも、ワンちゃんを飼いたい…。
そんなお気持ちでカフェを訪れてくださったのだと思いました。
特にお嬢様達は本当にワンちゃんお好きなご様子。
代わる代わるワンちゃん達を、ちょっとだけぎこちなく、でも優しく抱っこしてくださっていました。

ゆっくりお過ごしいただき、そしてお帰りの際にお父様から、
「できればイヨナちゃんを迎えたいと考えています」
とお申し出くださいました。
理由はお嬢様達がイヨちゃんのことをとても気にってくださったから。
確かに、この日のイヨちゃんはご家族の前でお腹をだして寝そべったりして甘えていました。

めったに見せることが無い「お腹見せ」
もしかしたら、イヨちゃんはもうこのご家族には心を許していたのかもしれない。
と納得したり嬉しかったり。
立ち話ではありましたが、お迎えに来てくださる場合のお伝えを少しだけお話させていただきました。

その数日後お父様からお電話をいただき、次の土曜日(11月11日)にお迎えに来てくださいました。
お嬢様達はとっても嬉しそうなご様子。

色々なご質問をしてくださって、それにお応えしたりしていましたが、

最後に「イヨナちゃんのどこが好き?」
と私が質問したところ、お2人揃って…。
「顔」。
すぐさま返ってきました
そんな微笑ましいやり取りの中で、美人のイヨちゃんは望まれてお家に帰っていきました。


里親様へ
この度は素敵なご縁を繋いでくださいましてありがとうございました。

イヨちゃんにとってはきっと、里親様のご家族が心許せる場所。
もしかしたらイヨちゃん自身が選んだのかもしれないと思っています。
今まで頑張って来たからこそこれからはのんびりと…、
たくさんの愛情に見守れながら、幸せに暮らしてもらえたらと心から願っています。
お嬢様たち、どうぞよろしくお願いしますね。
そしてまた何かわからないことが出来ましたら、ご遠慮なくお聞きいただけたら幸いです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

里親様からは時折お便りを届けてくださっていますが…。
12月後半にいただいたお便りでは、背中の被毛がかなり生えてきているお写真。

体重も5.1㎏と少しダイエットも出来ていて、おすわりも覚えて、お散歩もやっぱり大好き。


そんな可愛い日常の動画を送ってくださいました。

「全員で溺愛しています」
と嬉しいお言葉も添えてくださっていました。

イヨちゃんへ

お家はどうですか?
いや、きっと快適だよね。
いただいたお写真ですぐにそれがわかったよ。

イヨちゃんがネコちゃんに興味津々で
猫部屋に出入りするたびにワンワンと鳴くので

ワンちゃんだけでなくネコちゃんも居ないお家の
お1人様がいいって思っていたから
そんなお家が決まってくれて本当に嬉しいです。

まだまだ犬生はこれからだから
のんびりゆっくり
いっぱいお散歩もいって
いっぱい大好きを言ってもらって
そして楽しくご機嫌でね。
イヨちゃん幸せに。

卒業おめでとう

イヨナちゃんの名前は…。
そのまま「イヨナちゃん」です。
里親様、ありがとうございました。

では。

八丁くんの卒業

おはようございます。
11月11日土曜日、柴犬八丁くんに素敵なご縁が繋がり、卒業しました



大変遅くなってしまって申し訳ありません。
年を超えて八丁くんへの想いを綴りましたので、お付き合いいただければ幸いです。

八丁くんがカフェに来てくれたのが3月28日でした。
その時年齢は13歳。
保健所からの保護でした。

保健所には一昨年10月から12月1日まで約1ヵ月と少し滞在。
12月1日にラブファイブに保護されて約4カ月間本部で過ごしていました。

高齢のため飼育困難になった元飼い主さんが、やむなく手放されたと伝え聞いていた過去。
八丁くんと飼主の別れがどれほど辛いことであったかはわかりません。
いえ、きっと辛くて悲しい別れであったとは思います。
ですが手放した先は保健所。
その先に、もしかして辛くて恐ろしい処分が待っている場所。
そして八丁くんは高齢だったため、その可能性は高かったと思います。
13年連れ添った家族がいた八丁。
でもその家族との別れを余儀なくされて…あの無機質な場所に2ヵ月もいたこと。
それが現実として彼の記憶に存在していました。

保護された時の体重は8.9㎏。
川西に来た時の体重は8.4㎏。

川西に移動する時、本部スタッフさんが八丁くんが本部にいた時の様子を丁寧なメモに残してくださっていて、それを読んでみると…。
最初ドライフードを全く食べてくれなかったそうです。
それは彼自身の抵抗なのか、それとも長い時間食べてきたものと違うかったからのか…。

でもスタッフさんの努力で1種類だけ食べてくれるフードが出来たとのことで、川西に来てくれた八丁さん。
更にはお散歩が好きで、オヤツは大好きと書いてくださっていて、そのオヤツも甘党。
本部の方からたくさんのカステラ(犬用)を持たせてもらって川西に移動してきました。

この数か月の間の八丁くんの想いは八丁くんでないと理解はできません。
だけど…オヤツと散歩が好きということが私たちにとって本当に救いでした。

最初は顔を触ろうとするとその手を避けるように首を振るその姿を見て、
頑(かたく)なであろう八丁の心を、少しづつで構わないから融かせてあげたい。
私は彼にそう誓いました。

普段は比較的穏やかにフロアのベッドで落ち着いてくれていて、ウトウトすることもありました。
ベッドの上で何回かくるくる回ってから座るのですが、ちょっとだけはみ出ているのはご愛嬌…笑


ベッドを他のワンちゃん達とシェアすることも良くありました。
入れてあげたり、後から入れてもらったりもあって、微笑ましい感じ。




ただ…たまに、どのワンちゃんと特定していませんが、時折ニアミスするワンちゃんに対して「ワン!」って向かっていくときや、噛むそぶり(口をあうって開ける)をするときもありました。
その「ワン!」の音量は結構大きめ。

だから、私達もワンちゃん達も最初はびっくり。

「そりゃそうやんね。
知らない人に知らないワンコやもんね」

って思って…。
最初念のため少し隔離したことも何度か…。

だけどフロア内ケージは、閉めるとダメ。

出してほしくてワンワンと鳴くもんだから(大音量)、結局はそれからはケージに入れずに、しっかり見守りながらフロアにいてもらいまいした。

八丁くんの名誉のためにお伝えすると、結局最後まで誰にも歯を当てたことはありませんでした。
ただちょっとだけ「あうっ」するだけ…。
八丁くんはただの一度も噛みませんでした。
それどころか少しづつ少しづつ心を開いてくれるようになって。
2ヵ月を過ぎるころには、穏やかな優しい表情でナデナデさせてくれて、私達やお客様を癒し続けてくれました。


何より大好きなお散歩が日課。
朝と午後、一日2回の八丁スペシャル。
夏の暑い日でも首に保冷剤を巻いてもらって、激熱な日はボランティアスタッフさんに買ってもらった保冷ベストをお腹に巻いて、少し日が陰ってから「GO」。


おじいちゃんとは思えないしっかりした足取りで、側溝も見事なジャンプで乗り越えていく健脚ぶり。



確かに普段は少し後ろ足が弱っているようではありましたが、お散歩から帰って来た時の足取りはごく軽やか。
お散歩後にもらえるカステラをもらうためにスキップのようなルンルン足取りで、カフェの侵入防止ゲートを入っていく姿はまるで若者。
八丁用カステラはいつだって常備していて、それをパクっとおいしそうに食べる八丁くん。

また私の顔を見ると…。
「オヤツくれ」のワンは大音量。

でもそんなことも慣れてくれた証拠かと思い、私はどんどん八丁くんを好きになっていきました。

ただ呼びかけても大きな音を耳元で立てても、全くお耳は動かず振り向かず。
お耳はもしかしたらあまり聞こえていなかったように思ったけれど、特に支障はありませんでした。
そのほかは血液検査も特に問題なく、歯も綺麗。
目もしっかり見えていました。

カフェにいた期間に動物病院に行ったのは、まず4月。
便が緩くなって大腸のお薬や抗生剤を処方してもらってもなかなか治らなかったので、下痢パネルという外部検査機関に詳しく便をみてもらったところ、寄生虫が2種類検出されてしまいました。
それに合ったお薬を飲むうち、少し時間はかかったけれど便は改善。

次は8月。

夜8時ころに下痢と嘔吐をしたので、このまま夜を越せないと思った私はいてもたっても居られず時間外だったけれど頼み込んで無理を聞いてもらって慌てて病院へ。

結果…寄生虫はもういなくて、膵炎でもなくて、腸にガスが溜まってました。
炎症止めの注射と、お薬を処方してもらったところ、翌日からは大丈夫になりました。

そして10月。
暑かった夏が終わり、少し涼しくなり始めたころに咳が出始めたと同時に、背中にいくつかハゲできていました。

咳はレントゲンで診てもらって気管虚脱ではありませんでしたが、加齢による石灰化によるもの。少し硬くなっていたのでサプリメントを。

背中の出来物は表在性膿皮症で、少し免疫が下がって感染感染を起こしていました。
シャンプーをこまめにしてあげてなかったからかも…と病院のトリミングを予約。
それからは毎月病院でお願いすることにしました。
ただ咳は、最初は日中や夜もそれほどではなかったけれど、11月始めころ夜間何度も咳き込むようになったためお薬を処方してもらったところ、改善してきました。

またこのころからろからは少し食欲が落ちてしまって、朝はオヤツは食べるけれどドライフードを残すようになっていました。
気になって病院で診てもらったけれど、血液検査は問題なし。
甲状腺ホルモンも外部に出して調べてもらったけれどこれも問題なしでした。

色んなウェットフードを混ぜても、いまいち完食してくれなくなっていたので、モモ肉を湯がいてみました。
ササミやムネ肉ではなくて「モモ肉」がお好み。
ドライフードと一緒に食べてくれるようになったので、それからモモ肉を湯がくのが私の日課でした。

とにかくも八丁が楽しくストレスなく、カフェでの時間を重ねてもらいたい。
ただそれだけを願って過ごしていました。
最初に比べると、人にも慣れてお客様にもナデナデしてもらえるようになってくれた八丁くん。

優しい顔立ちの八丁くんはっと元々穏やかなワンちゃんだったと思います。
きっと愛されて育てられていたんだと…。

ただ、八丁くんは最後まで慣れることがなったことが一つありました。
それは夜。
ケージの中で鳴きました。
何度も何度も何度も。

放っておくと20~30分くらいで鳴き止むこともありましたが、ずっと鳴いていることもありましたので、
ほおっておけなくて、その度にケージに行って背中や首もとを撫であげたりしました。
それでも時には鳴きやまずに少しだけケージの外に出して抱っこしてあげることもあって。

それは八丁くんが唯一飼い犬だったことを表す行動。
ケージ生活をしてこなかったため、ケージは不安でしかたがなかったのでしょう。
いえ、八丁くんに限らず飼育放棄犬のほとんどがケージに慣れず、夜ケージから出してほしくて鳴きます。
でも慣れてもらいたくて心を鬼にしてケージから出さずに過ごす辛さ。
本当は出してあげたかったけれど、八丁くんがカフェにいた時に、カフェのニャンコぐらびーちゃんが慢性腎不全で入退院を繰り返していて、一時は緩和ケアを決断したほどの深刻な状況でしたので、夜のフロアはぐらびーちゃんが出来るだけ穏やかに過ごせるようにと、ぐらびーちゃんに夜のフロアで過ごしてもらって、八丁くんにはケージで過ごしてもらうことを選択。
でも…20時、22時、0時、2時、早朝…と、日によっては何度も鳴くこともあって、本当に辛かったです。


(ぐらびーちゃんは奇跡的に回復した後、また6月から入退院を繰り返し、現在は数値は少し悪いものの毎日の皮下点滴と投薬で回復して元気にしています)

八丁くんが卒業したあと、八丁の声を覚えている私の耳が、聞こえてこない鳴き声を寂しく思い、こんなに夜が静かだったのかと改めて感じてしまうほど。
「あぁ、八丁はやっと寂しさから解放されたんだなぁ」
という想いと、
あんなに辛かった夜も八丁と過ごしたほんのり温かな思い出として、今でも強く私の心に刻まれています。

穏やかな顔立ちのイケオジ八丁。

会いにきてくださるお客様もいらっしゃったし、ボランティアスタッフさんもとっても可愛がってくださいました。
ただカフェに来た時には13歳で、8月26日のお誕生日で14歳になりました。
会いには来てくださっても、お家に迎えるとなると平均寿命をもう超えている中型犬。
ご縁となるとやはりハードルは高かったです。
でもこの日のお誕生日には、八丁くんの顔をモチーフにしたホールケーキをボランティアさんに買ってもらって、ハッピーバースデーを歌ってもらってカフェの皆んなでお祝いしてもらいました。


カフェは行き場を無くした子達の最後の砦。
幸せへと導く場所です。
決して希望を捨てる場所ではありません。
私は何があっても、もし万が一お家が決まりにくくて長い滞在になったとしても、最後まで八丁くんと向き合い寄り添う覚悟は持っていました。
だけど…時折玄関先のガラス張りのところから外を眺めて物思いにふけっていたり、ケージが嫌いで夜は鳴いてしまう八丁くんを見ていると、このままここで一生を終えるのは本当に忍びない。

最後は。
最後だから。
もう一度温かで思いやり溢れる場所で。
いくらみんなに可愛がってもらえたとしても、飼主という存在には叶わないのだから。
その想いは絶えず胸の中に持っていました。
ただ…14歳という現実は、厳しくないと言えば嘘になります。
その現実との狭間で過ごす日々でした。

だけど…神様は八丁くんを見捨てなかった。
最後に優しい優しいお家を見つけてくれました。
それは私が諦めかけたチャンスを、里親様の強いお気持ちが繋いでくださったから。

最初は4月。
元々、以前にカフェボランティアを少しの期間してくださっていた方(現在はボランティアはされていらっしゃいません)がご連絡をくださって、八丁くんに会いに来てくださったのが始まりでした。
後程お聞きすると、それは神(カミ)っていました。

というのは…。
4月に里親様の携帯電話が壊れてしまって、LINEは引き継げないと言われて新しい携帯電話になった。
だけど本当に不思議なことに数件のみラインが繋がっていて、その中にカフェボランティアのグループLINEが残っていた。
それが、八丁くんんが川西に移動する1日前のことだった。
そして八丁くんが川西に来たことをボランティアグループLINEで見られて…。
気になって気になって、ご夫婦でカフェに来てくださったのが4月15日のことでした。
八丁くんに会いに来てくださったご夫婦にお会いして、最初はもしかして八丁にお家ができるかもしれないと喜んだのを思い出します。
その日お話をさせていただき、お家にその時3歳の柴犬ごんちゃん(女子)がいることをお話しくださったので、とりあえず相性を見させていただければ…と、一度会わせてみていただくことをお願いしました。

ですが、私の喜びは束の間…。
予想とは全く真逆の結果が待ち受けていました。

4月23日、ごんちゃんとご来店。

すると…。
あの、温和な八丁くんがです。
どんなワンちゃんがカフェに遊びに来てくれても、全く穏やかで、ある意味興味さえない八丁くん。
その中のワンちゃんには中型犬もいたけれど、一度だって鳴いたり吠えたりすることがなく、ベッドで休んでばかりの八丁くんがです。ごんちゃんに向かって牙を出しながら爆吠えを繰り返したのです。

本当にびっくりしてしまいました。
加えてショックと残念な気持ちも入り混じりました。
最後にはバックヤードに八丁を連れて行かないと吠え止まず…。
マッチングは見事に「失敗」でした。
何度か会ううちに打ち解けてくれるだろうか?
と期待できるレベルを越しているように感じたのは、もちろん私だけではなかったと思います。

でもこの日、里親様はもう一度時間を置いてごんちゃんを連れて来てもいいかを私に打診してくださいました。
期待は出来ないけれど、それでももしかしたら…に賭ける気持ちもあって承諾。
里親様は諦めておられませんでした。
そして約1ヵ月後の5月14日、再度ご来店。
そして結果は…。

少しの期待は打ち砕かれたように前回と変わらずで、爆吠えされているごんちゃんがもう可愛そうになってしまうくらいでした。

実は私はこの時点で、八丁とごんちゃんが一緒に暮らすのは難しいと判断していました。
だから、婉曲に「諦めていただいた方が…」とお伝えさせていただいたのです。
その時里親様は承諾はしてくださったように思えたのですが…。
実は、里親様は諦めらてはおられなかった。
「来月、ごんと遊びに来てもいいですか?」
と言ってくださったのです。
「遊びに来てくださるのは全然大丈夫」とお応えしました。

そして6月25日7月23日8月26日とごんちゃんと連れて来て会いに来てくださった里親様。




1ヵ月に1回という頻度ではありましたが、八丁の様子は…。
次第に吠える割合が少しづつ「減って来た」のです。
100%が80%、そして60%と回を重ねる度に鳴かない時間が増えていきました。
それならば、来月(9月)少し涼しくなったら一緒にお散歩に行ってみませんかとご提案。
そして9月23日、一緒にお散歩に行くためにカフェに来ていただきました。


初回、八丁が前を歩いていたらOK。後ろからだと鳴く。
その後10月9日の2回目、前回より鳴かなくなり、

10月15日の3回目、八丁がしょっぱな、ご来店と同時に玄関先でごんちゃんに吠えてしまったのでごんちゃんが委縮。
ごんちゃんが一緒に歩きたがらなくなって、違うコースを並走。

10月29日の4回目のおは3回目よりは大丈夫になって。


11月5日
気が付けば、カフェのフロアではもう八丁はごんちゃんに鳴くことは本当に稀。
お散歩も大丈夫そうになって…。

八丁はいつもの、あの、穏やかな八丁に戻っていました。

あまりに激しくごんちゃんに吠えた八丁を見て、お互いのストレスを思ってではありましたが、
時間を掛けながら見守っていくという基本を私はきっと最初の様子を見た後は、忘れていました。
もちろん里親様が望まれないなら話は違います。
ですが、今回の里親様の、14歳の八丁をお家に迎えるという里親様のお気持ちは、私よりはるかに強かった。
諦めてないでいてくださったのは、里親様の方でした。

更には…。
「八丁くんがもし8歳とか9歳とかだったら、里親様になりたいとは思わなかったと思います。
14歳だったから家族になりたかった。家族として最後まで過ごしてあげたい」
「ケージの生活から解放してあげたい」
「家族」という言葉への強い想いを語ってくださっいました。

「何をしていても八丁くんのことが、ずっとずっと頭から離れなかったです」
と、この日里親様になるご意思をくださったのです。
そしていつもご一緒に同席くださたご主人も、ずっと傍らで優しい笑みを向けてくださっていて、
「何があっても大丈夫ですから」と力強く言ってくださいました。
私はご夫婦の言葉をお聞きしながら、声を出さずにただ泣き続け、うなずくしかできませんでした。

ワクチン接種を終えるのを待っていただいての卒業の日は11月11日。
駆けつけてくださったボランティアさんの前で里親様に抱っこされた八丁くん。
最近は少しうつむきがちだったのに、里親様に抱っこされると満面の笑み。


カフェに来て一番の笑顔を見せてくれました。
八丁くんは解っていたんです。
この人が僕のことを愛してくれた人だと。
そんな笑顔にまた涙…。
その後。たくさんの拍手に見送られて、お餞別もいただいて、晴れやかな顔で八丁は「家族」の元へ帰っていきました。

里親様へ

今回私は、色んなことを学ばせていただきました。
それは里親様の諦めないお心でした。
ワンちゃん同志慣れるまでの時間はそれぞれです。
時間をかけていただいたことや、里親様の心が八丁くんに通じていたことも含めて…。
それが本当に嬉しくて卒業のあの日から1ヶ月以上も経ったけれど、今でも胸が震えます。
里親様の携帯電話にボランティアLINEが残っていたことは「奇跡」ではありましたが、家族として迎えてくださった里親様のお気持ちは「奇跡」ではなく、紛れもなく里親様の温かな「ご意思」。
本当に温かくて素敵なご縁を繋いでくださったことに、心から感謝しています。
これからの八丁くんが元気で過ごせますように。
八丁くんの時間が出来るだけ長くありますように。
いつもカフェから陰ながら祈っています。
またぜひ落ち着かれたら一緒に遊びに来ていただけましたら幸いです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

帰られてからの様子や、1か月後の様子をお写真や動画を添えて送ってくださった里親様。

その画像には、ごんちゃんと一緒に寛ぐ姿や、一緒にお出かけしたり、散歩したりする姿がたくさん映っていました。
「可愛くて可愛くてたまりません」
「八丁くんが川西に来てくれてた3/28の前日にLINEのトークが残っていた時から家族になりたいといる気持ちを諦めずに過ごしていて、やっと家族になれました。朝起きてから呼吸をしてくれてる事、仕事から帰って来て生きてくれている事が幸せです」
と優しいお言葉を添えてくださいました。
そして一番最近いただいた画像は…。
ゴンちゃん&八丁くんの2人で一緒に寝ている姿でした。

やっと打ち解けたその姿を、また泣きながら拝見させていただきました。

愛すべきハッチョさんへ

カフェに来てすぐに、フロアをくるくる回りだしたときは
もしかして認知症状か?と思ったけど
それはハッチョさんのおしっこのサイン、おしっこの前兆に過ぎなかったと知って
ほんまにごめんなさいでした。
1日何度か繰り返すくるくるの輪に入ってくるワンちゃん達を退かせながら
毎回「はよして~」って思ったけど
10回のうち、7回くらいはおしっこ不発。
でも、絶対にトイレシートまで行ってしてたのは
流石でした。

そして毎夜八丁が鳴きだすとたまらなくなって
我慢できなくなって、
何度も声を掛けたけど
ハッチョさんはお耳が遠くて私の声は届かずだったから

ずっと背中をサスサスしてあげたり
カステラをあげたり、
オヤツをあげたり。
そのせいで、一時は体重が11㎏になっちゃって…(汗)
ごめんなさいです。

それから、ほんとにオヤツ大好きだったよね。
侵入防止柵でしょっちゅう待機。
隙間から覗くハッチョさんにめちゃくちゃ弱かったなぁ笑(ついついあげちゃったし)


卒業前夜。
最後の日の夜。
一緒に寝ようと思ってフロアに出してあげたら
すぐには寝ないで嬉しそうにあちこち探索ばっか。

そして私がウトウトしていたら、
そっと側に来て寝てくれていたね。

それだけでもう、私は十分すぎるほど
幸せだったよ。
ありがとう。

ハッチョさんが過ごした過去にはもう戻れないけれど
神様はハッチョさんのことちゃんと見ててくれて
新しい素敵な家族をプレゼントしてくれたね。
だから…
優しい優しい、本当に優しいお家で
ゴンちゃんと一緒に
ゆっくりのんびりね。
心からハッチョさんの幸せな日々を
願っています。

八丁。
ほんとに元気で。
心からおめでとう

八丁くんの名前はそのまま…。
「八丁くん」です。

最後に…。
八丁くんを可愛がってくださったボランティアの皆さん。
暑い夏の毎日のお散歩を行ってくださったボランティアの皆さん。
八丁くんのお洋服をたくさん作ってくださった方々。
オヤツを買ってくださった皆さん。
八丁くんを気にかけてくださった皆さん。
ラブファイブ本部の皆さん。
本当にありがとうございました。
八丁はまだまだ幸せになります。

では。

2024年を迎えて

暖かな年明けになりました。
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

カフェは今回で9回目のお正月を迎えさせていただくことになりました。
昨年はなかなかブログを更新することができず申し訳なく思います。
年齢のせいもあり、またいろんな事情が重なり、睡眠時間を削ることが難しく気ばかりが焦っています。
それでもやはり一頭一頭を丁寧に綴りたいと思う気持ちはは変わらずにいます。
これからもゆるゆる更新をさせていただけたらと思いますので、ご理解いただけましたら幸いです。

昨年は65頭がカフェから優しいお家に迎えていただきました。
1年間としては一番譲渡数が少ない年にはなりましたが、「数」という単位だけでは語れないことが今年はたくさん。
高齢、また既往症があってもお家に迎えていただいたり、病気や手術の治療を余儀なくされたこともありました。


私一人では抱えきれないこともありましたが、ボランティアさんやお客様達に支えていただきながら過ごすことができました。
変わらずご自身の大切は時間をカフェに使ってくださり、愛情を注いてくださったボランティアさんには本当に心から感謝しています。

この世の中には知らなければ辛くなることもないことは、たくさんあるように思います。
例えば…戦争なんて遠い異国で起こっていること。
日本は平和でよかったと心を撫でおろすこともある。
当事者の方がどれほど辛いかを想像するのをやめてしまうと楽ではあります。
戦争と同じではありませんが、例えば…保護されたワンちゃんやネコちゃん達がいることは知っているけれど、やっぱり飼うなら病気はない方がいいな、性格は温和な子良いなって。
思ったことはないでしょうか?

でも想像してみて欲しいと思うのです。
自分を相手に置き換えて考えてみる。

記憶から消し去るのでは無く、目を背けずに、もし自分が相手と同じだったら…と。
そうすることで、少し世界が変わってくると思います。

殺処分の数は、10年前に比べて減っています。
でも、それでも1万頭以上が人間の手で命を落としているのもまた事実。
「年だから」
「野良だから」
「病気持ってるから」
「狂暴だから」
仕方がないよ、という理由で目をつむることができたらどんなに楽だろう。
でもそんなことで命を消し去っていいはずがないのです。

また「一頭だけ救ったところではどうにもならない」
と言われてしまうこともあります。
確かにこの日本は法律があってもなかなかすべてを網羅できていないのが現状です。
特に日々TNRをされている方にとっては、歯がゆいことや辛いことも多々あると思います。
そして、たとえ保護できたとしても、そこでハッピーエンドではありません。
それから治療を施す場合も含めて、人もお金も必要になり、本当はそこからがスタートです。
「誰か助けてあげて」
とSNSに書き込むだけでは、決して幸せには結びつきません。

だけど、何か一つ出来ることを、一人一人が考えるだけでその未来は少しづつ変えていけるはずだと思うのです。

カフェには繁殖という役目を終え保護された子達、
お家があったけれど、そのお家で最後まで過ごすことが出来なくて保護された子達、
先天疾患があって保護された子達、
経営が破綻してしまったブリーダーから保護された子達、
保健所から保護された子達、
たくさんの行き場のないワンちゃんネコちゃんが家族を待っています。

中にはひどい体調の子や、年齢が高い子も混じっています。

命のバトン
たくさんある役割の中で、私の役目は繋ぐこと。
今できないことを嘆くより、今できることを頑張っています。

私は保護された子達に心を寄せていただける方がいたとしたら、1頭でも温かなお家に迎えてあげていただけないか?
また里親様になれないご環境ならば、勇気を出して何かできることがないかお声を掛けていただけないか?
そう思い、カフェに来てくださる方やSNSを見てくださっている方にお伝えしています。

命は儚くて、だからこそ尊いもの。
少しだけ一歩を踏み出してみていただけたら…。

そう今年も願っています。
より優しい1年になりますように…。

2024.1.1
岩澤晃子

2023年卒業のワンちゃん達


































昨年虹の橋を渡ったワンちゃん達

ハッピーくん

ロアちゃん

タラサちゃん

ぽこちゃん

レオくん

夏子ちゃん

夢夏ちゃん

だいずくん

ごましおくん

ひめのちゃん

ミーちゃん

ピュアちゃん

ナツちゃん

福くん

チョコちゃん

チョコちゃん

ナナちゃん

ココちゃん

ナイトくん

クロくん

リンちゃん

アイちゃん

スタッフ犬モモちゃん

グーグラちゃんの卒業

おはようございます。
11月5日、ロングコートチワワのグーグラちゃんに素敵なご縁が繋がり卒業しました



グーグラちゃんがカフェに来てくれたのは10月17日。
同期もおらずたった一人で川西に来てくれました。

小っちゃくて可愛くて、体重はたった2.3㎏。
チロッと出た可愛い舌がチャームポイントの女の子でした。

カフェに来てくれるチワワ女子は怖がりさんが多いのですが…。
グーグラちゃんは人も、ワンコも、猫さえも大丈夫。
マイペースにシッポを振ってフロアを探索したり色んな事に興味津々。
オヤツも食べてくれて。

メンタルは決して弱くない…女の子でした。

でもご飯はすぐには食べれくれなくて、最初は残していました。
時間を置くと無くなっているのですが、ドライだけでは食べなくて結局美味しいウエットを混ぜると食べる。
そんな日が続いていました。

またお散歩のためお外に出ると最初はブルブル。
自転車や車の音にとても敏感で、何かしらの音に反応して止まってしまうのです。
でも…。
カフェの仲間のエルブちゃんやハイミーちゃん、アミコちゃん、ツヨトくんに会うと後をついて歩くようになって。
カフェに来て10日を過ぎるころには、ご機嫌でロングコースをシッポフリフリでテンポよく、最後は駆け足で。
お散歩をすっかりマスターしてくれました。

グーグラちゃんは知らないことを少しの時間で吸収できる賢さと勇気と元気を持ち合わせていたのだと思います。
お外はそんな感じでしたが、フロアでは元気いっぱい。

朝、ケージから出るとツヨトくんを相手に遊ぼ!
おもちゃも大好きで、カジカジ。
オヤツも食べたいし、構ってほしい時はお膝をカリカリ。

何でも全力。
なんかほんとに楽しそうに過ごしてくれました。

ただ営業時間が始まると…。
抱っこはあまり好きではないようで、お客様のお膝からはすぐに降りてくることも多々。
そのうち、お客様が来られるといち早く入口に走って行ってワンワン。
だんだん声も出るようになって、グーグラちゃんにとって気になる人に対してもしっかり吠えるようになっていました。

でもそれも、ワンちゃんあるある。
何が気になるのかはわからないけれど、賑やかにワンワンされておられました(笑)

そんな中、10月28日にカフェに来てくださった一組のご夫婦がいらっしゃいました。
6月にワンちゃん(チワワ)を亡くされていて、カフェをお知りになってとりあえず訪れてくださったとのことでした。
ただこの日はご来店くださるお客様が多かったことと、ご契約卒業があったため、残念ながら私はほんの少しだけお話をさせていたけただけでした。

でもボランティアスタッフさんが里親様にグーグラちゃんを紹介してくれていて、でもこの日はカフェを後にされておられました。

でも翌週の11月4日土曜日に再度ご来店くださった里親様。
この日はお席で色々お話をさせていただくことが出来ました。
本当に優しくて、ワンちゃんファースト。
亡くなられたワンちゃんをどれだけ愛され、大切に育てておられたのかをお伺いさせていただきました。
更にはワンワンと勇ましく鳴いているグーちゃんを見ても優しい笑顔を向けてくださいました。
グーグラちゃんは歯石歯肉炎重度で、お耳も外耳炎。

また来た時の検便ではらせん菌がいて、血便も出ていました。
そんな体調面をお伝えしても、頑張ってきたからと労ってくださって、全く動じられることもなく…グーちゃんのことを目で追ってくださったり、ご夫婦で抱っこしてくださったり。

お心はグーグラちゃんへと傾いておられるように感じて、私は…心が温かくて仕方がありませんでした。
お家に行かせていただけたら、どれほど嬉しいかと思いました。

そして翌日…。
もう一度ご来店くださった里親様はグーちゃんを引き取るご意思をお伝えくださり、ご契約。

そのまま卒業となりました。
笑顔の里親様を拝見していて本当に嬉しく、温かな卒業となりました。


里親様へ
この度は3度カフェに足を運んでくださって、グーグラちゃんをお家に迎えてくださることをおきめいただきありがとうございました。

色々とお話をさせていただいたおかげで、安心してお渡しすることが出来て本当に嬉しく思います。
まだまだ知らないことばかりではあると思いますが、順応力も持ち合わせていますので、きっと早くお家に馴染んでくれると思います。
グーちゃんと一緒に、また新しい歴史を刻んでいただけましたら幸いです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

里親様は帰られてから今日まで何度もお便りをくださっています。
初日は網戸越しの風が心地よいのか、あるいは音が気になるのか、窓際を気に入っている様子。

お散歩は人や自転車は苦手なものの、妃を追うごとにどんどん進んで歩き、ご主人と一緒でも楽しそうになってくれたようでした。

最後には必ず、カフェの子達や私達のことまで優しいお言葉をかけてくださるお気遣いのお便りでした。。

グーちゃんへ

身体が大きなワンちゃんにも全然負けないくらいの
強いメンタルが本当に頼もしかったよ。
小さな身体で今まで
一生懸命頑張って生きてきたんだなって思った。
でもこれからは優しい優しい家族が出来たからね。
たくさん可愛がってもらって
のんびりお昼寝とかもして
幸せになってね。

グーちゃん、卒業おめでとう

グーグラちゃんの新しい名前は…。
「さちちゃん」になりました。
里親様、可愛くてぴったりのお名前をありがとうございました。

では。