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保護犬・保護猫カフェ 川西店

保護犬・保護猫ちゃん達の新しい家族を探しています!

09月« 2023年10月 /  12345678910111213141516171819202122232425262728293031»11月

キュロコちゃんの卒業

おはようございます。
9月9日土曜日、トイプードルのキュロコちゃんに素敵なご縁が繋がり、卒業しました



キュロちゃんがカフェにやって来てくれたのは8月29日のこと。

なんとも控えめなおとなしいトイプードルちゃん。
声帯がカットされていたのですが、そもそも全く鳴かないのでその記録がなければ気づかないほどでした。

キュロちゃんは人は嫌いではありませんでした。
そっと近づいてきてくれて、最初は差し伸べた手にちょっとだけお口をつけてタッチ。

その様子はまるでモジモジしながら仲良くしたいと、精一杯頑張ってくれようとしていたのかもしれません。
抱っこもぎこちなくはありましたが、お膝は好き。

小さく丸まって、お客様のお膝を暖めてくれていました。

オヤツをもらう時も、みんなに混じって参加できるようになって。


朝の散歩前の時間はみんなに混じってバックヤードを覗いたり、ご飯もしっかり完食してくれたり。


お散歩は初日、3分くらい座り込んだ後から楽しそうに歩いてくれました。
クン活したり、カフェの仲間と会ったら一緒に歩いたり…。
10日後にはシッポフリフリで歩いてくれたキュロちゃん。
その様子をボランティアさんからお聞きして、本当に嬉しかったです。

個性豊かなワンちゃん達がいる中で、みんなに混じって戸惑いながらも、少しづつ少しづつ。

まだまだ隅っこも多かったけれど…

キュロちゃんは、日に日に元気にフロアを走り回ったり、おもちゃでも遊べるようになってくれました。

楽しいと思ってもらいたい。
快適だと思ってもらいたい。
だけど、見えない過去に阻まれることも多いです。
「散歩ができる」
「シッポを振る」
「抱っこできる」
それらは一つのバロメータだとは思います。
けれど私はいつも自然体を心がけています。
最初は戸惑っていても、時間とともに変わること。
それも楽しみのひとつ。
いえ、それは最大の楽しみです。

キュロちゃんも、カフェ滞在はたった10日だけでしたけれど伸びしろを感じながらの毎日でした。

そんな折、お1人の方がお電話をくださって9月7日にキュロちゃんに会いに来てくださいました。
亡くなられたワンちゃんに似ているから…とお伝えくださいました。

色々な譲渡に関するお話をさせていただく間、キュロちゃんはその方のお膝でまったり…と、ずっと収まっておりました(笑)

温かで優しい方。
お話をさせていただいてそう感じさせていただいて…。
それは、ずっと大切にワンちゃんと暮らしてこられたご経験からくるものだった思います。
きっと大事にしてくださるお家…そう思いました。

この日はお決めにならずにカフェを後にされたのですが。
その2日後、お嬢様とお母様を伴われて再びカフェにお越しくださいました。
やっぱり温かくて優しいお母様とお嬢様。

過去を知ることは出来ないけれど、頑張ったであろう過去に目を向けてくださり、お嬢様はキュロちゃんをそっと…ぎゅっと抱きしめてくださいました。

似ていると思われて会いに来てくださったのは、単なるきっかけに過ぎません。
出会うべくして出会ってくださったご縁に感謝しつつ、ご契約。

そして卒業となりました。

里親様へ

この度は優しいご縁を繋いでくださいまして、本当にありがとうございました。
お母様とお嬢様もご一緒にお越しくださって、キュロちゃんのことを見染ていただき心から感謝しています。
まだ本当に何も知らないところからのスタートになります。
でも知らないことをひとつづつ知って、楽しいことを経験しながら、きっと未来は希望に満ちていると信じています。
どうか再び、キュロコちゃんと一緒に笑顔溢れる時間を過ごしていただけましたら嬉しいです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
またぜひ、ご一緒にカフェにも遊びに来ていただけましたら幸いです。

里親様は帰られてから、お便りをくださっていました。
ご飯もよく食べて、便もしっかり普通便。
まだ不安で後追いしていたそうですが、息子さんとお散歩に行って上手に歩けたそうです。
その後、お散歩でオシッコもウンチもできるようになって、嬉しい時はシッポを振って喜んでくれるようにもなってくれたとのこと
「これから楽しいって思えること、いっぱいさせてあげたいです」
と優しいお言葉を綴ってくださいました。

キュロちゃんへ

カフェに来たときは、
楽しいとか嬉しいとかの感情を
出していいのかどうかもわからなくて
本当におっかなびっくりだったね。
でもね、
じっと見つめてくれたり
そっと近寄ってきてくれたり
そんな仕草がたまらなくいじらしかったよ。
だから「大丈夫だからね」って何度も声をかけたんね。
これからの日々は
幸せでいっぱいになるから。
一日も早く楽しい毎日が
キュロちゃんに訪れますように。

卒業おめでとう

キュロコちゃんの新しい名前は…。
「コロちゃん」になりました。
息子さんが名付けてくださったそうです。
息子さん、可愛いお名前をありがとうございました。

では。

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ピーチュちゃんの卒業

おはようございます。
9月2日土曜日、シーズーのピーチュちゃんに素敵なご縁が繋がり卒業しました



ピーチュちゃんがカフェに来てくれたのは7月18日のことでした。


7歳。
カフェにいる子達の中では決して若くはない年齢でしたが、カフェでのスタートからピーちゃんは本当に楽しそうに過ごしてくれました。
おもちゃも大好きで夢中で遊ぶ。
ワンちゃんが大好きでワンちゃんと遊ぶ。


ご飯もしっかり食べてくれるし、オヤツは更に大好き。
オヤツの時間は食べた過ぎて、ほかのワンちゃんを押しのけ最前線。

おとなし目のワンちゃんは弾き飛ばされたり、ピーちゃんに取られたりするので、結局は抱っこされてもらうことになってました(笑)
その様子はまるで子犬のよう。
運動量もかなりなもの。

でも本当に楽しそうに過ごしてくれていて、見ているだけで幸せな気持ちになりました。

でもたった一つお散歩を除いては…でした。
座り込みで動かない。
声を掛けると少しだけ動く。
でも、周りをじっと見て様子をうかがって。
匂いを嗅ぐけど、でも動かない…。

そんなお散歩でした。
でもお散歩4日目。
ツヨトくんと一緒に歩き始めました。
どちらかが止まると、どちらかが励ましてまた歩く。
そして、ショートコースの帰り道なら歩き始めてくれたのが8月2日。
行きは抱っこで、帰りはルンルンで歩くようになりました。

その後、市役所広場で立ち止まってずっと周りを観察するピーちゃん。
アンテナを張り巡らせて、お外の景色をいっぱい吸収して。
それは7年間知らなかった世界を、一生懸命インプットしているかのように。
まるで「へぇ~、お外ってこんなんなんんだ~」と感じていたのかなって思います。
ピーちゃんの左目はもう視力がなく、「眼球ろう」といって炎症、損傷によって委縮してしまい機能を失っていました。

なぜこうなったかは不明。
見える方の目を駆使して、しっかり色々な景色を見続けていたのかもしれません。

歯石歯肉炎は重度。

鼠径ヘルニアと齋ヘルニアあり。
でも血液検査は良好で、命に係わる疾患はありません。
いただいたひまわりのお洋服のように、いつも笑顔は満面の笑み。

周囲を明るくさせてくれる特技を持ち合わせていたピーちゃんは人が好き。
ワンちゃんも好き。
何よりも性格が明るくて、本当に楽しそうに過ごしてくれたカフェ。
すべてをご理解くださったお家に行かせてあげたい。
ただ、それだけを願いました。

8月22日。
カフェ卒業生のアメちゃん(元アヤメちゃん:トイプードル)の里親様のお店でトリミングをしてくださるというお話をいただいたので、もじゃもじゃに伸びていた被毛をカットしてもらいました。
すると、
「あれ?どちらさん?」
って思うほど可愛くメジャーチェンジ。

⬇️

まだまだ知らなかったピーちゃんの魅力を引き出していただきました。
(ありがとうございました)

里親様がカフェに来てくださったのは8月30日のこと。
カフェから2021年4月7日にカフェから卒業した、シーズーのおもちちゃん(元フィングちゃん)の里親様です。

(↑フィングちゃん(おもちちゃん)の卒業の日)
おもちちゃんは3月2日にカフェに来てくれた時の体重は8キロオーバー。
右目は視力無し、歯石歯肉炎重度、外耳炎、直径3cmの齋ヘルニア。
更には首から腰に掛けての被毛がなくて、湿疹痕多数。
乳腺腫瘍3か所(うち1つは2センチ超え)。

愛くるしいお顔とは裏腹に、たくさんの疾患を抱かえていました。
それでも…。
「この子が運命の子」
と言ってくださって、おうちの子にしてくださった日のことは今でも忘れたことはありません。

(↑現在のおもちちゃん)

飼いやすい子。
若い子。
疾患や既往症が少ない子。
といった選んでいただきやすいという現実があって…。
だけど、カフェは決して品定めの場所であってほしくない。
だからいつもこうお伝えしています。
「運命の子に出会って欲しい」
「ワンちゃんの気持ちになって考えてあげて欲しい」
「寄り添うお気持ちを忘れないであげて欲しい」
もちろん若いワンちゃんや疾患が少ないワンちゃんを選ぶことを非難しているわけでは決してありません。
ですが、ワンちゃんを産む環境の中で頑張った子達。
疾患や年齢や今現在の様子だけで外されてしまうのは、なんとも切なく思います。

だけど…。
おもちちゃんの里親様はすべてをご理解くださっていました。
これからのおもちちゃんの未来を一緒に寄り添うと決めてくれていました。
だから…引取ってくださってから治療を施してくださいました。
少し残念だったのは、乳腺腫瘍が悪性。
それでも、完全切除の場合は転移の可能性は低いと、おもちちゃんの未来を信じてくださいました。
そのご報告を泣きながらお読みしました。

今回里親様は、2頭目にとピーチュちゃんに会いに来てくださったのです。
この日はおもちちゃんと妹さんとご一緒でした。

お2人で代わる代わるピーチュちゃんと触れ合ってくださって、時折おもちちゃんと相性を見ていただきながら。

静かに温かな時間を過ごしてくださいました。
元々ピーちゃんは抱っこが大の苦手。
でもそんなこと全く気にもされず、
左のお目目が見えないことも、ピーちゃんの個性だと受け止めてくださって。
出会うべくして出会っていただけたと思って、私は本当に嬉しくて仕方がありませんでした。

その3日後、里親様はご主人とご一緒にお越しくださった里親様。

ご主人はしばらくピーちゃんの様子を優しい眼差しで見守られ、その後引き取ってくださるご意思を静かにお伝えいただきました。

そしてご契約させていただき、卒業となりました。

里親様へ
再び素敵なご縁を繋いでくださいましてありがとうございました。

明るくて本当にお利口なピーチュちゃんをお家にお迎えくださって、本当に嬉しく思います。
ご主人は大のシーズー好きでいらっしゃるとお伺いしています。
それはきっとおもちちゃんと一緒に暮らしてくださったお陰なのかな、って思っています。
ピーちゃんはとっても明るいアクティブガール。
お子様達やおもちちゃんと一緒に、新しい犬生を楽しく過ごしてもらえたらと心から願っています。
またぜひ遊びに来ていただけたら嬉しいです。

おもちちゃん、どうぞよろしくね。

ピーちゃんへ

人見知り無し。
場所見知り無し。
ワンコ見知り無し。
川西に来てくれた日から
私はピーちゃんのことが大好きになったよ。
きっと色々頑張って来たんだんだろうけど
微塵もそんなこと感じなかった。
なんだっておやつ大好き。
ごはんも一度たりとも残したことなかったよね。
おもちゃで夢中に遊んだり、
ワンちゃん達と遊ぼしたり
7歳だったけど、まだまだ子供みたいに
楽しそうに過ごしてくれたことが
何より嬉しかった。
そんなピーちゃんに
最高のお家ができたね。
きっと神様がご褒美をくれたんだと思う。
先輩のおもちちゃんと一緒に、
最高に楽しい毎日を過ごして欲しいです。

卒業おめでとう
幸せにね。

ピーチュちゃんの新しい名前は…。
「おこめちゃん」
になりました。
おもちちゃんおこめちゃん
美味しそうで、可愛いお名前をありがとうございました。

では。

ハルキちゃんの卒業

おはようございます。
8月26日土曜日、ミニチュアダックスフンドのハルキちゃんに素敵なご縁が繋がり、卒業しました



ハルキちゃんは8月22日にカフェに来てくれた小さめダックスフンドの女の子。
自由でおおらかな性格の持ち主でした。

「おおらか」というのは…。
初日から場所見知りも人見知りもなく、のびのび感満載。
おもちゃのピープー音が鳴ると急いで確かめに行っていました。

要するになんだか楽しそう。
オヤツもごはんもしっかり食べてくれました。

同期のアミコちゃんとは気が付くと一緒にいることも多かったのですが、抱っこが少し苦手なアミコちゃんに比べてハルキちゃんは抱っこ大丈夫。

だからカフェ滞在4日でしたけれど、あちこちで抱っこしてもらいました。

お散歩は、匂いクンクンからのスタート。
3日目にはツヨトくんと一緒だと歩いてくれたとボランティアさんの情報ノートに書いてもらっていて…。
なんだかんだと伸びしろたっぷりさん。

とにかくお目目がくりくりの美人さんでしたので、お家が決まるのはそう遠くない予感でした。

カフェデビュー3日目。
一組のお客様がハルキちゃんに会いに来てくださいました。
お母様とお嬢様。
お席にお伺いしてお話をお伺いさせていただいたところ、お家にはダックスの先輩がいらっしゃるとのこと。
そのダックス先輩は、天神橋店から2021年2月にお家にお迎えしたガウダちゃん(現シエルちゃん)とお伝えくださいました。

(左がシエルちゃん)
もともともう1頭いらっしゃったそうですが、現在はシエルちゃんだけ。
だからシエルちゃんの相棒にと、ハルキちゃんに会いに来てくださったそうです。

案の定、ハルキさんはお嬢様と里親様のお膝の上でまったりしたり、里親様と一緒に楽しそうに過ごしていました。

でもお家にはシエルちゃんがいて、少し相性は気になるところです。
もしお差し支えなければ、シエルちゃんとの相性を見てみられませんか?とお話させていただきました。
そうしたところ、翌日土曜日にご主人とシエルちゃんを伴われて再度カフェにお越しくださいました。

その時に、猫部屋の横のお席にご案内したところ…。
最初はハルキちゃん、シエルちゃんに興味津々。

しばらくすると、シエルちゃんはハルキちゃんとの相性というよりは、隣の部屋の猫ちゃんがとっても気になる様子でずっと猫部屋にご執心でいらっしゃいましたけど…(笑)


既往症は歯石重度。
お耳は耳ダニがいたようですが、本部の獣医師さんに投薬してもらっていてダニは退散していました。
(汚れはまだ多くついていましたけれど…)

鼠径ヘルニアもまだ大きくなくて、気になるようなら避妊時に閉じてもらうことをお伝えしました。

譲渡に関する必要事項などはシエルちゃんでご経験されているのでご理解も深く、また新しく保護犬をお迎えした先住犬との過ごし方もご経験済。
私も今まで先住犬がいるお家に新しいワンちゃんをカフェからお迎えくださった里親様から、色んなケーズをお聞きしていましたので、お伝えさせていただきました。

「大丈夫です」
としっかりお応えくださった里親様。
それは本当に頼もしい限りでした。
ワンちゃんへの愛情がいっぱい溢れていらっしゃるお家。
加えてご経験がどれだけ嬉しかったことか。
ハルキちゃんはまだカフェに来て数日しか経っていませんので、私にもまだわからないことがたくさんあるのですが、安心してお任せすることが出来ました。

(ご契約中、抱っこのシエルちゃん)
この日ご契約をしていただき、その後卒業となりました。

里親様へ
この度は素敵なご縁を繋いでくださいまして、本当にありがとうございました。

最初にお越しくださった翌日すぐに、シエルちゃんを連れて来てくださった時、本当に嬉しく思いました。
初対面ではありましたけれど、里親様に感じさせていただいた温かさと信頼。
このお家なら絶対大丈夫…だと直感していました(おこがましくてすみません)。
だからすぐに行動してくださって、お家にお迎えいただけたことに心から感謝しています。
お家経験ゼロのハルキちゃんです。
先輩に色々と教えてもらいながら、先輩と一緒に色々な毎日を繰り広げていく未来を温かく見守っていただけましたら幸いです。
またぜひ、時折様子を教えていただけましたら嬉しいです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

里親様は卒業の翌日、お便りをくださいました。
女子同士ではあるけれど、先輩はやっぱり先輩。
カフェのようにはいかなかったようですが負けずに立ち向かったハルキちゃん。
初日は離れて過ごしていたようです。

でも里親様はしっかり見守ってくださっていました。
ご飯なんとか完食。
デザートは初めて食べる梨。
おっかなびっくりだったそうですが、美味しかったようでペロッと平らげたそうですよ。

ハルキちゃんへ

カフェ滞在はたった4日間だったけれど、
ほんとに楽しそうに過ごしてくれたし
しっかりご飯も食べて、遊んでくれた。
なにせ本当にお目目くりくりんの美人さん。
ハルキちゃんを見ているだけで幸せな気持ちにさせてくれた。
だからほんとに楽しかったよ。
ただ、おネンネのケージのペットシーツは
初日からボロボロにしてくれたけど…ね(笑)

これからは先輩シエルちゃんと一緒。
最初は色々あるかもだけど
色々教えてもらいながら
幸せな毎日を祈っています。

卒業おめでとう

ハルキちゃんの新しい名前は…。
「あんずちゃん」
になりました。
ご主人が名付けてくださったそうですよ。
里親様、可愛いお名前をありがとうございました。

更新が遅れ遅れで申し訳ありません。
頑張って少しづつ更新させていただきますので、ご理解いいただけましたら幸いです。
では。

スミネちゃんの卒業

おはようございます。
8月20日の日曜日にカニヘンダックスフンドのスミネちゃんに素敵なご縁が繋がり、卒業しました
(更新遅くなり申し訳ありません)



スミネちゃんがカフェに来てくれたのは、8月1日のことです。
ちょっとお久しぶりのダックスちゃん。
しかも小っちゃくて美人さん。

更には、鳴かないしおっとりさん。
フロアをとことことゆっくり歩いたと思うと、すぐにゴロンしちゃいました。


朝もケージの中からおはよう代わりのゴロンでご挨拶。

いつぞやはケージの中でうんちをしていたのに、おはようって挨拶に行くと…。
うんちの上でゴロンして背中にうんちが付いちゃって大慌てでした(笑)

マイペースなスミネちゃん。
人見知りもワンちゃん見知りもありません。
人は大好きで、フロアに立っていたらすぐにお膝カリカリ。
構ってほしいことをアピールしてくれます。

降ろすとまたカリカリしておりました。

またワンちゃんとも一緒にベッドに入って過ごすこともでき、穏やかさん。

ご飯もおやつも食べてくれて、いわば優等生タイプでした。

お客様の抱っこも大好きで…。

ただ気分によってはすぐ降りちゃうこともありましたけど…

歯石歯肉炎重度。
歯のほとんどをビッチリ歯石が覆いつくしていました。

7歳の歯にしては酷い状態ですが、でも保護犬達の多くはスミネちゃんのように歯が劣悪の子達も多いです。
こんなに綺麗な外見なのに…。
カフェを始めて8年が過ぎた今も、やっぱり慣れることはありません。
更には足は両パテラGⅢでした。
でも、他にも疾患が多い子達に比べると、命に係わるという疾患はありませんでした。
素敵なお家が出来て、早く歯科処置をしてもらえたら。
そんな毎日を過ごしていました。

そんな中、とても遠方からお電話をくださったのが、里親様でした。
以前も一度カフェを訪れてくださったことがあった里親様。
記憶をたどって思い出して、そしてお話をさせていただいたところ、お家には10歳のダックスの女の子がいらっしゃるとのことでした。
名前はソルちゃん。
ソルちゃんも保護犬だったそうで、スミネちゃんと同じく性格はおっとりさんとのこと。
大丈夫とは思うけれど、もし可能であれば相性を見させてければ…とお伝えしていました。
そしてこの日(8月16日)に、お2人の息子さんと一緒にソルちゃんも来てくれました。


この日先日blogでもお伝えした、ブリトくんのご契約と卒業の日。
少しお時間を遅めにずらしていただき、お越しいただきましたが…。
ブリトくんの卒業をお見送りくださるお客様やボランティアさんでごった返す、この日のカフェ。
お席にお伺いしてお話をゆっくりさせていただいたのは、お越しくださってすでに2時間近く経過していたと思います。

対面したソルちゃんは、実はこの日が11歳のお誕生日
急遽エプロンと帽子を付けてもらって、バースディソングでお祝いしました

この時、あまりにじっとしてなされるがままのソルちゃんに、いろんなものを被ってもらいましたが、全く動じず動かず
可愛いお写真をいくつか撮らせていただきました。

(ソルちゃん、色々ごめんね でもありがとうございました)

その後、譲渡に関する詳しいお話をさせていただきました。
一つ一つ真剣に耳を傾けてくださった里親様でしたが…。
本当に申し訳ないことにお時間も押してしまった上に、譲渡に関する確認事項もありましたので、この日は帰途につかれた里親様ご一家。
でもとてもスミネちゃんを気に入ってくださっていましたし、ソルちゃんとの仲も問題無く思いました。

そしてもし、次回カフェに来ていただけるとしたら、4日後の日曜日とのことでした。

お待たせしてしまったのに笑顔を向けてくださった里親様。
加えて、譲渡に関する必要な事項も快く受け入れてくださって。
息子さんお2人と里親様、そしてソルちゃんは、本当に優しさに溢れていらっしゃいました。

もし日曜日にお越しくださるのであれば、それまでスミネちゃんが在籍していてくれることを心で願いながら…。
お見送りをさせていただいたのでした。

そしてその日はやって来ました。
そう、スミネちゃんはご家族を待っていてくれました。
事前にお電話をくださって、二次的飼育になってくださる方とご一緒にお迎えに来てくださった里親様。

ご契約後はお客様たちの温かい祝福の拍手に見送られて、スミネちゃんは無事卒業していきました。


里親様へ

この度は素敵なご縁を繋いでくださいましてありがとうございました。
遠方から2度もカフェに来てくださって、スミネちゃんを望んでくださったことを心から感謝しています。
スミネちゃんは今まで知らなかったことがたくさんですし、本当に甘えん坊な女の子です。
お家に行ってからのソルちゃんの相性は気になるところですが、ソルちゃんは優しくておっとりさんだから仲良しになってくれたら嬉しいです。
ソルちゃん、スミネちゃんをよろしくね。
そしてまた、楽しいお写真などをお送りいただけましたら幸いです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

里親様は帰られた翌日、お便りをくださいました。
初めてソルちゃんと一緒にお庭に出たお写真を添えてくださっていました。

初めての場所なので心配だったご飯は「完食」。
ケージでスヤスヤ眠りについていたものの、朝方「出して~」のワンワン。
それからは、ソルちゃんと一緒に川の字で寝たそうですよ。
「幸せと感じてもらえる犬生になるよう過ごしてもらえたら…」
と綴ってくださいました。

スミちゃんへ

人見知りがなくて
ほんとに甘えん坊さん。
何度もお膝カリカリしてくれたので
その度に抱っこしてしまったから
もしかして赤ちゃんみたく抱き癖つけちゃったかも…。
って思うよ(笑)

新しいお家はどうですか?
カフェでの20日間は暑かったし、慣れてなかったりで
お散歩なかなか歩けなかったけれど
お散歩は頑張ってますか?
でも一番はスミちゃんが楽しくてご機嫌だったら
それだけで嬉しいからね。
ご家族皆さんに可愛がってもらって
楽しい時間を過ごして
いっぱい食べて
幸せに暮らしてください。

卒業おめでとう

スミネちゃんの名前は…。
「タルちゃん」になりました。
ソルちゃんはラテン語で「太陽」なので、タルちゃんは韓国語で「月」。
里親様、素敵なお名前をありがとうございました。

では。

ブリトくんの卒業

大変遅くなりました。
(毎回で申し訳ありません)
8月16日水曜日、ミニチュアピンシャーのブリトくんにとてもとても素敵なご縁が繋がり、卒業しました


少し長くなりますが、お付き合いください。


オレ、ブリト。
みんなからブリとか、ブリブリとか、ブリちゃ~んとか、ブリトく~んとか、ブリたんって呼ばれてる。


とにかくオレはここに結構ずーっと前から居て、なんたって最古参。筆頭ってやつや。
八丁だってかなり後輩になるからね。
オレが抱っこされてる時に寄ってきたら、八丁だって容赦無しで噛んでやるのさ。

普段のオレはチャロ兄と一緒に警備するのが仕事。
カフェはいろんな人が来るから
入口でカフェに入ってきた奴に、
誰やお前?って言うてとりあえずワンワン言うことにしてる。

カフェに近づく怪しい奴は入口の段階でオレがワンワン言うて蹴散らしたったこともあるしな。
みんな他の奴らは腑抜けばかりで、撫で撫でされて喜んでる。
チャロ兄もやるときはやる男やけど普段は寝てることも多いから、オレが1人でもしっかりカフェの治安を守らんとあかんってずっと思ってた。

だからな、ここに来た人が抱っこさせてって言われても、絶対NGや。
そんなん、オレ的には他の奴らみたいに腑抜けやないところ見せんとあかん。
仕事熱心で、意外とやるやろ?オレって。

でもな、ワンワン言うたら緑のエプロンつけてるスタッフが優しく抱っこしてくれるねん。
時にはスリングっていうすっぽり入る布の袋に入れてもらったこともあるし、
ほとんど抱っこしてもらって過ごした日もある。


いや、オレは可愛いからな。
きっと皆んなオレのこと好きやから抱っこしてくれてたんとちゃうやろか。
しかも実はここだけの話、抱っこが大好きやし、まぁそれはそれで居心地は良かったし。
嫌じゃ無かった。
そのままうたた寝も出来るしな。


ただ時々、オレのこと抱っこしながらチュッチュしてくる奴がおったわ。

最初はビックリしたけど、オレのこと好きなんやなぁって思って我慢したったけど。

あ、もう一人。
今はもう転勤とかいうのでカフェには来てないけど
オレのこと弟て呼んどったヤツもおってな。

色もオレとよう似た茶色い色しとったから、ほんまにオレの兄貴やったんやろか。
それだけは今も疑問として残ってるねん。

それから、さっきも言うたけどオレって可愛いやろ。
だから色々被りもん被らされるんやけど、コレが結構大好評。
オレ自身はジャニーズ系やと自負してるからなんでも似合うに決まってるんやけど、皆んなキャーキャー言うて写真撮っとったで。




いつぞやはララッタさんの抜け毛でカツラみたいに頭に乗せられていっぱい写真とられたこともあってな。

それも大人気。
お世話係(緑のエプロン隊)のグループLINEとかに載せられて喜んでもろたらしい。

でもな…。
オレには全然お声がかからんのに、色んなヤツが拍手されてずっとのお家がどんどん決まってここからいなくなってしまうねん。
あ、一回だけオレを気に入ってくれた人がいたんやけどな。
でもそれっきりで、いくら待っても二度と来てくれることはなかったんよな。
本気や無かったってことなんやろな、それは。

オレはこんなに可愛いし、仕事熱心やのにやで。
でも皆んなオレより若い奴やからなぁ。
オレみたいに年輪刻んでるほうが、魅力的な大人なはずやのに…なぁ。
皆んな見る目が無いわ。

だけどここはオレにとっては居心地は悪く無いからな。
オレの事大好きやで言うてくれる人や、可愛い言うて時折こっそり裏でオヤツくれる人もおったし。
体調悪くなったら慌てて病院に連れて行ってもくれる。
いつも笑いが溢れてる優しい場所やから。
だからええねん。
オレはここでずっといても。
今更そんじょそこらの人がオレの事好きやって言われても、優しい毎日が保証されるかわからんし。
ずっとここでおらせてくれるんやったらここがええ。
誰も迎えに来てくれんでもええ。

そう思っとった…。

でもな。
オレの事が大好きやって言うてくれる人が現れたんや。
いや、最初はわからんかったからいつもの様にワンワン言うて蹴散らしたったんやで。
せやのに、一週間と空けずにオレに会いに来てくれたんや。

オレだけを見て、オレだけが好き。
そう言うてくれてしょっちゅう会いに来てくれた。

オレはそれでも最初は信じられへんかったんやけど、
犬が飼えへん家を、飼えるお家に引っ越してまでオレをお家に連れて帰りたいて言うてくれた。
この前ちょっと小耳に挟んだんやけど、最初に会った時からオレのこと好きやったって言うとった。
聞こえんふりしてたけど…。
噂に聞く、一目惚れってやつなんやろな。

オレ、一応はポーカーフェイスを気取ってたけど
…ほんまはめちゃ嬉しかった。

今まで会った人やカフェに来てくれた人とは違う、オレに心底惚れてくれた初めての人…。
オレはこの人に会うために、ここに来たんやろか。
そんな気がした。
この人やったら一緒に暮らしてもええ。
いや、オレはきっとこの人のことを大好きになる。

だから…。
オレ、行くわ。
この人のところに。

そんで、そこで「幸せ」ってやつ感じてみるわ。

いままで世話になってありがとな。
まぁたまには遊びに来たるから、その時はよろしくな。


……もしブリちゃんが話せたらこんな感じなんだろうかなぁ…って。
ブリちゃんとの日々に想いを馳せながら、他の書籍も参考にさせていただきながら、私なりに綴ってみました。

去年の8月16日に川西にやって来て、今年の8月16日に卒業したブリトくん。

カフェ滞在はちょうど1年。
暑い夏にやってきて、秋冬春を過ごし、また巡ってきた暑い夏。
お家が決まるのかと不安な時もあったけれど、こんな素敵なドラマティックなシナリオが待っていました。

可愛い瞳でじっと見つめてくれるちっちゃいブリト。

なんて可愛いんだろうと思った初対面でした。
9歳だったけれど、こんなに可愛いんだからきっとすぐにお家が決まる…って最初は思ってました。
でも、なんのなんの。
翌日からお客様が来られるたびにワンコラワンコラと飛びながら激し目に吠えました。
そしてお席に着かれると、どんなお客様にも激しく吠えたてる。

人に対しての警戒心かあったと思いますが、なぜだかいつだってちょっとへっぴり腰。
1mくらい離れたところからの威嚇。
そこからじりじり後退しながら…ずっと吠えていました。

カフェに来たほんの最初の頃だけお客様になんとか抱っこしてもらっていたものの、すぐに全アウト。
でも不思議なことに、緑のエプロンを付けたボランティアスタッフさんに対しては抱っこOKでした。


しかし吠えるときは、話し声をかき消すほどの大音量ワンワン。
ボランティアスタッフが抱っこすると鳴かない。
だから必然的に抱っこが増えて、土日のお客様が多い時にはほとんどボランティアスタッフさんの抱っこリレーで過ごすことも多々でした。
そうすると吠えないどころか、なんか安心してそのままうとうと寝たりもする。

要するに、ブリトはちゃんと人を見分けていました。
だから、こんなに吠えるのに、私を含めボランティアスタッフさんはみんなブリちゃんが大好きでした。
最近ではやっと、よく来てくださるお客様を見分けることが出来るようになって、抱っこもさせてくれるようになっていました。

ただ…抱っこされている時にお客様が手を出すとガウってしたり、ほかのワンちゃんが近づいたらガウしていましたけど。

保護されたときに本部で去勢と歯科処置はしてもらっていました。
なので残っている歯もわずか数本でした。

カフェに来たときは2.9㎏で痩せていて、もうちょっと体重を増やしてあげようと少しご飯を多めにあげていました。
でも…ブリちゃんはお腹がしょっちゅう緩くなりました。
9月後半には血便の下痢を多量に出して、びっくりして病院へ。

でも抗生剤を飲むとすぐに改善してくれて、ホッ。
それからも時折お腹が緩くなっていました。
でもお薬を飲むとすぐに改善。
ご飯は消化器サポート低脂肪を朝と夜に。
夜は美味しい鶏ささみをトッピング。
とにかくご飯はあっという間に平らげましたし、どんなおやつも大好きで食欲旺盛。
少しづつ体重も増えていったけれど、食べ過ぎるとお腹が緩くなるのでそこは控えめにあげていました。

10月中頃、肛門腺から膿が出て破裂していて…。

絞ってもなかなか出にくいタイプだったようで、抗生剤を服用。
今年の5月には背中に腫瘤ができて、慌てて診てもらったところただの粉瘤でホッ。
7月には右前足をビッコ。
もしかして頸椎に何かあるのかとびっくりして病院へ行ったけれど、大丈夫でした。

おそらく飛んだり跳ねたりして捻挫したようで、痛み止めを数日飲んで完治。

お散歩もしっかり歩いて、
概ね健康に過ごしてくれました。

10月11日に迎えた10歳のお誕生には、ボランティアさんにホールケーキを買ってもらってみんなでお祝い。

ちょっとだけかぶりつきで食べさせてもらったケーキ。
おそらく生まれて初めて食べたと思います。
美味しそうに食べてくれました。

ハロウィン、クリスマス、お正月はみんなと一緒に衣装に着替えてもらったり…。

いや、それだけじゃなくブリちゃんはいろんな人にお洋服を作ってもらって着せてもらいました。
おそらくカフェが始まって以来の衣装持ち。



(全て里親様にお渡ししました)

猫部屋前の侵入防止柵をちょっとでも開けようとすると、どこにいても猛ダッシュで私より先にスルリと入ってしまったり。
お客様が来られるととにかくジャンプするので真っ先に抱き上げないといけなかったり。
とにかく日中ほぼ抱っこ。
手がかからないと言えば嘘になります。
でも…。
ブリちゃんは本当に可愛い目をしていました。

その目にじっと見つめてもらうだけで幸せな気持ちにさせてくれました。
何も怒れなくなりました。
だから、私は何度も何度もシャッターを切った…。
一年間で撮り溜めたブリトの写真は、ほぼ1000枚に達していました。
でもそれは、私だけではなかったと思います。
なんだかんだと、みんなブリちゃんが大好き。
ブリちゃんと過ごす毎日は、可愛くて、面白くて、楽しい毎日。
カフェの一年間は、みんなに愛された一年間だったなぁって。
…しみじみそう思います。

そして…。
そんなブリトくんに運命の人が現れました。
最初にカフェに来てくださったのは5月の終わりころでした。
その日はご主人とお2人でのご来店で、お2人はワンちゃんが飼えないお家に住んでおられました。

その後、6月14日に奥様だけでご来店。
奥様(里親様)は、現在カフェボランティアをしてくださっているFさんの義理の妹さんでいらっしゃいました。
気が付くとブリちゃんを抱っこしてくださっていたので、お写真を撮らせていただきましたが、まだブリちゃんはぎこちなくて。
なんとか抱っこしてもらっても、降ろすとワンワン…笑。

ですが…里親様はその後もブリちゃんに会いに来続けてくださったのです。

6/28、7/6、7/13、7/19、7/26、7/30、8/3、8/10。
覚えているだけでもこんなに頻繁に、ただブリトくんに会いたくて通ってくださいました。
後程お聞きしたところ、
「最初に会った時から大好きだった」
そうです。

7月13日にお越しくださった時に、実は引っ越しをお考えだとお伝えくださった里親様。
「ブリトくんが好き」➡「ブリトくんと暮らしたい」➡「ブリトくんを迎える」
信じられないくらいの速さで、ご自身の生活を変えてまで、ブリトを望んでくださったのです。
もちろん、ご主人の同意もとってくださいました。
私は、里親様のお家がワンちゃんを飼えないお家だと知っていました。
だから本当に本当に本当に驚きました。
それは腰を抜かさんばかりの驚きでした。
でもそれと同時に、本当に本当に本当に嬉しかった。
これほどまでににブリちゃんのことを想ってくださっているそのお気持ちが嬉しかったことに加えて、本当に優しくて素敵な方だったからです。
今でもその時の気持ちは言葉では言い表せないほどです。

10月に11歳の誕生日を迎えるまでにはお迎えに来ていただけたら…。
などと考えていた私でしたが、里親様は8月中にはお迎えに来たいとまで言ってくださって。
そして引っ越しを8月14日に済まされ、お迎えに来てくださったのが8月16日。
奇しくもブリちゃんがカフェにやってきたのと同じ日が、卒業の日となりました。

今思えば、ちょうど1年というブリちゃんの時間は、主人公ブリトが演じたドラマの時間だったように思えます。
そのドラマはハッピーエンドの結末で、一年間ハラハラドキドキしながらドラマを観ていた私達を魅了した時間でもありました。

それは卒業の日に集まってくださったたくさんのボランティアさんやお客様が証明してくれていました。
たくさんの方にお餞別をもらい、シャンシャン隊(鈴の鳴り物)を含めたたくさんの方の笑顔に見送ってもらって。

それはそれは賑やかに卒業していきました。

「長くお家が決まらなかったワンちゃんには最高のお家が決まる」
川西のジンクスは…やはり健在でした。

里親様へ

この度は優しいご縁を繋いでくださいまして本当にありがとうございました。。
ブリちゃんに向けてくださった温かな愛情を想うと、今でも心が震えます。
出会っていただいて以来、ブリトくん一筋に心を寄せていただけたことを心から感謝しています。
ブリトくんの10年間は、里親様に出会っていただくために存在していた。
そう思い、ブリトくんが頑張ってきた月日が報われるような気持ちです。
これからが本当の意味でブリトくんの犬生。
穏やかで、温かで、愛情に溢れる時間が里親様ご夫婦に流れることを心から願っています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

里親様はお家に迎えていただいてからお便りを何度か送ってくださいました。
とにかく抱っこ三昧の日々。
心配していたお家での様子は全く問題なく、里親様のお父様や、カフェボランティアのFさんご夫婦にも抱っこしてもらって、信じがたいことですが、お家に行ってから一度もワンワンという声を聴いていないそうです。
更には、お家にいって2日目には手足を伸ばしてベッドに寝たり、明け方には里親様のベッドで一緒に眠っているそうですよ。

穏やかに過ごしてくれている様子に、本当に安堵させていただきました。

ブリたんへ
カフェでは日中ずっと休まず動き回ってたし、
お客様にはもれなく激し目ワンワン。
ジャンプすると時折後ろ脚がビッコになるから

抱っこ抱っこの日々。
でもなんでやろね。
一度も嫌だとか思ったことがなかったんよ。

他のワンちゃんにカメラを向けたりなでなでしてたら
絶対に割り込んできたり、
抱っこしたら腕の中に顔をうずめてくれたり、

足踏みからからぴょんぴょんして抱っこをおねだりしたり。
寝起きはなぜかボケボケでお耳がシナシナに下がっているところ。

本当は気が弱いところや怖がりさんなところ。
人見知りなところ。
みんな可愛かったけど、
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一番は、可愛いお目目でじっと見つめてくれるキラッキラビームに
ずっとずっと魅せられていたんだと思う。

もっと早くお家を見つけてあげたらよかったなって思う。
でもね、
ブリちゃんとの日々は全部すごく楽しかったな。
一年もいた気がしないくらいにね。
ブリちゃんがいてくれてほんとに楽しい1年だった。
カフェのみんなも一緒だったと思う。
みんなに愛された理由はただ一つ。
ブリちゃんが本当に可愛いワンちゃんだったからだよ。

そんなカフェでは賑やかだったブリちゃんが、
お家では全く鳴声を出さないなんて。
最初はにわかには信じがたかったけど、

「抱っこできなくても、ワンワン鳴いても
ただ側にいてくれるだけで幸せ」

って言ってくださっていた。
ブリちゃんをこんなに大好きと言ってくださった。
表面ではわからない、本当のブリちゃんを愛してくださった。
それはどんな人も敵わないって思う。
ワンワンいう必要などない温かさと優しさに満ちている
ブリちゃんがずっと待ち望んでいたお家だってことが
ブリちゃんにはわかっているからなんだって思った。

だから、本当に嬉しいよ。
ずっとブリちゃんを守り続けてくれるからね。
良かったね。
食べすぎと飛びすぎに注意して
お散歩も楽しく行って

やっと巡り合えた素敵な時間を
ゆっくりと過ごして欲しいって思います。

1年間お疲れ様。
そして心からありがとう。
幸せな日々を祈っています。

ブリたん、卒業おめでとう

ブリトくんンの名前は…。
ずっと呼んでもらっていたからと、そのまま…。
「ブリトくん」です。
里親様、本当にありがとうございました。

そして…。
1年間ブリトくんをお世話してくださったボランティアスタッフさん。
卒業を見送りにきてくださったお客様、ボランティアスタッフさん。
来られるたびに可愛がってくださったお客様。
ありがとうございました。

では。